2024年8月16日

頻繁に救急車を呼ぶ家

道路向かいの家にまた救急車が来ました。「またか!」と思いました。

この家は頻繁に救急車を呼ぶのですよ。時には救急車が2台来ることもあります。誰かが運び出されたのを見たことはありませんから、病院に搬送しなくてはいけないような症状ではないんでしょう。


どういう事情なのか知りませんけど、救急車ってこんなに頻繁に呼んでもいいものなんですかねえ。なんだか医療の出前をしてもらっているようにも見えるんですけど。

オーストラリアの救急車は必要がなければサイレンを鳴らしたりしませんから、気が付いたら来ているという感じで迷惑にはなっていませんが。

引っ越して来て間もない頃にこの道路向かいの家に救急車が来ましてね、あの時には誰かがお亡くなりになったんではないかと心配したんですが、その後も頻繁に来るということはお亡くなりにはなっていなかったようです。

オーストラリアでは救急車は有料で、メルボルン都市圏内だと1回呼ぶと1,400ドルくらいかかります。田舎の方だと2,000ドル以上かかります。ですから、私達家族は「Ambulance Victoria」に加入しているんですよ。

2024年現在の年会費は、家族で加入すると106.73ドルです。個人の場合は53.37ドルです。

家族で加入していても、子供が18歳を超えるとフルタイムの学生でない限り家族としてはカバーされなくなりますから、同じ家に住んでいても個人で加入する必要があります。

私はこれまでに何度も救急車のお世話になっていますし、娘もお世話になったことがあります。救急車サービスは各州で異なりますが、加入していない方は加入しておいた方がいいですよ。

ヴィクトリア州では「Ambulance Victoria」に加入していれば何度利用しても無料なんですから、頻繁に利用して何が悪いという話にもなるわけですが、道路向かいの家は「またあの家か」と有名になっているんじゃあないですかねえ。


世の中には「救急車依存症」とも言うべき状態の方もいらっしゃるそうです。何らかの不安が原因で呼吸が苦しくなったり胸痛がしたりして、いても立ってもいられずに救急車を呼ぶわけですけど、病院に搬送されて検査を受けても悪いところは見つからないので家に帰されます。

しかし、精神的なものが原因の不安発作は繰り返しますから、何度も救急車を呼んでしまうということなんですけど。

道路向かいの家の方は、もしかしたら持病がおありで、実際に救急車が必要な状況になっておられるのかもしれませんから、他人の私があれこれ言うのは不謹慎かもしれません。

メルボルンでは救急車の数が足りなくて救える命が救えていないというような話も聞くので、私が救急車を呼んだ時も「本当に必要だろうか」と躊躇したんですよ。それでもまあ、必要だと感じた時には呼んだ方がいいとは思います。

うちの娘が小学生の頃に救急車で運ばれた時にはね、風邪か何かで寝ていたんですけど、咳がひどくて苦しそうだったんですが救急車を呼ぶほどのことだろうかと思って呼ばなかったんです。

私が車で病院に連れて行くことも出来たはずなのに、どうして救急車を呼んだのか理由は覚えていないんですが、救急隊員の方が直ぐに病院へ連れて行く必要があるとおっしゃったのでびっくりしたのは覚えています。

血中酸素濃度が低過ぎるとおっしゃって、娘は酸素吸入しながら運ばれて4日間も入院したんですから、素人判断であのままにしていたら危なかったかもしれません。

オーストラリアにお住まいの皆さん、救急車は有料ですよ。救急車サービスには加入しておいた方がいいです。ヴィクトリア州の場合、個人加入なら年会費53.37ドルですから1ヶ月あたり5ドル以下。分割払いも出来ます。


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