その家を最初に売りに出したのは2年前の8月で、なかなか売れないので今年になってから値下げをしたら買い手が付いたんですが、その買い手の方が現在住んでいる家が売れないもんだから代金を払えないということで、再び売りに出すことになったという経緯は「結局売れなかったあの家」に書いた通りなんですけど。
何ヶ月もメンテナンスをしていなかったので、木が倒れたり草が伸びたりして、広い敷地は見た目が良くないんだそうです。
倒れた木を切ったり燃やしたりして片付けるのは力仕事です。夫と息子は帰って来たら甘い物が食べたいだろうと思ったので、ケーキを焼いておいてあげることにしました。
このブログでも何度か話題にした自信作のレシピ、「私の伝説的キャロットケーキ」を焼こうと決めたのは良いけど、パイナップルがなかったんですよ。パイナップル無しで作っては「私の伝説的キャロットケーキ」になりませんから計画変更です。
しかし、一度キャロットケーキを焼くと決めたせいでキャロットケーキのようなずっしりしたケーキが食べたくなっていたので、パイナップル無しでキャロット(ニンジン)をスイートポテト(サツマイモ)に変えて作ってみたんです。
オーストラリアで最も一般的なスイートポテトはオレンジ色のやつです。甘いのは甘いんですけど、日本のサツマイモのような甘さではないです。
皮をむいでグレーターで粗く削りおろして、材料と一緒に混ぜて焼くだけです。「私の伝説的キャロットケーキ」には干しぶどうを入れますが、昨日は入れませんでした。その代わりスパイスを追加しました。
出来上がったケーキがこれです。
美味しかったんですよ!
これはウェブサイトに載せなくちゃあいけないと思って写真を撮りました。
材料は以下の通りです。私は20センチの丸いケーキ型を使いましたが、もっと大きいケーキ型でもいいですし、四角い型でもいいですし、カップケーキにしてもいいですよ。
<ケーキの材料> *オーストラリアの計量カップは250ml
大きめスイートポテト 1個(550グラムくらい)
(注意:削りおろした時に計量カップにしっかり詰めて3カップ分くらいの量が必要です。)
セルフライジングフラワー(ふくらし粉入りの小麦粉)1.5カップ
ブラウンシュガー 1/4カップ(増やしてもいいです)
キャスターシュガー(細かいグラニュー糖) 1/4カップ
塩 小さじ半分
シナモン 小さじ1
ジンジャー 小さじ1
(これ以外に好みのスパイスを追加してもいいです。オールスパイスとかナツメグとかクローブとかがおすすめです。私はオールスパイスを小さじ1入れました。)
粗く刻んだクルミ 1/2カップ
卵 2個
植物性オイル 1/2カップ(サンフラワーオイルがおすすめ)
バニラエクストラクト 小さじ1
<クリームチーズフロスティングの材料>
クリームチーズ 125グラム(柔らかくする)
バター 50グラム(柔らかくする)
レモン汁 小さじ2
アイシングシュガー(粉砂糖) 1カップ(120グラム)
作り方はとにかく材料を全部混ぜて180度のオーブンで45〜50分くらい火が通るまで焼くだけです。カップケーキにする場合は25分くらいでしょう。
焼き過ぎるとベチャッとすると思いますから火が通ったらすぐにオーブンから出して冷やします。すっかり冷えたらクリームチーズフロスティングを塗ると美味しいですよ。
下の写真のオレンジ色のが削りおろしたスイートポテト。
英語で書いたレシピはこちらです。
このケーキは冷たくした方が美味しいと思います。バターを使っていませんから、冷蔵庫で冷やしても固くなりません。
いちばん大変なのは、キャロットケーキと同じで、スイートポテトをグレーターで削りおろすところですけど、混ぜて焼くだけですから簡単です。
砂糖の量は増やしてもいいですけど、クリームチーズフロスティングが甘いので、ケーキはあんまり甘くしない方がいいと思います。
作ってみてね。「私の伝説的キャロットケーキ」もよろしく!
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