2024年7月26日

結局売れなかったあの家

うちの夫の父親が2年前の8月に売りに出して、ずーっと売れていなかった家が、値下げしたおかげでついに売れたという記事を書いたのは今年の5月のこと。

その家の敷地は31エーカーもあるんですが(1エーカーは約1,200坪)、自然保護のためにその土地を住宅地や農地に開発してはいけないという法律があるので何も出来ません。

ただ広いだけの草と木だけの土地なんですけど、売りに出した以上は見た目を良くする必要がありましたから、うちの夫が息子に手伝ってもらって仕事が休みの日に草刈りや倒れた木の片付けなどのメンテナンスをしに行っていたんです。片道1時間もかかります。

ところがなかなか売れなくてね、その間も草は伸び続けるし木は倒れ続けるしでメンテナンスの仕事は続き、やっと買い手が見つかるまでに1年9ヶ月もかかったわけですよ。

その間、トラクター型草刈り機は故障し続けるから修理費用もかさみましたし、倒れた木の根っこから泥を取り除くためだという高圧洗浄機とかサーフェスクリーナーという大きなブラシを回転させてコンクリートなどを磨くポリッシャーとか(何のため?)を買いましたからね。

生活費を稼ぐためのアルバイトだとか何とか言っていたけど、稼いだお金をそういうものに使ってしまったわけですよ、ホントにもう!

とにかくまあやっと買い手が見つかったのです。その人は家を売りに出した時に一番最初に買いたいと申し出た人でした。その人にとっては、自分の仕事やライフスタイルに最適の物件だったそうですが、手が届かない価格だったのです。

値下げしたことを知ってすぐに購入を決めたそうです。その人が現在住んでいる家が売れ次第代金を支払うという売買契約書にもサインしたと聞いていました。

これで、うちの夫がメンテナンスに行く必要はなくなったのですから、トラクター型草刈り機も高圧洗浄機もサーフェスクリーナーもトラックも早く売って欲しいと私は願い続けて来たわけですが。

その家が再び売りに出されることになったんです!

買い手の方が現在住んでいる家が売れないからです。値下げをすれば売れるでしょうが、そうすると買った家の代金が払えなくなります。うちの夫の父親はこれ以上値下げをする気は無いので、再び売りに出すんですって。

契約書にサインしてからはメンテナンスをしていなかったその家は、草が伸びて木が倒れ、売りに出すには見た目がよろしくない状態になっているらしいです。

こういうことになる可能性があったから、家が本当に売れるまでは道具を売るわけには行かなかったんだと夫は言っています。

暦の上ではまだまだ冬ですが、春の到来を告げるワトルの木が咲き始めていますし、春めいて来ていますから草が伸び始めるでしょう。夫と息子は再びメンテナンスに通うことになったそうです。


仕事が休みの日に肉体労働をすると疲れがたまるんですよ。それでも、うちの夫はこういう身体を動かす仕事が好きなんですし良い運動になりますからね、無理のない範囲でやってくれたらいいですが、夫の目のことは気になります。

さらに見えなくなって来ていますからね。先日はチーズが見えなかったわけだし。両方の目のそれぞれ見える部分で補いながら見ているので、全体としては見えているつもりでも、見えていない物があったりするのですよ。

だからもう自転車に乗るのも危ないわけです。

チェーンソー作業はまだ大丈夫でしょうけど、トラクター型草刈り機の運転は危ないので、それは息子の担当にした方がいいと思います。

うちの息子は、いまだに就職はしていなくて毎日部屋で絵を描いています。最近は、コミッションの仕事でエモーティコンと呼ばれる顔文字のデザインをしているそうです。

まあ本来のやりたい仕事に近い内容の仕事ですからそれはいいんですけど、一つの絵を仕上げるのにかかる時間に対しての報酬が少ないんです。絵以外の仕事もしないと暮らしていけませんよ。

毎日ずっと座ったままで運動不足ですし、メンテナンスの仕事は良いアルバイトにはなると思います。


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