我が家は今朝の気温が0度。寒い真冬のメルボルンです。
新型コロナ感染者ゼロが続いて規制緩和が進むかに見えたメルボルンですが、1週間で一気に200人以上も感染者が出て、閉じこもり生活に逆戻りです。
別に閉じこもる必要はないんですけどね、小売店も飲食店も営業しているし、冬休みが始まって博物館や美術館や図書館など各種施設も再開されましたし、電車もバスも通常通り動いているし。
でも、人が集まる場所に積極的に出かけたくはないというか。
そんなわけで、私は相変わらず家事とレシピ作りと編み物の日々です。
ところで、私のレシピは自分のウェブサイトに載せるだけではなく、英語版 Cookpad でもシェアしているので、世界中の人達から質問や意見をいただきます。
先日、ある男性からメッセージが届きました。英語版 Cookpad でシェアしていた「焼き鳥丼」にふりかけていた「七味」についてです。
その方、メルボルン南東部に住んでいるオーストラリア人で、写真から想像すると60歳は軽く超えている様子でした。
「七味」はどこで手に入るのかという質問でした。
中国系あるいは韓国系の食品店なら「七味」は売っているはずなんですけど、近くにそうした食品店がないとのことで、何度かメッセージをやり取りしている間に、その男性はインターネットで「七味」について調べたようです。
そして、材料にみかんの皮が含まれていることを知ってアイデアがひらめきました。
オレンジジュースはどうだろうか?
甘辛の焼き鳥を乗せたご飯に、唐辛子の粉とオレンジジュースをふりかける?
私は直ちに返信しました。
Forget Orange Juice!(オレンジジュースはやめて!)
唐辛子の粉と胡麻をかければそれでヨロシイとアドバイスしたのですが、その男性のように「七味」が手に入らないという方のために「手作りの七味」というのを紹介することにしました。
そのために、私は長い人生で初めて七味を作ってみたのです。
使った材料は、いつもパントリーに常備している唐辛子のフレーク、生姜の薄切り、みかんの皮、それに例の貴重な柚子の皮の残り、そして炒り胡麻(白黒)です。七味ですが、7種類使う必要はありません。
生姜とみかんの皮と柚子の皮は、数日かけてカラッカラに乾燥させておきました。
柚子の皮なんて普通は手に入りませんから、オレンジやレモンやライムの皮を使えば良いでしょう。しっかり乾燥させることが肝心です。
これをグラインダーで粉砕し、最後に胡麻を加えてからガッと0.1秒ほど回して完成しました。すり鉢でもできると思います。
柑橘系の素晴らしい香りがします。胡麻を加えた後は回す必要はないかもしれませんが、0.1秒で風味は増しました。
「七味」は我が家の必需スパイス。
よく胡麻を追加して使っているのですけど、手作りすると胡麻を多めに柑橘の香りを強めにと、自分の好きなように作れるので、お店で簡単に買える方も手作りしてみてはいかがでしょうか?
新鮮なうちに使い切れるように、少量作った方が良いですよ。
レシピはこちらです。
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