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2025年8月16日

手に汗握る展開ではなかったけど

M. W. クレイヴン(M. W. Craven)という作家の「ワシントン・ポー」シリーズ7作目「The Final Vow」を読み終えました。


このブログを読み返すと、6作目「The Mercy Chair」について書いたのは昨年の6月9日です。あれから1年以上も待ちに待った7作目でした。

8月14日の木曜日が発売日でしたので、アマゾンの電子書籍キンドル本を予約購入していました。14日の朝起きたら、キンドルアプリに届いていましたので、早速読み始めました。

さて、この7作目「The Final Vow」ですが、このシリーズの魅力である主人公の刑事ワシントン・ポーとその右腕である天才的データ分析官ティリー・ブラッドショーのファンである方なら楽しめるストーリーだと言えるでしょう。

6作目の終わりに主人公達が所属する英国犯罪対策庁(NCA)の重大犯罪分析課は解体されましたが、その後それぞれ別の職場で異なる仕事をしていた主人公達が再びチームを組んで捜査に当たることになる過程は読んでいて楽しかったですよ。

ただねえ、この作品は6作目ほどの「ページ・ターナー」(Page Turner)ではなかったです。「ページ・ターナー」というのは、「めくる手が止まらない」すなわち「読み出したら止まらない本」ということですけど。

「ワシントン・ポー」シリーズの作品は、緻密な構成と巧妙な伏線で読み進めていくうちに何度もあっと驚かされて「そうだったのか」と感心し、手に汗握る緊迫感と思わず声を出して笑ってしまうユーモアの緩急、そしてたたみかけるように展開するストーリーで、まさに読むのを止められなくなるのです。特に6作目はそうでした。

7作目「The Final Vow」は早い段階で犯人が分かり、どうやってその犯人を捕まえるかというストーリーになるんですけど、たたみかけるように展開するはずの場面が、結果が分かった後で説明のように展開するから緊迫感がないと言うか。

読後感は、軽い娯楽小説を読んだって感じでした。楽しみましたけど、6作目のように読み終えた後にずっしりと心に残るようなストーリーではなかったです。


過去の作品に登場したキャラクターが何人もストーリーに絡んで来ますから、「ワシントン・ポー」シリーズを全部読んで来た人はより楽しめると思いますよ。

和訳が出版されていない「アヴィソン・フルーク」(Avison Fluke )シリーズの主要登場人物の一人も重要な役どころで登場します。

「アヴィソン・フルーク」シリーズは、「ワシントン・ポー」シリーズの前に書かれたM. W. クレイヴンの初期作品で、2作品しか出版されていません。このシリーズのために書きためていた構想やアイデアを元にして「ワシントン・ポー」シリーズを書いたそうです。

7作目「The Final Vow」を待っている間に「アヴィソン・フルーク」の2作品を読んだのですが、M. W. クレイヴンの文章力というか表現力はまだ未熟な感じがあります。ストーリーの展開もキャラクターの造形も「ワシントン・ポー」シリーズに比べると今一つで、大ヒットしなかった理由が分かりました。

それでも、7作目「The Final Vow」には「アヴィソン・フルーク」の2作品を読んでいなかったら分からなかったであろう主人公達の会話もありましたからね、読んでおいて良かったですよ。

聞くところでは、「ワシントン・ポー」シリーズは次の8作目が最後になるそうです。8作目は来年の12月出版ということなので、また1年以上待たなくてはいけません。最後の作品になるのなら、今度こそ、ワシントン・ポーの出生に関わる件が解決するのではないかと期待します


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2024年9月1日

本を聴き終えてから行く

昨日の土曜日、ふと思いついてヘアカットに行きました。

いつもなら平日の朝1番に予約を入れて行くんですけど、その時間帯というのは学校の登校時間でなんですよ。道路は制限速度が40キロになるので学校周辺の道路はどこも混雑するんです。

前回ヘアカットに行った時、制限速度が分かりにくい混雑した道路を私は時速46キロで走っていたのをカメラに撮られて、247ドルの罰金を食らったんですよ。

土日にヘアカットに行くことなんてなかったんですけど、昨日は何も予定がなかったし、お昼前に予約が取れたので行って来ました。

実は夫が警察署に行く用事があるから送って行って欲しいと言ったんですが、昼からでもいいと言うのでヘアカットから帰ってから行くことにしました。度々書いていますが、うちの夫は目が見えなくなって来ているので、もう車の運転が出来ないんです。私が送り迎えをしなくちゃあいけないんです。

用事というのは、夫が勤めるツールショップの泥棒被害の報告書を提出するためでした。しょっちゅう泥棒に入られているんですよ。スタッフ全員で気をつけているのにやられるんです。プロフェッショナルの泥棒というのはすごいんですよ。あの手この手でやって来る泥棒達を相手に、お店のスタッフも大変です。

それはともかく…

ヘアカットの後にはショッピングセンターに寄りたかったんですけど、夫を警察に送って行かなくちゃあいけませんから買い物はあきらめて、すぐに家に帰りました。

「さあ警察に行きましょう」と言ったら、夫はちょうど昼寝をしかけたところでした。昨日も朝からずっとオーディオブックを聞いていましたけど、お昼過ぎになって眠くなったようです。

仕方がないので昼寝が終わるのを待ちました。

昼寝中に電話がかかってきたので夫は起きました。しばらくして寝室から出てきた夫は、またオーディオブックを聴いていました。

「そろそろ行きますか」というと、「ちょっと待って!今いいところだから、本を聴き終わってから行く!今やめるわけには行かない」と言いました。

しばらく待っていましたが、なかなか終わりません。

「今どのへんを読んでるの?」
「ちっ!(うるさいなあという顔をして)今はスコットランドのハンティングロッジに結婚式の下見を装って来てるところ!」
「そこ?…ということは、まだまだまだまだ終わらないわよ!」

本だと後どのくらいページが残っているかは分かりますけどね、オーディオブックだと分からないらしいですね。

夫が聴いていたのは、私が勧めてハマってしまったマイケル・ロボサム(Michael Robotham)の「サイラス・ヘイヴン」シリーズ4作目「Storm Child」でした。

途中で止められないという気持ちは分かります。私は、夜ベッドで読んでいて、終わりが近づいて来た頃に眠くて読み続けられなくなり、あきらめて眠ったものの夜中に目が覚めた時に読みたい気持ちを抑えられず、最後まで読み終えましたからね。

読み終えた後はもちろん寝付けず、その日は睡眠不足でつらかったのですけど、そうなることが分かっているのに読みたい気持ちを我慢出来ない本でしたから。

「聴き終えるまで待ってくれ」という夫を、私は待ち続けたんですよ。ニュースを読んだりキッチンの掃除をしたりしながらずっと待ちました。

やっと夫が本を聴き終えたのが3時頃。その後はソファに寝転んでくつろいだり誰かと電話で話したりしていて、4時が来ても警察に行こうとはしません。

「もう行かないんでしょ?」
「うん、今日は行かない」

何だそれ!

こんなことならショッピングセンターにも寄れたし、私は好きなことが出来たのに。

自分勝手過ぎ!


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2024年8月26日

沈黙とオーディオブック

家の中が引き続き沈黙しています。このブログを定期的に読んでくださっている皆さんなら、理由はもうお分かりですね。

オーディオブックのせいですよ!

オーディオブックというのは、本の朗読を録音したものです。うちの夫は目が見えなくなって来ていて本が読めないのでオーディオブックを聴くのです。そのせいで夫と私の間で会話が激減しているという話を度々書いているんですが。

先々週の金曜日と土曜日の2連休は、ずっと「アンクル・トムの小屋」を聴いていたので2日間ほぼ無言だったという話も書きました。

「アンクル・トムの小屋」を聴き終えた後は会話が復活したんですけどね、「さあ今度は何を聴こうかなあ」と夫が言うので、私はマイケル・ロボサム(Michael Robotham)という作家の作品でサイラス・ヘイヴンという臨床心理士が登場するシリーズを勧めたんです。

私がM. W. クレイヴンの「ワシントン・ポー」シリーズにのめり込んだ話は度々記事に書いてきましたが、「ワシントン・ポー」シリーズほど面白い本はなかなか見つけられなかったんですけど、マイケル・ロボサムの「サイラス・ヘイヴン」シリーズは面白かったんです。

前々から面白いよと夫には教えていたんですけど、犯罪小説には食傷気味だったらしい夫は、ジャンルの違う本を読んでいました。「アンクル・トムの小屋」は素晴らしかったそうですが、聴き終えるのに時間がかかりました。

久しぶりに犯罪小説を読んでみるかと夫は言って、「サイラス・ヘイヴン」シリーズの1作目「Good Girl, Bad Girl」(日本語版タイトルは「天使と嘘」)を聴き始めたんですけどね。

これがちょっともう、すごいのめり込み様なんですよ。

聴き始めてすぐに「Hooked」だと言いました。「Hooked」というのは「夢中になる、ハマる、とりこになる」という意味です。

家にいる間はずっと聴いているんですよ。食事中も聴いています。夫は歩いて仕事に行きますけど、その通勤中も聴いています。聴くことが出来る時間はずっと聴いているという感じです。

1作目「Good Girl, Bad Girl」は、あっという間に聴き終えてしまいました。早く次が知りたくてたまらないので、音読のスピードを上げて聴いているようです。

もちろん2作目の「When She Was Good」(日本語版タイトルは「天使の傷」)も聴き始めました。

この2作目は、私が1作目以上にのめり込んだ本です。読むのが止められなくなってひどい睡眠不足になり、読み過ぎで目がぼやけて見えなくなっても読み進めたくてたまらなかったという、そういう本なんです。

「その本はねえ、気をつけないと危ないわよ」
「睡眠不足になりますか?」
「なるなる!絶対になる!」

案の定、夫はもう完全に無言です。

「サイラス・ヘイヴン」シリーズにはイーヴィという名前のティーンエイジの少女が登場するんですけどね、この少女に何が起きたのか、何が起きるのか、早く真実が知りたくて読むのを止められなくなるんですよ。

「サイラス・ヘイヴン」シリーズは、現在4作品が出版されています。ちなみに、3作目「Lying Beside You」と4作目「Storm Child」は日本語版がまだ出ていません。

この調子では、うちの夫は2作目もすぐに聴き終えて、4作目までぶっ続けで聴くでしょうね。家の中の沈黙はさらに続くことになります。


マイケル・ロボサムは、シドニー在住のオーストラリア人の作家です。オーストラリアだけでなく英国や米国でも、調査ジャーナリストとして新聞や雑誌に記事を書いていた人です。

「サイラス・ヘイヴン」シリーズの他に、ジョー・オロクリンという臨床心理士が主人公のシリーズもあって、こちらは作品数も多いしテレビシリーズにもなっているようです。私は「ジョー・オロクリン」シリーズは読んでいませんけど。

うちの夫は、私に勧められて聴いたM. W. クレイヴンの「ワシントン・ポー」シリーズにすっかりハマってしまい、妹弟にも読むように勧めたら妹弟もハマってしまって全部読んだそうです。

きっと、マイケル・ロボサムの「サイラス・ヘイヴン」シリーズも読むでしょうね。

1作目を読んだら2作目を読みたくなるし、2作目を読み終えたらすぐに3作目を読みたくなるし、3作目が終わったら4作目を読まないわけには行きません。

「サイラス・ヘイヴン」シリーズは、4作目で完結したような気もするので5作目が可能かどうか分かりませんが、もしも5作目が出たら絶対に買って読みますよ。

さあて、私は次に何を読もうかなあ。睡眠不足になるほどハマる本に、再びめぐり逢いたいです。


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2024年8月18日

アンクル・トムで2日間ほぼ無言

オーディオブックというのは、本の朗読を録音したものです。運転中や手を動かす仕事をしながらでも聴くことが出来るので、皆さんの中にも利用されている方がいらっしゃると思いますが。

うちの夫は目が見えなくなって来ていて本が読めないのでオーディオブックを聴くのです。

このオーディオブックのせいで夫と私の間で会話をすることが激減していることについては、「会話が減っている原因」とか「朝から晩までほぼ無言」とか、いろいろ記事に書いていますけど。

金曜日と土曜日の2日連続で仕事が休みだったうちの夫は、天気が良かったら例の夫の父親が再び売りに出した家のメンテナンスに行くつもりだったようですが、天気が悪かったので家にいたんです。

そして、2日間ほぼ無言でした。オーディオブックを聴いていたからです。

先日から聴き始めたと言っていたのは、ハリエット・ストウ著の「アンクル・トムの小屋」(Uncle Tom's Cabin)でした。私も小学生の頃に読んだことがあります。

黒人奴隷トムの不幸な半生を描いている本で、奴隷解放への世論を喚起したと評価されていますよね。米国は奴隷解放問題を一つの引き金にして南北戦争に突入したわけですから、当時の米国社会に大きな影響を及ぼした本なのです。

金曜日の朝、オーディオブックを聴いている夫に聞きました。

「今は何を聴いているの?」
「ええ?アンクルトムの小屋だよ」
「あら、まだ終わっていなかったの」
「終わっていないよ!ものすごい長編なんだよ!」

調べてみると、本来はトムだけの話ではなく奴隷制度を様々な角度から考察する内容なのだそうです。アマゾンの電子書籍 Kindke 本の場合は600ページくらいあるんです。日本語版は600ページを超えています。私が小学校の頃に読んだのは、児童向けに編集されたものだったのですね。

朝から晩まで聴き続けていましたが、疲れて眠くなるとベッドに行って昼寝をしたり YouTube 動画を見たりしながら、2日間ほぼ無言でした。話しかけると迷惑になると知っているので、私も話しかけられないわけですよ。

同じ部屋にいても黙ったまま。家の中がシーンとしていた2日間は、ちょっとイヤな感じでした。


小学生の頃に読んだと思った「アンクル・トムの小屋」ですが、トムがリンチに遭って死んでしまう場面は覚えていないので、最後まで読まなかったのかもしれません。

映画やテレビドラマなどから知る米国に黒人差別問題があることなど、子供の頃はよく知りませんでした。

初めて詳しく知ることになったのは、小学校の教師を辞めて米国に行くことになった時です。インターンシップ・プログラムで米国の学校に日本語や日本文化を教えに行ったんですけど、派遣先がアラバマ州だと知った時でした。1989年のことです。

調べてみると、公民権運動の勃興のきっかけになった事件が起きたのがアラバマ州のモンゴメリーという街でした。当時の私は公民権運動についても知識が無かったです。

偶然にNHKで公民権運動に関するドキュメンタリーを見て驚愕したことを思い出します。

公民権運動が起きていたのは60年代でした。公民権法の制定が1964年。その後も黒人差別意識は終わらず、黒人への殺人だのリンチだのと言った暴力事件は続き、暴動が頻発し、公民権運動の指導者だったキング牧師が暗殺されたのは1968年。私が子供の頃ですよ。大昔の出来事ではないんです。

今もまだ根強い差別感情が残るという場所にアジア人の私が行って大丈夫なのかと不安になったのを思い出します。

私が派遣された学校のある小さな町は、住民のほとんど全員が白人でした。アラバマ州でそういう町は珍しいと思います。週に3日は教会に行くような人達ばかりで、そうした人達に私はとても親切にされましたけど。

今から思い返すと、様々な偏見や差別があったことを理解できます。

米国大統領選挙が近づいていて政治的な発言を聞くことが増えていますが、2024年の現在もまだ人種差別的発言をする人達が大勢いますね。

人種差別や民族差別感情を持つ人達は、オーストラリアにも日本にもいますよ。しかし、メルボルンではこの30年くらいの間にかなり改善したと感じます。いろんな人種や民族の人達がいるのが当たり前になったからでしょう。

異なる人種や民族の子供達が一緒に遊んでいるのを見ると、とても微笑ましく感じます。ああいう子供達は、自分とは異なる人種や民族に対して差別感情を持つような人にはなりませんよ。

うちの夫が「アンクル・トムの小屋」を聴きながら沈黙している横で、いろいろなことを考えた2日間でした。


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2024年7月12日

読書が続けられなくなった

アマゾンの電子書籍 Kindle 本で再び読書を楽しめるようになった私ですが、日本のアマゾンから日本語の Kindle 本が買えないもんですからね、オーストラリアのアマゾンで買える英語版を読むしかないんです。

M. W. クレイヴンの「ワシントン・ポー」シリーズは、読むのが止められない面白さだったから英語でも楽しく読めたんですけど、「ワシントン・ポー」シリーズに匹敵するような本をなかなか見つけられませんでした。

早く次が知りたくて読むのが止められないくらいの面白さでないと、英語で読むのはしんどいです。

私が一番好きな歴史関係のノンフィクション物は、英語力不足のせいでしょうけど読み進められませんでしたし、「ワシントン・ポー」シリーズと同じ警察犯罪物はどれを読んでもちょっとイマイチだったんです。

賞を受賞している、レビューの数が多い、評価が高い、そういうのを頼りに探していたんですけど、多くの作品はサンプルを読んだら興味がなくなってしまって、買って読もうという気にならなかったです。

しかし、昨日読み終えたオーストラリア人作家マイケル・ロボサム(Michael Robotham)の「Good Girl, Bad Girl」という本は楽しめましたよ。日本語版も出版されています。日本語版は「天使と嘘」というタイトルですが、何でそういうタイトルに?本の内容に合いませんけど。

オリジナルの「Good Girl, Bad Girl」というのもかなりイマイチのタイトルではあります。

主人公は臨床心理士のサイラス・ヘイヴンという人物です。警察の捜査にも協力しています。このサイラスが関わることになる殺人事件と児童養護施設で出会って里親として引き取ることになるティーンエイジの少女エヴィーとの2つのストーリーが展開します。

やはりこういうフィクションでは、登場人物の設定が重要ですね。「ワシントン・ポー」シリーズの魅力は、何と言っても主要登場人物のワシントン・ポーとティリー・ブラッドショーでした。

「Good Girl, Bad Girl」のサイラス・ヘイヴンとエヴィーも魅力のある登場人物です。スティーグ・ラーソンの大ベストセラー「ミレニアム」三部作に登場するミカエルとリスベットもそうですよね。少し関係が似ています。

著者のマイケル・ロボサムさんは、長年調査ジャーナリストとして英国やアメリカで犯罪調査に関わったそうで、やっぱりそうした経験と知識があってこその内容です。

「Good Girl, Bad Girl」を読み終えましたので、シリーズ2作目の「When She Was Good」を読み始めました。これも非常にイマイチのタイトルですが、内容は期待しています。


ところで、

今日書きたかったのは、本の話じゃあないんですよ。

この「サイラス・ヘイヴン」シリーズですが、早く次が知りたくて読むのが止められなくなる本ではあるんですけど、

読み続けられなくなったんです!

理由は目がぼやけて読めなくなるから。

私は2種類の老眼鏡(乱視入り)を使っています。読書の時は度が一番強い読書用のを使いますが、本にのめり込んで1時間も休みなく読んでいると文字がぼやけて来ます。しかし、読むのを止められませんから、ぼけぼけの文字を何とか読もうと試みるわけですよ。目を薄目にしてみるとか、目に力を入れてみるとか、距離を調整するとか、いろいろして。

無理をして読み続けていますとね、何をどう頑張っても読めなくなります。眼精疲労っていうやつでしょ?老眼鏡の力を借りてもピント調整が出来なくなってしまうんですよ。

そうなってしまうと、もう近くのものは何も見えません。何もかもぼけぼけです。iPhone の画面はもちろんのことコンピューターのモニター画面でも文字は読めなくなります。ちゃんと見えるのは少し離れた場所だけ。

そして、再び見えるようになるまで時間がかかるのですよ。もちろん老眼鏡をかけたらの話です。

見えなくなってしまうと大変不便なので、文字がぼやけ始めたら早めに読むのを「あきらめる」ことが肝心だと分かりました。残念ですけど仕方がないです。

目がよく見えないと本当に苦労します。目の酷使はいけません。


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2024年6月9日

ポジティブな読後感

M. W. クレイヴン(M. W. Craven)という作家の「ワシントン・ポー」シリーズ6作目「The Mercy Chair」を読み終えました。


6月6日の発売を楽しみに待っていた本です。これまでの5作品はどれもあっという間に読んでしまったので、楽しみを長持ちさせるために今回はゆっくり読もうと思っていました。

そうしたら、ストーリーが非常に重くなって来て、かつてメンタルヘルスの問題があって抗うつ薬を15年も飲んでいたことがある私は、久しぶりに心臓がバクバクして気持ちが動揺するという状況になり、途中で何度も休む必要がありました。

昨日はうちの夫は仕事が休みだったのですが、玄関周りを泥だらけにしたのを放ったらかしているので、それを何とかして欲しいと頼んだのに何もせずに、朝からずっと座ったままでした。

見ると耳にイヤホンが入っていたので、オーディオブックを聞いているのだと分かりました。今度は何を聴いているのかと聞くと、私と同じM. W. クレイヴンの「The Mercy Chair」を聴き始めたところだと言いました。

夫は、結局一日中何もせずに座り続けていましたよ。午後遅くに果物を買いに行ってくると言って出かけましたが、耳にはイヤホンが入ったままでした。晩ご飯の時も聴きながら食べて(私は注意したけど)、晩ご飯の後も黙って座り続け、いつの間にか寝室に消えました。ベッドで横になって聴いていました。

私は、衝撃的な場面で激しく動揺した後、読むのを止めてパンを焼いたりしたんですけど、再び読み始めてからは止められなくなりました。

しかし、夫のように聴きながら他のことをするわけにはいきませんからね、晩ご飯の支度をする時には読むのを止めなくてはいけませんでしたけど。

晩ご飯の片付けが終わってから再び読み始めましたが、長時間 iPhone の画面を見続けていたせいで拡大表示している文字もぼやけて見づらくなり、最後の数章は眠くなって読み続けられなかったので、昨夜はあきらめて寝ました。

今朝5時に目が覚めてから読み終えました。

非常に感情に訴える終わり方でした。ハッピーエンディングではありませんが、気持ちは前向きになります。

これまで6作品を順番に読んで来たので、主な登場人物達のことを良く理解していますから、残念な出来事がいろいろ起きるんですけど、人生にはそういうことが起きるものだと受け入れて前に進もうという気持ちになります。

大変読み応えのある本でした。


M. W. クレイヴンさんは、現在56歳だそうです。健康に気をつけて長生きしていただいて、小説を書き続けていただきたいと思います。

「ミレニアム」シリーズで有名になったスウェーデンの作家スティーグ・ラーソン(Stieg Larsson)さんは、1作目の「ドラゴン・タトゥーの女」が出版される前に心臓発作で突然亡くなられたんでしょ?お元気だったら「ミレニアム」シリーズ以外にも、優れた小説を書かれただろうと思うんです。

M. W. クレイヴンさんの「ワシントン・ポー」シリーズは、これまでに6作品が出版されて、いまだに主人公ワシントン・ポーの出生に関わる件が未解決なんですよ。この件が未解決なままクレイヴンさんが心臓発作なんかになって書けなくなるとファンとしては大変残念なので、ワシントン・ポーのように飽和脂肪の過剰摂取をしないようにしていただきたいです。

7作目の出版は来年2025年の6月と決まっています。クレイヴンさんのインスタグラムによると、8作目もすでに書き終えたとのことですから、きっと2026年に出版されるんでしょう。

待ち遠しいです。

うちの夫は、今朝は「The Mercy Chair」の後半を聴いていましたよ。たたみかけるようにストーリーが展開するので本当に止められなくなるんですけど、夫は「おはよう」と言っただけでずっと黙って聴き続けていました。

本にのめり込みすぎて、血圧を測るのを忘れました。

鍵もメガネも財布も忘れて仕事に行きましたよ。気がついて戻って来ましたけどね。


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2024年6月8日

知りたいけど怖い

最近よく眠れるようになっている私が、現在睡眠不足なのは「自分自身の判断がもたらした結果」です。

眠るよりも本を読むことを優先してしまっているのが悪いんですけど、読んでいる本が「ページ・ターナー」(Page Turner)なのですよ。

「ページ・ターナー」というのは、「ページをめくる手が止まらない」すなわち「読み出したら止まらない」という意味ですが、途中で止めるのが難しい本なのです。

読んでいるのは、度々話題にしている M. W. クレイヴン(M. W. Craven)という作家の本で、ワイントン・ポーという名前の刑事が登場する「ワイントン・ポー」シリーズの6作目「The Mercy Chair」という本です。

私は、文庫本はもちろん単行本の文字も読むのが苦痛なほど目が悪くなり、長い間読書をあきらめていたんですが、アマゾンの電子書籍 Kindle本で再び読書を楽しむことが出来るようになりました。だって文字を好きなだけ拡大できますからね。

久しぶりに読んだのがこの「ワシントン・ポー」シリーズの1作目だったんです。

日本語の翻訳版を読んだのですが、一日で読み終えてしまいました。すっかりハマってしまって、立て続けに4作目まで読みました。

5作目も読みたかったんですが翻訳版がまだ出版されていないので、5作目は原書の英語版で読んだんです。そうしたら、やっぱりこういう小説は原書で読むに限ると分かったので1作目から英語版で読み直して、6月6日発売の6作目「The Mercy Chair」を楽しみに待っていたんですよ。

ついに発売になりましたのでね、早速購入したんです。あまり速く読んでしまうと楽しみがあっという間に終わってしまうので、今回はゆっくり読むことにしていたんですけど。

この6作目も、やはり早く次が知りたくて止められなくなる「ページ・ターナー」なのでした。

寝る前に読むのは難しいです。すぐに眠くなってしまうから。

しかし、私は必ず夜中に目が覚める。おトイレに行かなくちゃあいけませんから。その時に「1章だけ読むか」と思って読み始めたら止められなくなって。

おかげで昨日は寝不足でしたし、日中は本を読む時間がなくて、夜になってから続きを読み始めました。もちろん夜中にも読みました。

ところが、読み進めたい気持ちはもちろん強かったんですけど、ストーリーが重くなって来てですね、気持ちが動揺すると言うか、「この後どうなるのか知るのが怖い」みたいな展開になって来たので読むのを止めて寝たんですよ。

犯罪のタイプにもいろいろありますけど、この本が扱っている内容は私には重過ぎる可能性があります。不安が強くなって来ているんです。

こういう時、私は結末を先に読んで安心してから読み進めるなんてことをすることがあるんですけど。犯罪ミステリーなのに、結末を先に読むなんてアレですよねえ。

この後どういう展開になるんでしょうか。

知りたいけど怖い…


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2024年5月10日

ハマってるハマってる

うちの夫は仕事から帰って来るとテレビの前に座るんです。そしてテレビを見るんです。テレビ番組を見ていることはほとんどなくて、Netflix とか Stan といったストリーミングサービスの映画やドラマ、あるいは YouTube 動画を見ているんですけど。

しかも、大音量で見るんです。目が見えなくなって来ていますが、耳も遠くなって来ているんじゃあないかと私は疑っています。

とにかく、うちの夫が家にいる間はテレビがついていて大きな音がしているのが普通なんですけど、先週から静まり返っているんですよ。

理由はもちろん、夫がオーディオブックを聞いているからです。

聞いているのは、このブログでも度々話題にしている M. W. クレイヴンという作家の小説で、ワシントン・ポーという刑事が登場するシリーズ。最初にハマったのは私です。

アマゾンの電子書籍 Kindle本で再び読書を楽しむことが出来るようになり、久しぶりに読んだ本がこの「ワシントン・ポー」シリーズの1作目でした。

これにすっかりハマってしまって、立て続けに4作目まで読みました。日本語翻訳版で読んだんですけど、5作目はまだ日本語版が出ていないので原書の英語版で読んだんです。

そうしたら、やっぱりこういう小説は原書で読むに限ると分かったので1作目から英語版で読み直して、今は6月6日発売の6作目が待ち遠しくてたまらないという状況なんですけど。

これを知ったうちの夫が、「じゃあオレも読んでみようか」と思ったらしいのですけど、夫は目が悪くて本が読めませんからね、朗読を録音したオーディオブックというのを聴いているのです。

これがもうね、

ハマりにハマっているんですよ!

仕事中はもちろん聴けませんけど、歩いて通勤している間も聴いているらしいです。仕事から帰って来ると、無言で座ってひたすら聴いています。早く次が知りたくて止められなくなっているのですよ。

こっそり撮影した夫の姿がこれ。

ツールショップのユニフォームのまま。どういう理由だかフードをすっぽりかぶり、目を閉じて聴いています。耳にはイヤホンが入っています。


「Hard to put down」(下に置くことが難しい)、つまり読み出したら(聴き出したら)止まらない本なのです。


一昨日、トラックを運転させられて商品の配達に行った時に、夫が3作目のどのあたりを聴いているかを教えてくれたんですけど、その時聞いたのは真ん中あたりでした。しかし、翌朝には聴き終えていたんです。

そして、もう4作目を聴き始めているとも言いました。

ものすごいスピードで聴いています。夜もベッドの中で眠くなるまで聞き続けているそうです。それにしても聴くのが速いと思いましたらね、何と、早く次が知りたくてたまらないもんだから、再生速度を上げているんですって。

オーディオブックの音読のスピードは調整が可能なんですね。声のピッチが変わるそうですけど、そのくらい早く次を知りたいんですよ。

私はこの「ワシントン・ポー」シリーズの1作目の本を、読書好きのうちの娘にプレゼントしたんですが、夫は娘に大学院が終わるまで読むなと言っていました。

勉強に支障が出るからということで。

現在仕事や勉強で忙しい皆さんは、読み始めない方がいいかもしれません。


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2024年5月6日

朝から晩までほぼ無言

「ページ・ターナー」(Page Turner)という言葉があります。

「ページをめくるもの」という意味ですが、めくる手が止まらない、すなわち「読み出したら止まらない本」ということです。

そういう本のことは、「Hard to put down」とも表現されます。下に置くことが難しいという意味ですから「読み出したら止まらない」という意味なんですけど。

仕事が休みだった土曜日に病気で休んだスタッフの代わりに出勤したうちの夫は、昨日の日曜日は出勤日でしたが自分が休んでもあと3人いるから何とかなるということで、仕事を休んだのですよ。

休みなんだから朝寝をすればいいのに、いつものように5時半頃に起きて来たんですが、朝ご飯を食べている間も耳にはイヤホンが入っていました。話しかけると迷惑な様子でした。

その後、イヤホンをヘッドホンに変えたので話しかけても聞こえない状態になりまして、

朝から晩までほぼ無言!

お昼頃に眠くなったらしくて昼寝をしていましたが、目を覚ますとすぐにヘッドホンを付け、目を閉じて黙って座っているんです。

何をしていたかと言うとオーディオブックを聴いていたのですよ。オーディオブックというのは本の朗読を録音したものです。うちの夫は目が見えなくなって来ていて本が読めないものですから、オーディオブックを聴くのです。

聴いていたのは、M. W. クレイヴンという作家の本です。私がアマゾンの電子書籍 Kindle版で読み始めてすっかりハマってしまったワイントン・ポーという名前の刑事が登場するシリーズです。

シリーズ1作目「The Puppet Show」は、英語版のペーパーバック本なら399ページです。夫が昨日読んでいたのは2作目の「Black Summer」で、これは416ページです。

うちの夫が先日やっと聴き終えたトルストイの「アンナ・カレーニナ」は、聴き終えるのに何週間もかかりましたが、その本は英語版のペーパーバック本だと738ページです。

「ワイントン・ポー」シリーズの2冊で「アンナ・カレーニナ」を超えていますが、「アンナ・カレーニナ」は何週間もかかり途中で眠ってしまって聴き逃した部分は無視して、とにかく終わりたかったそうですけど。

「ワイントン・ポー」シリーズは、1つの作品を1日で聴き終えています。それくらい、早く次が知りたくて止められなくなる「ページ・ターナー」なのですよ。

ちなみに、何週間もかかって聴き終えた「アンナ・カレーニナ」ですが、夫の感想は「文章表現は確かに素晴らしいけど中身がない」でしたよ。私は「アンナ・カレーニナ」のストーリーには興味のかけらもありません。

M. W. クレイヴンの「ワイントン・ポー」シリーズは、間違えて4作目「Dead Ground」を買ってしまったそうで、順番に読みたいので3作目「The Curator」も買ったそうです。

このシリーズは現在5作目「The Botanist」まで出版されていて、6作目の「The Mercy Chair」が6月に発売されるんですが、夫もハマってしまったことは間違いないです。


ところで、2作目を読み終えたうちの夫が私に教えてくれたのは、感想ではなくて殺害方法の弱点でした。被害者達は死ぬ必要はなかったと言うんです。

絵に描いて教えてくれましたが、作品中に説明されていることから判断すると、被害者たちは逃げることが出来たと言うんですよ。夫の説明を聞いてなるほどとは思いましたけど、私はそんなこと思い付きもしませんでした。

犯罪ミステリ小説というのは、ストーリーを楽しむことが重要な人もいれば、意外な人が犯人だったという驚きを重視する人もいます。そういう人達は、早い段階で犯人が分かったりするとひどいレビューを書いたりしますよね。

うちの夫は、筋書きの弱点を考えることも楽しむみたいです。

それにしても、こういう犯罪ミステリの作家達は、知識があるからこういう本が書けるのか、ものすごい調査をやっているのか。よくまあこんなことを知っているな、こんな筋書きが思いつくなと、私は感心するばかりですよ。

ところで、本の朗読を録音したオーディオブックですが、朗読する人の声や読み方が本の内容にマッチしていないと感じることがあります。

「ハリー・ポッター」シリーズを朗読したスティーブン・フライ氏は、オーディオブックの朗読者として高評価を受けていますけど、フライ氏の朗読がどんな本にもマッチするとは言えないでしょう?

「ワイントン・ポー」シリーズの朗読者はジョン・バンクスという人ですが、私はこの人の声にちょっと違和感がありました。「もう少し太い声の人なら良かったのに…」と思うんですけどね。

数多くのオーディオブックを聴いていた夫に言わせると、それがオーディオブックの問題点だそうですよ。


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2024年4月3日

原書と翻訳本

腰痛になっています。

原因は明らか。コンピューターの前に長時間座り続けたからですよ。

翻訳の仕事がたくさん来ていた頃には、朝から夜まで座り続けることがよくあって、そういう時には必ず腰痛になっていましたから分かります。

今回座り続けた理由は読書です。文字を拡大表示して読める電子書籍のアマゾンKindle本をコンピューター用のアプリで読んでいたんです。

Kindle本専用のデバイス(電子書籍リーダー)を持っていませんから、iPhone のアプリでも読んでみましたけど、iPhoneで読むと首も手も疲れるんですよ。コンピューターのモニター画面に大きく表示して読むのは、思っていたよりもはるかに快適でした。

ところで、私が読んでいたのは英国イングランド北部の街カーライル在住の作家、M. W. クレイブン(M. W. Craven)の作品のうち、ワシントン・ポーという名前の刑事が主人公となるシリーズです。

主人公のポー刑事(エドガーという名前の犬を飼っている)をはじめ登場人物が良いです。カンブリアという地域が舞台となる点も、話の組み立ても面白いんです。

英国推理作家協会がその年の最優秀長編作品に与える賞「ゴールド・ダガー賞」というのを2019年に受賞した「The Puppet Show」(邦題:ストーンサークルの殺人)を読んで面白さにハマり、次々と4作品目までを読みました。

4作品目「Dead Ground」(邦題:グレイラットの殺人)は、英国推理作家協会のイアン・フレミング・スチール・ダガー賞を受賞しています。大変読み応えがありました。

もちろん5作品目も読みたくなったのですが、翻訳本がまだ出ていません。いつ発売になるかわからない翻訳本を待つのもアレなので、5作品目の「The Botanist」は原書(英語版)で読むことにしました。

知らない単語や意味不明の専門用語がやたらに出てきて辞書を引いたりグーグルしたりする必要がありましたが、アプリで読むと辞書機能を使って簡単に意味を理解することが出来ることも多いですし、コンピューターの画面で読んでいるのでグーグルで調べるのも簡単でした。

それに私の英語読書速度はいつの間にか速くなっていたらしくて、翻訳本を読むのと大差ないスピードで読むことが出来ましたから、イライラすることもなかったです。

そして思ったのはですね、小説の翻訳は難しいということでした。

翻訳者が原書を読んで受け取ったニュアンスやイメージが日本語に反映されてしまいますからね。

例えば「This is a pen」(これはペンです)という一文も、人が話す場合には様々な言い方ができるんですよ。

これはペンでしょ。
これってペンじゃん。
これはぺんだぞ。
これはペンでございます。
これはぺんなんだけど…

言い方によって、話している人物がどういう人なのか、読み手は異なるイメージを持つじゃあないですか?

私は、かつてハリー・ポッターのシリーズを原書で読みましたが、翻訳が出るのを待ちきれなくて原書で読んだということなんですけど、原書で読んだ後に翻訳を少し読んだら違和感が大きくて、これはちょっと違い過ぎると思ったのを思い出します。

日本語版だと、世界観がまったく違ってくるんです。

M. W. クレイブンのワシントン・ポー・シリーズもですね、翻訳で読んだ4作品を原書と比べるために無料サンプルを読んで比べてみたんですが、英語で読んだ時と日本語で読んだ時とでは登場人物のイメージに違いが出ます。

日本語では表現しにくい言葉もたくさん出てきますし、そういうのは本来のニュアンスが伝わらなかったりするし、小説の翻訳は難しいですね。

ワシントン・ポー・シリーズの翻訳は読みやすいですよ。読んでいると「おそらく原書ではこういう表現なんだろうな」と思える違和感のある表現はもちろんあります。

日本語と英語は文章の構成の仕方が異なるので、原文の構成にとらわれるとヘンテコな日本語になることは多いんです。

そういう部分に度々遭遇はしても、一気に読み進めて大いに楽しめるストーリーですし、辞書を引きながら読むことも無いですからね、翻訳本を否定する気は全く無いですが、私は次の作品も原書で読むつもりです。

6作品目の「The Mercy Chair」が6月6日に発売されるのですよ。666と6を並べたところにもなんだか期待させられます。


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2024年3月29日

本は買うタイミングに要注意

先日、日本のアマゾンから久しぶり日本を買いました。

視力が衰えて紙の本を読むことが難しくなり、読書が楽しめなくなったのであきらめていたんですよ。アマゾンが売っているKindle本のような電子書籍なら、文字を大きくして読めますから可能性はあったんですが、そのためのデバイス(電子書籍リーダー)を買う経済的な余裕がなかったのでね。

3万円くらいで買えるんですが、我が家は出費がいろいろかさみましたから。引っ越しもしなくちゃあいけなかったし、息子の医療費がねえ、無料の公共医療で順番待ちをしているわけに行かず民間の医療機関で治療を受けましたから、ものすごい費用がかかったんです。

高額な民間医療保険には入っていませんから、費用は全額自己負担になるのです。3回の手術費用は百万円を超えているんです。

心理カウンセリングも受け始めたので、これにも費用がかかりますしね。だから、私の楽しみのための3万円の出費は我慢していたのですよ。

ところが、どうしても読んでみたい本があって、先日Kindle版を買ったのです。

ちなみに、日本国外からは日本のアマゾンでKindle本は買えないと書いてあったんですけど、普通に買えました。

iPhoneアプリとコンピューターのアプリで読んだのですが、久しぶりの読書は楽しくて、もちろんその本が面白かったからですが、数時間で読み終えてしまったほどですけど、数時間で読み終えたというのはその間は何もしていないということなんでしてね。

睡眠にも影響したし、家事も何もしないで読み続けたわけで、そういうのはイケマセンよねえ。

すぐに次の本を買うつもりはなかったんですが、アマゾンってうまい具合に出来ているんです。サンプルというのが無料で読めるわけですよ。

最初の何章かを読んでのめり込んだところで、サンプル終了になるわけ。誰でもその次を読みたいと思うでしょ?

だから私も買ってしまった。でも、そのタイミングが良くなかった。

晩ご飯の片付けを終えてしばらくしてサンプルを読み終えた後ですから夜です。普段ならベッドに入る準備を始める時間でした。そんな時間から本を読み始めるなんて、自分で自分の首を締めているのと同じこと。

なかなかやめられないので、就寝時間は遅くなる。眠くて頭に入らなくなったのであきらめて寝ましたけど、寝たのが遅くても翌朝5時頃にはいつものように目が覚める。

しばらくベッドの中で iPhoneアプリで読んで、起きてからはコンピューターのアプリで読みました。最後まで。

またやってしまった…

今後は気をつけます。少なくとも夕方以降に買うのはやめないと。

朝買うとその日一日は何も出来なくなる可能性がありますから、他の用事のこととかを考慮して、丸一日を読書に費やしても大丈夫な日を選ばないといけません。

読んでいる本はシリーズ物なんですけど、そのくらい続きが読みたくてしようがない面白さなんです。

コンピューターのモニター画面で読んでいるので、数時間モニターの前に座りっぱなしということにもなりますしね。

Kindle本専用の電子書籍リーダー端末を買うことは今でも考えていますが、モニター画面で本を読むというのは、思っていたよりもはるかに快適なんです。日頃モニターで文字を読むことに慣れているせいもあるでしょうけど、とにかく目にラクなんです。カラー表示も出来ますしね。

持ち運びは出来ませんから、その場合は iPhoneアプリということになります。小さな画面に大きな文字で表示させると1ページはわずかしか表示出来ないので読みにくいんですが、読むことは出来ます。

一昨日うちの夫を病院に連れて行った時、待っている間にも読んだんですけど(読み終えた本を再読したんです)待ち時間があっという間でした。以前はそういう待ち時間には編み物をしていたんですが、最近手が痛いので編み物はあきらめていますからね。

歳を取ると出来なくなることもありますが、工夫とテクノロジーのお陰で別の方法が見つかったりもするわけですね。

再び読書が楽しめるようになってよかったです。コンピューターのモニターで本を読むのがこれほどラクと知っていたら、もっと早くやっていればよかったですよ。


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2024年3月24日

Kindle本で久しぶりの読書

視力が落ちて、文庫本はもとより単行本でも読書が難しくなり、いやまあ読書用の老眼鏡をかければ読めることは読めるんですけど、すぐに目が疲れてピントが合わなくなるんですよ。だから読書をあきらめてしまって、山程持っていた本も昨年の引っ越しの際に処分してしまいました。

しかしねえ、読書があんなに好きだったのに読めなくなったのは残念だったんです。

文字を拡大して読める電子書籍というのが選択肢としてはあったわけですが、それを読むためのデバイス(電子書籍リーダー)を買うお金が無くて。

いや、お金が無いわけではないんですけど、そんなものに使う前に使わなくてはいけないことがいろいろありましてね。例えばうちの息子の医療費とか。これがバカにならないほどかかって来たし、今もかかっているのです。

しかし、一昨日、ある本のことを知りましてどうしても読みたくなったので、日本のアマゾンで日本語翻訳本のKindle版(電子書籍)のサンプルをダウンロードして読んでみました。

そうしたらこれがもう大変面白くて、続きがどうしても読みたくなったわけです。

ところが、海外からは日本のアマゾンのKindle本は買えないということを知ってショックを受けました。アマゾンのウェブサイトに書いてあったんですよ。販売権の問題があって、日本国内からしか買えないと。

紙の本なら海外にも発送できますから、海外在住の皆様は紙の本を買ってくださいと書いてあったんですけど、紙の本は本の代金の数倍も送料がかかったりするわけですし、私の場合は紙の本が読めなくなったからKindle版が欲しかったわけですよ。

日本国内からしか買えないということは、日本語のKindle本は手に入らないということです。

私は英語版でも読めますけど、英語の場合は読みたいスピードで読めないからイライラするんです。あきらめかけたんですけどね、本当に日本のアマゾンからKindle本は買えないのかどうかを確認するために、買ってみました。

日本のアマゾンで本を買ったのは久しぶりでした。

結果はと言いますと、

普通に買えましたよ!

どういうことになっているのか分かりませんけど、まあ買えたんですから良かったです。


昨日の夕方、晩ご飯の後片付けを終えてから読み始めました。

Kindle本を読むためのデバイス(電子書籍リーダー)を持っていませんから、Kindleアプリを iPhone にインストールして読んでいましたが、画面が小さいのに文字を大きくしているので1ぺージに表示される文字が少なくて読みにくいです。

おまけにずっと首を傾け続けるのが苦痛になったので、PC(私のは iMac)にインストールしてあった古いKindleアプリで読みました。デスクに座って、コンピューターのモニター画面で本を読むというのは、思っていたよりも快適でした。

寝る前にベッドに入ってからは iPhone のアプリで読みました。眠くて頭に入ってこなくなった11時頃に読むのをあきらめて寝ました。

5時に目が覚めてから続きを読みました。

朝ご飯を食べながらPCのアプリで読みました。

夫が仕事に行く時にも読んでいました。いつもなら朝はブログを書いたりするんですがやめらなくて読み続け、段々とクライマックスが近づくともうやめなくちゃあと思ってもやめられなくなって、9時頃に読み終えました。

あっという間に終わってしまった…

こんなにのめり込んで読んだ本は久しぶりでした。

紙の本だと582ページの本です。それをこのスピードで読めるのは日本語だからです。日本語翻訳本は、ついつい訳がヘンだと気になる部分があるものです。

おそらく原文はこんな感じなんだろうな、私だったらこう訳すのにとか思ってしまうんですけど、とにかくストーリーは日本語だと入って来やすいです。

この作家の次の本を読みたくなっています。デバイスは、Kindleペーパーホワイトというのを買おうと思っていたんですけど、PCの画面で読むのが快適だったので、今すぐ買わなくてもいいと思っています。


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2023年4月19日

子供の頃の最高の思い出とは

一昨日、病気の私を心配して家に帰って来たうちの娘といろいろな話をした時に、本の話になりました。

私が持っていた日本語の本を処分した話は「読書と本の処分」という記事に書いたんですけど、文庫本と新書の多くは娘が住んでいるシェアハウスに持って行ってもらったんです。

そのシェアハウスの住人は日本人が多くて、日本人が集まることも多いと聞いていましから、誰かに読んでもらえるかもしれないと思いましてね。

持って行ってもらった本の話をしているうちに、娘が自分が子供の頃の最高の思い出の一つは、病気になって「ヴァレカイ」を観に行けなかった日に私が本を読んでくれたことだと言ったんです。

「ヴァレカイ」というのは、私達家族にとって特別な思い出と結びついている言葉です。

カナダのケベック州に拠点を置く「シルク・ドゥ・ソレイユ」というエンターテイメント会社がありますが、皆さんご存知でしょうか。「太陽のサーカス」という意味だそうですけど、サーカスと聞いて思い描くものとは一線を画す非常に芸術性の高いショーを上演することで有名でした。

「有名でした」と過去形にしたのは、聞くところによると新型コロナの影響で経営破綻したそうなんですよ。

この「シルク・ドゥ・ソレイユ」が世界を巡回して上演していた「ヴァレカイ」というショーがメルボルンにもやって来まして、大変素晴らしいという評判を聞いたので私達家族も観に行くことにしたんです。うちの娘は小学校の2年生でした。

ところが、何か楽しみにしているイベントがあると必ず病気になっていた娘は、「ヴァレカイ」を観に行く当日にガストロ(Gastro)になりましてね。ガストロというのは胃腸炎のことです。

下痢がひどくて行けなかったんですよ。私もあきらめるしかなくて娘と家に残り、夫と息子の2人だけが観に行ったんですけど。

下の写真は、この日病気になってがっくり来ている7歳の娘です。


「ヴァレカイ」と聞くと、夫と息子は素晴らしいエンターテインメントを思い出し、娘と私はガストロで惨めだったことを思い出すというわけで、「ヴァレカイ」と「ガストロ」はセットで記憶されているんです。

ところが、

この時、病気の娘に私がある本を一日がかりで読んでやったそうなんですよ。お母さんが自分のために本を読んでくれたというのも幸せだったらしいですけど、その本の内容が素敵だったので心に残っているらしいんです。

どういう本だったかは覚えていないそうです。女の子の話で、有名な日本の俳優だかタレントだかが書いた本だとお母さんが言ったと娘は言うんですけど。

有名な日本の俳優だかタレントだかが書いた女の子の話で、一日がかりで読むほど長くて、小学校の2年生が楽しめるストーリー。

一体どの本を読んでやったんだろうと気になって考えていたら、突然思い出しました。

それはね、黒柳徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」ですよ。


大ベストセラーになった本ですし、皆さんもきっと読んだことがおありでしょう。

最後までは読まなかったと思います。読み終える前に「ヴァレカイ」を観に行っていた夫と息子が帰って来ましたからね。「すごかったあ」「素晴らしかったあ」と言うのを聞いて、娘は大変ご機嫌が悪くなりました。

続きを読んで欲しいと頼まれた記憶もありますが、最後まで読んでやっていないと思います。

大人になった娘が今読んだら、きっと楽しむと思いますよ。日本語では読めませんから英語版を読むしかないでしょうけど、いつか読んでみて欲しいです。


「窓ぎわのトットちゃん」という本は、日本語版も英語版も両方持っていたんですけどね、誰かに貸したんでしょう。本は行方不明です。

あの日、病気の娘に本を読んでやったことなど私は忘れていましたが、娘には子供の頃の最高の思い出の一つとして記憶に残っていると知って、親の責任というものを再認識させられました。

小さいお子さんがいらっしゃる皆さんは、今は忙しくて大変でしょうけど、子供が子供でいる時期はあっという間に終わってしまいますし、終わってしまったらやり直しができないということを、時々思い出してみてください。

私は後悔することがたくさんあるんですけどね、「ヴァレカイ」を観に行けなくて惨めだった娘を一人ぼっちで寝させずに本を読んでやったことは、お母さんとしては良いことをしたなと思いました。


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2023年4月11日

読書と本の処分

イースター4連休が終わりました。

ごみ屋敷状態のガレージを片付けると言っていたうちの夫ですが、思った通り片付けなんて何もしませんでしたよ。

1日目は昼寝で終わり、2日目は娘が帰って来るというのでそのことだけ。

3日目と4日目は、

何と本を読んでいました!

遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」で目が見えなくなって来て本を読むことが困難になり、最近はオーディオブック(朗読の録音)を買って聞くようになっていたのに、本を読んでいたのでびっくりしましたよ。

読んでいる本を見てみたら、文字が小さかったです。

「ちょっとアナタこれが読めるの?」
「このメガネ(最近作ってもらったメガネ)をかけると読めます」
「こんな小さい文字だと私には無理だわ!」

そりゃあ私だってね、老眼鏡をかければ読めることは読めますよ。でも、1ページも読むと目が疲れてしまうので、最近本は読まなくなったんです。文字を拡大できるデジタルブックなら楽に読めるのでしょうけど、日本語のデジタルブックは種類が少ないんですよね。

読み物は、コンピューターのモニターに拡大表示させて読みます。今書いているこのブログの記事も、大きな文字で書いているんですよ。

ところで、

夫が読んでいたのは「History's Worst Decisions」という本でした。この本は日本語にも翻訳されて「失敗だらけの人類史」というタイトルで出版されているようです。

著者はStephen Weirという方ですけど、この名前は普通に発音すると「スティーヴン・ウィアー」というのが正しいはずですが、日本語版の本には「ステファン・ウェイア」と書いてあります。

英国人のようですから「スティーヴン・ウィアー」だと思いますけどねえ。どうして「ステファン・ウェイア」になるんでしょうか。名前を正しく日本語表記できていないとすると、本の中身の翻訳が心配になります。

それはともかく…

この本は「歴史上の大失敗となった最悪の決断」というものを取り上げているわけですけど、歴史上の大失敗と言えば、オーストラリア人だとまっさきに思いつくのは、以前このブログでも話題にしましたが、「壊滅的な生物学的侵略」をオーストラリアにもたらしたウサギの話なんですけどね、やっぱりこのウサギの話も取り上げられているんですよ。

トーマス・オースティンというイングランドからの入植者がいたんです。この人が、イングランドで人気のある「ウサギ狩り」をするために24匹のウサギをオーストラリアに持ち込んだのです。

トーマス・オースティンが自分の敷地内に放した24匹のウサギは、わずか3年で数千匹に増え、数年のうちに何百万匹にも増え、オーストラリア全体に広がってさらに増殖し続けて、1920年代には100億匹に膨れ上がったと言われています。

農業にも生態系にも壊滅的な大被害をもたらしました。現在でもまだウサギ問題は続いているんです。

このトーマス・オースティンですが、牧羊業などで成功して大変なお金持ちだったようです。この人の奥さんは慈善家として知られたそうで、先日からうちの夫が度々行っているオースティン病院は、この病院の設立に関わったこの奥さんの名前にちなんでいるそうですよ。

ウサギを持ち込んだトーマス・オースティンは知っていましたが、オースティン病院とつながりがあったとは知りませんでした。

オリビア・ニュートンジョンがんセンターのある大きな病院です。これからは、オースティン病院と聞けばウサギの話を思い出しそうです。

「History's Worst Decisions」という本は、なかなか面白そうです。それぞれのエピソードは短いので気軽に読めそうです。私も読んでみようかと思ったけど、やはり文字が小さ過ぎてつらいです。

あんなに小さい文字なのに(と言っても文庫本の文字よりは大きい)、夫が読んでいるのでびっくりですよ。どういうメガネを作ってもらったんですかねえ。

連休中にごみ屋敷ガレージの片付けをして欲しかったですけど、読書はいいです。そのうち本当に本を読むことは不可能になりますから、読めるうちに読んでください。


ところで、本を読めなくなった私は、棚の飾りになっていた本を処分しました。誰かに勧めたいとも思わないイマイチだった本はリサイクルごみ箱へ。自分でも面白かったと思う本は、うちの娘が住んでいるシェアハウスへ持って行ってもらいました。

そのシェアハウスには、日本人が多く住んでいるからです。誰かに読んでもらえたら本だってうれしいでしょう。

単行本が少し残っていますが、おそらくごみ箱行きです。

持ち物を減らさなくてはいけませんからね、本の処分が終わったら次はDVDですよ。これまた大量にありますが、もう観ることは無いですから。

私達はDVDプレーヤーも持っていないんですよ。何年か前に壊れたんです。使うことがないので新しいのを買うつもりもありません。DVDプレーヤーを持っていないのにDVDを持っていても意味がないです。ケースに入っているので場所を取るし。

ものすごい量のプラスチックごみですよ。どう処分したらいいのでしょうか。


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2023年3月18日

片付けを始めました

引っ越しのことを度々話題にするのに一向に片付けを始めようとしないうちの夫に、一体私達はいつ頃引っ越しをすることになるのかと問いただしたところ、夫は9月までには引っ越すつもりだと言いました。

なぜ9月までかと言うと、夫の予想では腎臓を提供するのが9月になるからだそうです。腎臓を提供することが決まったわけではないんですよ。どうもうちの夫は腎臓を提供することによるリスクが高いらしくてね。

まだ肝臓の検査が続いていますし、減量しなくちゃあいけませんし、夫はパニック障害や双極性障害2型といった精神的な病気の病歴がありますので来月は精神科医の診察を受けることになっていますし、さらに尿道結石の病歴も問題になっているらしくてその件でも医者に会うんだそうです。

検査は続くよいつまでも…

もうあきらめても良さそうなのですけど、本人はまだあきらめていないそうです。

さて、

引っ越しと言えば、私達家族はこれまで引っ越しに継ぐ引っ越しで、子供達が生まれてからこれまでに10回引っ越しているんですけど、引っ越したくて引っ越したんじゃあなくて、住んでいた家の家主が家を売りに出したので引っ越さざるを得なくなったというのも続いたんです。

ひどい話なんです。ある家なんて、住み始めて3〜4ヶ月で家主がその家を売りに出し、不動産屋や見学の人が家に入って来るのを法律的に拒否できず、6ヶ月で引っ越す羽目になったんですよ。

その次に住んだ家も、その次の家も、その次の家も同じことが起きて引っ越さなくちゃあいけなくなり、当時生活に困窮していたので家賃が安い家を探して古くてショボい小さな家に引っ越したんですが、1年後には値上げを告げられまして。

場所が便利だからというのと家賃が安い(と言っても週450ドル)という理由で住むことにした家ですが、家賃を上げると告げられて再び引っ越すことに決めたのです。

引っ越したのは現在住んでいる家で、私達家族が引っ越し続きなのを気の毒に思った義妹(夫の妹)が投資のためもあって買った家なんです。私達は義妹に家賃を払って住んで来ました。

うちの夫はしょっちゅう仕事で家にいなかったので、引越し時に夫が不在で荷造りも引っ越しそのものも私が一人でやったことが何度かあります。

引っ越す度に荷物は少しずつ増えて、一番最後の引っ越しの時はもう大量でした。

何が大量って夫の持ち物なんです。整理したり処分したり片付けたりが面倒くさい人なので、うちの夫は安物のプラスチックボックスをいっぱい買ってきて、何でもかんでもそのボックスに突っ込んでこの家に持って来たんですよ。

家が大きかったし、特にガレージが巨大でしたから持って来たものを置く場所には困らなかったんですが。

あれから10年になります。一度もフタを開けていないボックスもありますよ。そして、夫の持ち物は何十倍にも増えています。車が3台は停められる大きなガレージがごみ屋敷状態なんですからね。

今回は何でもかんでもボックスに詰めて次の家に持って行くことは出来ません。次の家は小さい家のはずですから。ホントにもう、どうするつもりなんでしょうか。

心配です…

私は持ち物が極端なほど少ないので荷造りはすぐに終わります。キッチン用品は結構な数を持っていますが、最近少しずつ減らしていますし、何度も引っ越しをしていますからキッチン用品の荷造りはそんなに大変ではないと知っています。

問題は夫の持ち物なんです。

ごみ屋敷状態のガレージを埋め尽くす道具やガラクタだけじゃあないんです。書斎だって私のデスク以外はものが溢れていますし、夫は大量の本を持っているんです。

目が見えなくなって来ていますからもう読むことも無いんですけど、夫の本は私が処分するわけには行きません。どうするつもりなんでしょうか。

今日は土曜日。仕事が休みです。片付けを始めるチャンスですが、夫は木を切りに行きました。先週の土曜日に切りに行った木の続きです。

ああ…


とりあえず、私は自分の日本語の本を処分することにしました。英語の本なら誰かが読むかもしれませんけど、日本語の本は私が読まなければ誰も読みませんからね。

これまでに何度か売ったんですけど、まだまだたくさんあるんです。

文庫本や新書のような小さな活字の本はもう読めないですし、どの本も今後読むことは無いだろうと思います。

処分すると言っても、捨てるなんてもったいないことは出来ません。売るのはなかなか難しいですし、売ったところで二束三文です。そこで、うちの娘が住んでいるシェアハウスに持って行くことにしたんです。

このシェアハウスに住んでいる住人の多くが日本人なのですよ。ワーキングホリデーの方とか大学生の方で、頻繁に住人は変わるそうですが、娘の話では日本人がこの家に集まることがよくあるそうなんです。

そういう家に私の本を置いておけば、誰かに読んでもらえるかもしないでしょ?

ということで、小さい本は全部箱に詰めました。これは手元に置いておこうかと思った本もありましたけど、特に大好きだった米原万里さんの著作とかね。でも、置いておいても読むことは無いと知っていますから、もういいです。


もったいないという気持ちもありますが、そんなことを思っていると片付けられませんよね。


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2022年7月26日

せかいでさいしょにズボンをはいた女の子

先日、アメリカの俳優ブラッド・ピットさんが、新作映画の試写会の際にスカートを着用して登場したというのが話題になっていました。

欧州も北米も熱波に見舞われていましたから、ピットさんが涼し気なリネンのスカートをはいているのを見て「男がスカートをはいている!」と驚いた人もいる反面、なんだか涼しそうでいいじゃんという人もいたのでした。

私は、オーストラリアに住むようになってからスコットランドの民族衣装であるキルトを着た男性を頻繁に見て来ましたから、男性のスカート姿には全く違和感がありません。

最近では、性差を超えて好きなタイプの服を着て楽しむ人が増えて来ていますよね。メルボルンの有名な芸能ジャーナリストの方の息子さんは、度々イベントにドレス姿で登場してそれを批判されているんですけど、21世紀の今の時代に「これは男が着る服」「これは女が着る服」と決めつけるのもおかしなことです。

皆んな自分が好きな服を着れば良いのですよ。

そもそも、人間の生物学的な性別にしても男と女の2つだけではないことが知られて来ましたし、自身の性認識にしても性的指向にしても、人間の歴史が始まって以来、様々なタイプの人間がいるという事は分かっていることじゃないですか。

もうそろそろ人を枠にはめるのは止めましょうよ。

皆んな違ってそれで良いのです。

男性のスカート姿に違和感を感じる方は、女性のズボン姿にも違和感を感じるんでしょうかね。ズボンは男性が着る服であると認識されていた時代がありました。当時は、スボンを着用した女性は批判されました。

女がズボンを着用してはいけないという法律があった国もあるのですよ。ズボンをはくと法律違反で逮捕されたんです。

「せかいでさいしょにズボンをはいた女の子」という絵本がありますけど、このストーリーはメアリー・エドワーズ・ウォーカー(Mary Edwards Walker)というアメリカ人女性の幼い日のことを描いています。

メアリー・エドワーズ・ウォーカーは、南北戦争で活躍したアメリカの軍医で、女性として名誉勲章を授けられた唯一の人物だそうです。

詳しいことは Wikipedia でお読みいただくとして。

この方は、よく男性の服装をしていたそうですが、そのために逮捕されてもいるんです。今では女性がズボンをはくことは常識ですけど、そうではなかった時代があるということです。

時代というのは変化していくものです。

今の時代に生きる私達の「当たり前」の中には、変えるべき、変わっていくべき「当たり前」もたくさんあるんじゃあないですか。

一部の人々の自由を奪ったり人権を抑圧していたりする「当たり前」も、まだまだたくさんありますよ。

変えるべき「当たり前」は、変えようとする人々がいるから変わります。幼いメアリーが批判されてもズボンをはいたように、私達も身近なところから変えて行きましょうよ。

他人の自由をとやかく批判しないというのは、すぐにでもできることです。


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2021年3月9日

R.I.P. オリバー・サックス医師

2015年にガンで亡くなったオリバー・サックス氏は、脳神経科の医師ですが、臨床経験を基に執筆した多くの著作で有名です。

オリバー・サックスを一躍有名にした映画「レナードの朝(原題: Awakenings)」は、サックス氏が患者のことを書いたノンフィクションが基になっています。

「レナードの朝」はもちろんのこと、「妻を帽子とまちがえた男」や「火星の人類学者」など、彼の著作の多くがベストセラーになっています。

ドキュメンタリー映画「Oliver Sacks: His Own Life」のDVDを買ってきて、いろいろトラブルがありましたけど、昨日やっと見ることができました。

サックス氏の両親はどちらも医者で、特にお母さんは当時の英国で先駆的な女性外科医の一人だったそうで、幼い頃から自分も医学の道に進むものと考えられていたそうです。ただし、医学と言っても分野は広いわけです。

サックス氏が、脳神経科の医者となり、精神疾患患者達の虜になり、診療を行いながら彼らの不思議で驚きに満ちた様子を執筆して人々を啓蒙した、その人生に大きな影響を与えた出来事が二つありました。

一つは、お兄さんの一人が病気になったことです。

第二次世界大戦中に爆撃されるロンドンを離れ、まだ幼かったサックス氏はお兄さんのマイケルと二人、イングランド中部地方に疎開します。全寮制の寄宿学校に入れられたのですが、この学校での語るも恐ろしい虐待やいじめのために、お兄さんのマイケルが精神的な病気になるのです。

統合失調症となり幻覚で苦しむ兄、それが家族の不名誉となり秘密とされ、家の中には緊張や不安が満ちていきます。

まだ幼かったサックス氏は、兄を可哀想に思うと同時に、自分を守るために自室にこもるようになりました。子供の頃のサックス氏は「病気」とも言えるほど重度に内気で、それは生涯にわたって影響したそうです。

お兄さんの病気や内気気質以上に彼の人生に大きな影響を及ぼしたのは、サックス氏が同性愛者であったことでした。

当時の英国では、同性愛は法律で禁止されていましたから、同性愛が見つかると逮捕されて刑務所に入れられたり、薬物矯正治療が行われたりしていました。

コンピューターの父とも呼ばれる数学者のアラン・チューリングは、第二次世界大戦中にエニグマを解読した人で、映画「イミテーション・ゲーム」で知られるようになりましたが、大きな功績があったにもかかわらず、同性愛の罪で逮捕された後、若くして悲劇的な亡くなり方をしています。青酸中毒による自殺とも言われています。

そういう時代でしたから、年頃のサックス氏は当然自分の性的指向に悩んでいました。父親との会話でカミングアウトした後、母親には内緒にしてくれと頼んだのに父親が母親に話し、それを母親に咎められ「お前など生まれてこなければよかった」と言われたことや、生来の内気も手伝って、サックス氏は非常に生きづらい日々を送っていました。

サックス氏が英国を離れて米国に行ったのは、そうした背景があったのでした。当時の米国、特にサンフランシスコには、同性愛者が多く住んでいましたから。

米国で個人的なつらい経験をした後、40年近くも誰とも性的な関係を持たずに、ずっと一人暮らしをしていたそうです。

つらい経験をして、心の葛藤に苦しむ若者が陥りやすいのが、薬物中毒です。サックス氏も長年薬物を常用していました。特に、メタンフェタミンから得られる高揚感の中毒になって、なかなか止めることができなかったそうです。

止めるきっかけになったのが、精神疾患患者達と脳神経にすっかり魅せられたことでした。

特に大きな転機となるのは、「レナードの朝」で描かれている嗜眠性脳炎という病気の後遺症で何年も身動きできず、ほとんど彫像のように固まったままだった患者達です。彼らはLドーパという薬を投与されて突然回復するのですけど、ヒトの脳というものが、どのようにして記憶や認知や個性と関係しているか、サックス氏はこれを明らかにしようと試み、研究を続けることになります。

サックス氏にとって、患者は研究のデータではありません。彼は、外に見えている患者ではなく「中にいるその人」に常に目を向けています。一人ひとりの患者に寄り添い続け、患者の話を聞き、その人を知ろうとする姿勢を持ち続けます。

この映画には、以前の私なら「怖い」とか「気持ち悪い」と感じてしまうような状態の患者が多く登場しますが、サックス氏の話を聞き、彼が患者達に接する様子を見ていると、この私ですら「中にいるその人」に意識が向いて行くのを感じました。

精神的な病気や脳神経の問題から生じる病気の患者に対しては、現在でも根強い偏見がありますが、サックス氏が一般の人々の意識を変えてきたことは確かなのです。


それと、彼のプライベートに関することですが、恋人もパートナーもなく一人で行きてきたサックス氏が、人生の最後の章で素晴らしいパートナーに出会い、幸せな数年間を送ったことは良かったです。

これから、サックス氏の最後の著作「道程 オリバー・サックス自伝(On the Move: A Life)」を読もうと思います。


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2017年12月17日

羊の内臓のパイ

「羊たちの沈黙」(トマス・ハリス著)という小説をお読みになったことがありますか?

映画にもなり大ヒットしたので、ストーリーは皆さんご存知ではないかと思います。

「羊たちの沈黙」をはじめ、「レッド・ドラゴン」「ハンニバル」「ハンニバル・ライジング」など、一連の小説で最も有名な登場人物であるハンニバル・レクター(Hannibal Lecter)は、もちろん架空の人物なんですけど、このハンニバル・レクターがどのような人物かご存知でしょうか。

彼の非常に複雑な半生は「ハンニバル・ライジング」に詳しいのですけど、実はうちの娘はハンニバル・レクターの大ファンなのです。

概してグロテスクなものに強い関心を寄せる娘は、自分が心理学を勉強していることもあって、この著名な精神科医であり猟奇殺人犯であり殺した人間の臓器を食べる、人並み外れた知能と身体能力を併せ持つ男の美食家としての面も大変にお気に入りなのです。

俳優マッツ・ミケルセン(Mads Mikkelsen)がハンニバルを演じたTVドラマ「ハンニバル」では、その美食家としての面も興味深く描かれていました。

このTVドラマシリーズのフードコーディネーターを務めたJanice Poonさんのレシピ本「Feeding Hannibal」を、私は娘の誕生日にプレゼントしたのですが、以来、娘はこの本に夢中です。


昨晩の晩ご飯は、娘が2日がかりで作ったこのミートパイとサラダでした。


ミートパイと言うよりも、羊の内蔵パイです。先日一緒に買い物をした時に、娘が買っているのを見たけど、このパイの中身は羊の心臓と腎臓と肝臓です。

もちろんワインで煮ていました。マッシュルームとか野菜やハーブ類もいろいろ入っているようです。

パイの上の飾りを作るのに、大変な時間を要したそうです。


私は、食欲が全く無かったので食べませんでしたが、娘をがっかりさせないために一口だけ味見をしました。そして、正直者のお母さんは、「この味は好きではない」と感想を述べたのでした。

味的にはね、レバーパイといった感じでしたから。レバーは好きじゃないんです。

「男たちには中に何が入っているか言うな!」

と、娘に釘を差されていたため、私は何も言いませんでしたが、息子は明らかに苦労している様子。そして、夫は、なんということか、会社の忘年会で帰りが遅くなり、晩ご飯には帰って来なかったのでした。

「そういえば、土曜日に忘年会があると言ってたわ…」

夫は、自分の分と食べなかった私の分も、今日のランチ用に大喜びで持って行きました。夫の鈍感な味覚なら、普通のミートパイとだいぶ味が違うな程度の感想になるのではないかと思います。

ところで、このパイをハンニバルが作った場合、中身は羊の内臓ではなくて…

いやいや、想像するのは止めておこう!


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2017年12月16日

毒になる親

心身の不調を引き起こす要因を親に植え付けられて育った人が、不調から回復し自分を取り戻るために読むと助けになると話題の「毒になる親」(スーザン・フォワード著)を読みました。


著者から読者への繰り返されるメッサージには、勇気づけられます。

でも、親への「怒り」「苦しみ」「悲しみ」という言葉が繰り返される、前半の「毒になる親とはどんな親か」が自分の経験としっくりきません。

私の親への感情の主体は、毒親であった父には「恐怖」と「嫌悪感」、愛情を持って育ててくれた母親には「罪悪感」だと考えていたけど、よく考えると母に対しても負の感情を持っていると感じます。

母は、辛い時や父や父の家族に不満がある時には、長女でしっかり者であった私にいつも愚痴をこぼし、父の悪口を言い、自分の不運を話して聞かせましたから。母の心の苦悩を幼い私がスポンジのように吸い取り続けていたわけです。

私は、子供の頃から意識下で思い詰めていたのだと思うのです。私が自分の生を生きるための唯一の方法は、「親から逃げること」「親や親戚がいる社会から逃げること」だと。

そして、現在こんなに遠くまで逃げてきてはいるのですが、「毒になる親」を読んでいると、これほど遠くまで逃げてきていても、自分がまだまだ親に心理的に絡みとられていて、感情が親によって支配されているのだと気づかされます。

この本には、そういった自己診断ができる項目がたくさんあるのです。

「毒になる親」の後半は、「毒になる親から人生を取り戻す道」について書かれていますが、これがはっきり言ってぜったいに無理だと感じる。

親に対して、自分の思いを吐き出すことをしなくちゃいけないと書かれているのです。

でも、私は父親の顔は二度と見たくないと思っているし、母親には、負の感情を持っているとはいえ、何よりも感謝の気持ちが大きいので、今さら母に対する負の感情を伝えたくない。

対決して会話するなんて、怖くて絶対にできない。

手紙を書くという方法も提案されているけど、私にはそれもできそうにない。

でも、書いた手紙を実際に親へ送らなくても、それを声に出して読むだけでも効果があるとのことです。

とにかく、自分の中に溜まっているものを吐き出さなければいけないとのこと。

そりゃそうだな。

実は、一度書き始めたことがあるのだけど、あまりにしんどくなって途中で止めてしまったのです。

はあああ…

考えるだけでもしんどくなります。

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2017年10月27日

読書速度チャンピオン

昨晩の夕食時、本のことが話題になりました。

本が話題になることは良くあるのですが、昨晩は特定の本についてではなく「本というもの」「読書」について。

うちの息子は、小学生の頃「デルトラクエスト」をはじめとするエミリー・ロッダの作品と「ハリー・ポッター」シリーズ、さらに「ロード・オブ・ザ・リング」と、次々に長編小説にはまり、常に本を読んでいる子でした。

2歳下の娘は本に全く関心を示さず、絵本や挿絵の多い本を買ったり借りたりして、何とか本を読ませようとお母さんは大変苦労したのですが、今では自他ともに認める「本の虫」です。

読書にハマったきっかけは、アレクサンドル・デュマの長編小説「モンテ・クリスト伯」だったそうです。とにかくたくさん本を読むのですが、娘は読みながら本に書き込みをするのが好きなので、図書館から本を借りてこれません。我が家の書架はどんどん拡大を続ける一方です。

夫も私も本は大好きで「本を買うのを止めたら家が建つ」と友人家族から冷やかされていたほどなのだけど、視力がね、悲しいことにガタ落ちで、以前のように読書を楽しめなくなってきております。

息子は、日本の漫画にハマってからというもの本を読まなくなりました。

さてさて、

読書の速度について話題になりまして、我が家の読書速度チャンピオンは、何と言っても最近さっぱり本を読まなくなっている息子であろうということになりました。

「カイは、本当に速かったからなあ!」
「最近はぜんぜん読んでいないけど、きっと今でも速いだろうねえ」
「あんなに速く読むと、あっという間に終わっちゃってもったいないよねえ」

どうしてあんなに速く読むのか(読めるのか)たずねられた息子の答えは…

「最初は文字を追って読んでいるけど、すぐに映画を見ている感じになる」

でした。

つまり、速読しようと努力しているわけではなく、ただ速く読んでしまうだけなのでした。でもね、私の読書も息子と同じなのです。

読書の速さでは常に夫を驚かせて来た私ですが(日本語の本ならよ!)、息子の言う通り、最初は文字を追っているのだけど、そのうち読んでいるというよりもページに印刷された文字を見ている感じになり、文字を見ていても頭のなかでは映画を見ているような感じになり、早く次のシーンを見たいからページをめくる速度もついつい速くなるというわけです。

ところで、私の読書には、家族全員からダメ出しされている特徴があります。

小説の場合ですけどね、特にサスペンス系の小説では、読み始めて結末が気になりすぎて速く読みたい気持ちが強まってイライラしてくると、結末を先に読んでからそこに至る過程をじっくり読み進めるという…。

結末を先に読むって、やっぱりダメ?

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