2024年8月20日

史上最も簡単だったパスポート更新

オーストラリア外務貿易省の「パスポートオフィス」というところから、私のパスポートがあと半年で期限切れになりますよというメッセージが送られて来ました。

こういうのは「詐欺メール」だと直感するわけですけど、メッセージにはリンクアドレスも何もなくて、ただ6ヶ月で期限切れになりますよという注意だけでしたから、パスポートオフィスから送られて来たもののようでした。

実際には6ヶ月以上の余裕があったんですけど、期限が切れるのは確かなんです。それは言われなくても知っていました。

この10年間でパスポートを使ったのはたったの1回だけです。義妹(夫の妹)が住むドバイに行った時だけです。それも義妹が旅費を払ってくれて行ったんです。

海外旅行をする経済的なゆとりなどありませんが、パスポートはいつでも持っていた方がいいですからね、後回しにせずに更新することにしました。

パスポートの更新は、オーストラリア外務貿易省のウェブサイトから簡単に行えましたよ。

パスポート更新のページから所定のリンクをクリックして手続きをします。手続きが完了すると、私のデータへのQRコードが添付された更新申込書をダウンロードして印刷するように指示されます。

この書類に写真を添えて近所の郵便局に持って行けばいいんですが、パスポート用の写真も郵便局で撮ってくれますし、その写真を貼ったりするのも郵便局の方がすることになっているので、私はただ郵便局に書類とパスポートを持って行っただけ。

写真を撮ってもらう料金21ドルと法外なパスポート更新手数料398ドルを払って手続きは完了しました。

郵便局は車で2分のショッピングスクエアにありますからね、更新しようと決めてオンラインで手続きを始めてから全部終了するまで30分というスピードですよ。

後は、パスポートが送られて来るのを待つだけです。


いやあ、パスポートの更新がこんなに簡単だったことはないですよ。

まだ日本のパスポートを使っていた頃なんて、毎回戸籍謄本を取り寄せるところから始まりました。申請日前6か月以内に発行されたものでないといけないなんていうルールがあったからです。

パスポートの期限が切れていなかったら不要だったのかもしれませんけど。

とにかく、取り寄せなくてはいけない戸籍謄本は前回の申請で使ったのと全く同じものなんですけど、岡山の両親に頼んで役場に行ってもらって代理人として戸籍謄本を発行してもらって、それを郵便で送ってもらうなんていう面倒なことをしなくてはいけなかったんですから。

おまけに、申請にはメルボルンの領事館まで行かなくてはいけませんでしたしね。ある時は持って行った写真が規格に合わないとか言われて、メルボルンで写真屋を探したこともありました。

オーストラリアのパスポートは、一度申請すればデータ化されていますから更新はオンラインで簡単に出来るわけですよ。もちろん申請者の身元確認のためにメールと携帯電話に送られてくるコードを入力したりはしなくてはいけません。

更新手続きは簡単でしたが、場合によっては新規のパスポート発行と同じ手続きになってしまいます。その場合は、出生証明者や国籍証明書などの書類を提出しなくてはいけませんし、身元保証人の届け出も必要になります。

それにしても、本当に便利になりましたねえ。以前は窓口まで行く必要があった様々なことが、今ではオンラインで出来てしまいます。パスポートの取得だって、もう不便な田舎に住んでいても簡単ですよ。


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