世界で最もヒトを殺している危険な動物って何か知ってますか?
蚊ですよ!
日本では蚊が媒介する病気で亡くなる人はあまりいませんから、日本で最もヒトを殺しているのはハチだそうですけど。
ちなみに、2位はヒトだそうです。
クマに襲われたとか、国によってはライオンやカバに襲われたなんていうニュースも聞きますが、野生動物に襲われて亡くなる人はそれほど多くはありません。
ヒトを襲って殺すような危険な動物はオーストラリアにもいます。皆さんが思い浮かべるのは、クロコダイル(ワニ)とサメでしょう。
サメにも種類が多くて、ヒトを襲うのは一部のサメだけです。
ヒョウモンダコという毒を持つタコや毒クラゲも危険なんですよ。毒ヘビ(オーストラリアのヘビはほとんどが毒ヘビ)や毒グモなど、毒を持つ動物がたくさんいるんですが、普通の暮らしをしていればこういう危険な動物に遭遇することは滅多にありません。
カンガルーに襲われたという話は時々聞きます。カンガルーに襲われて死んだ人の話は私は聞いたことがないですが、怪我をしたというニュースは聞きます。
カンガルーというのは本来攻撃的な動物ではありませんけど、攻撃してくることはあるんです。写真を撮ろうとして近づいた観光客が襲われたとか、ゴルフ場で襲われたとか、珍しい話ではありません。
ですからね、昨年まで住んでいた家で、洗濯物を干しに外に出たら物干し場の横に大きなカンガルーがいた時には冷や汗をかきましたよ。
その時は、ゆっくりと後ろに下がって距離を取ろうとしたんですけど、カンガルーが私の方に向かって動いたので、大急ぎで走って家の中に入りました。
この日は外に洗濯物を干すのはあきらめましたよ。
それにしても、私は家の中に逃げ込めたから良かったけど、ジョギング中とかハイキング中とか、逃げる場所がない状況で出くわして襲って来たらどうしたら良いのでしょうか。
先日、ABC放送のウェブサイトに面白い記事が載っていました。カンガルーに襲われたらどうしたらいいかという記事です。
思春期前のホルモンの関係で、自分の縄張りを守るために攻撃的になることもあるそうですし、怪我をしているカンガルーや何らかの原因で怒っているカンガルーは攻撃的になるそうです。
記事によると、正面から立ち向かうのが一番危ないそうです。
カンガルーは攻撃には後ろ足を使うんです。噛み付くことはまれですし、手は鋭い爪を持っていますがそれほど危険ではありません。一番の武器は後ろ足なんです。頑丈な尻尾で身体を支えて、大きな後ろ足でキックするのです。
この特徴に注目すると、襲われた時に身を守る一つの効果的な方法はキックされない体勢になることで、腹ばいになって地面に伏せるか丸まって地面に横たわるのが効果的なんだそうですよ。
それに、こういう体勢を取るとカンガルーにとっては脅威ではなくなるので、興味を失ってどこかに行ってしまう可能性が大きいそうです。
一番危ないのは、キックされる距離に正面から近づくこと。お腹にキックを食らって内蔵が破れるという悲劇になりかねません。
YouTube にはカンガルーと戦う人の動画がいろいろあります。カンガルーに捕まった飼い犬を助けるために立ち向かう人の動画とかね。
皆さん、立ち向かう必要がある時は、後ろ足のキックに注意ですよ。
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