米国民主党の全国党大会が終わりました。感動的な場面がたくさんありました。心が高揚するような演説もたくさん聴きました。11月の大統領選挙では、危険でヤバ過ぎるドナルド・トランプが選出されないことを祈りますよ。
普通の思考力と判断力を持つ人ならトランプに投票するはずがないと思うんですけどね。オプラ・ウィンフリーが演説で「馬鹿げた話(ナンセンス)よりも常識(コモンセンス)を選びましょう」と言いましたが、トランプのウソやデタラメを信じ込んでいる支持者は今も多いようですね。
トランプの元スタッフだった女性によると、トランプは「何を言うかは重要ではない。何度も言っていれば(ウソでもホラでも)人々は信じるようになる」と言っていたそうですが、2016年の選挙ではまさにそういう事になったわけですよ。
トランプ支持者の中には過激派や人種差別者や国粋主義者もいますけど、支持者の多くは普通の人達です。トランプ本人が「教育水準の低い人々が好きだ」と言っているのを聞いたことがありますが、教育水準の低そうな、文化的多様性に乏しい田舎に住む、保守的なキリスト教徒の白人が多いですよ。
現状に不満を抱いていたそういう人達の怒りと不安を煽ったのがトランプです。移民のせいで職が失われ、犯罪が増え、このままでは米国は滅びると、救えるのは私しかいないと、カルトの教祖のように人々に信じ込ませたわけです。
人々はトランプのスピーチやツイッターの投稿に熱狂しましたよねえ。ウソとデタラメばかりなのに。
FOXニュースや陰謀論者のメディアが発信する記事や動画を見て、民主党政権への憎悪を膨らませていましたけど、どうしてあんな馬鹿げた話を信じるのか傍から見ると不思議でしたよ。
2期目を目指した選挙で負けた後、議事堂襲撃事件に至るまでの数週間は、まさにカルトの教祖が信者達を扇動するような異常な様子でした。「選挙は盗まれた」という根拠のない主張を支持者達は本気で信じている様子でしたしね。
今回の選挙では、カルト教祖としてのパワーが8年前とは比較にならないほど衰えているように見えますし、健全な判断力のある共和党員はトランプの真実に気づいていますけど、今でもトランプを崇拝する信者達が大勢いるわけでね。
共和党がトランプカルトから復活して、真っ当な政党に戻ることが出来るでしょうか。別の政党として出発した方が良いかもしれませんよ。
私は対岸の火事を心配するような気持ちです。ハリス副大統領とウォルズ知事の民主党候補が勝って、自由と民主主義を守ってもらいたいと思います。
ところで…
民主党副大統領候補のウォルズ知事の名前「Walz」ですけどね、私はずっとウォルツだと思っていたんですよ。メディアの人達がウォルツと発音していたからです。
「Z」を「ツ」と発音することはよくあります。「Pizza」は「ピッツァ」ですし、「MAZDA」は「マツダ」ですし。だから「Walz」も「ウォルツ」なんだろうと思っていました。
どう発音するのが正しいのかインターネットで話題になっているようなので、ご本人が自分の名前を紹介している動画を注意して聞いてみましたらね、「ウォルズ」とおっしゃっていました。
実際には「Walls」の発音に近いです。「ウォゥズ」(ズはほとんど聞こえない)という感じです。間違って発音している人が多いようですよ。
ウォルズ知事のことをトランプカルトが「タンポン・ティム」と呼んで冷やかした話をご存知でしょうか。
ウォルズ知事のミネソタ州では、すべての公立学校で5年生以上の生徒に生理用品を無料で提供しなくてはいけないという法律を作ったからです。
貧困のために生理用品が買えず学校を休まなくてはいけない生徒がいるという問題を解決するために、学校のトイレにトイレットペーパーが無料で備え付けられているように、生理用品も備え付けることが義務付けられたんですよ。
「タンポン・ティム」と呼んだことでウォルズ知事の政治家としての功績の一つを人々に知られることになったために、この冷やかしはすぐに止めましたけど。
話を聞けば聞くほど、ウォルズ知事がいい人だということが分かります。
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