2024年8月22日

頭痛と水の飲み過ぎ

うちの夫が仕事が休みだった昨日の水曜日、来週40歳の誕生日を迎える義弟の誕生日を祝う家族の食事会が予定されていました。

義弟とうちの夫は歳が離れているんです。うちの夫が高校生の時に生まれているんですよ。父親が出産に付き添いたくないと言うので、高校生だったうちの夫が付き添って母親の手を握って励ましたと言うんですからびっくりなんです。

仕事の関係で義弟は来週バリ島に行くことになっているので、昨日お祝いをすることになっていたんですが、うちの夫は朝から具合が悪くて寝込んでいたんです。

病気だと言いましたが、熱はありませんでした。

どういう症状なのかと聞くと、とにかく頭が痛いと言いました。血圧が160mmHg近くまで上がっていました。うちの夫は腎臓が一つになっていますから、高血圧は注意しなくてはいけません。

昨日の朝は血漿(けっしょう)献血の予約も入れていたのに、とてもベッドから起き上がれない様子でしたから献血はキャンセルしました。

鎮痛薬は腎臓に良くないので飲めないと言いました。ウ〜ウ〜とうなりながらただ痛みに耐えているだけでした。こんなことでは食事会にも行けないだろうと思いましたよ。

水分不足が原因の頭痛なら水分の補給が大事ですが、水はずっと飲み続けていると言いました。ベッドの横には空っぽになったペットボトルがありました。

その時、私の素人判断というか直感だったんですけど、水分だけじゃあなくて塩分の補給が必要だと思ったんですよ。

スポーツドリンクを買いに行く元気はなかったので、レモネードを作って飲ませることにしました。レモネードなら簡単に作れますからね、レモン汁と砂糖で作ったレモネードに塩を入れることにしました。

スポーツドリンクって結構塩味が強いでしょ?大体あれくらいの塩味になるように多めにひとつまみ入れました。

しばらくして様子を見に行くと、レモネードを飲んだ後から頭痛が楽になったと言いました。そして、午後には頭痛がしなくなって、夕方の食事会には行くことが出来たんです。

血圧も下がっていました。


最近ひどい頭痛になったことなどなかったのに、何が原因だったんだろうかという話になりました。夫が言うには、一つだけいつもと違うことをしたんだそうです。それは水分の補給でした。

昨日の朝は血漿(けっしょう)献血の予約を入れていたので、前日からたくさん水を飲んだと言うんです。

頭痛の原因はそれですよ。

水の飲み過ぎ!

水を飲み過ぎると体内の水分量が増えますよね。そのために体液中のナトリウム(塩分)が薄まります。ナトリウム濃度が下がった体液は細胞の外側から内側に移動するので細胞が膨らみます。

こうして脳の細胞が膨らんで圧力が増すと頭痛が生じるというわけですよ。

頭痛を鎮痛薬なしで治そうと思ってさらに水を飲み続けていた夫は、状態を悪化させていたわけです。

おまけに、高血圧対策として私達は減塩食生活をしているでしょ?ナトリウムが足りなくなったんですよ。

ナトリウムが足りなくて頭痛がしているのならナトリウムを補給すれば良いわけですから、塩を入れたレモネードを飲んだ後で頭痛が楽になったというのも筋が通っているのです。

水分の補給にはただ水を飲めばいいというわけではないんですよね。暑い日や激しい運動をする時などに、良かれと思ってがぶがぶと水を飲み、水分の取り過ぎでナトリウム濃度が下がり過ぎると「低ナトリウム血症」と呼ばれる状態になることもあるそうですよ。

水を飲み過ぎて死ぬ人もいるそうですから気をつけましょう。

水は一度にたくさん飲まないこと、飲み過ぎには注意すること、そして水分補給にはナトリウムなどの電解質を含む飲み物を利用することが大事だそうです。

うちの夫にこのことを話したら、大いに納得していました。次回の献血の際には水の飲み過ぎに気をつけるでしょう。

それにしても、塩を入れたレモネードはいい思い付きでした。


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