鳥がにぎやかになって来ました

昨年の１０月まで住んでいた家は大きなユーカリの木々に囲まれていて、周囲にはたくさんの鳥が住んでいました。

敷地内の木にはマグパイという鳥が巣を作って住んでいました。マグパイはカラスくらいの大きさの黒い鳥で、白い模様があります。春先から夏にかけて子育てをする時期は大変な騒々しさでした。

マグパイは人を襲うことで有名ですが、私達が住んでいた家のマグパイ達はとても友好的でしたよ。私が洗濯物を干しているすぐ横で食べ物を探したりしていたものです。

マグパイとは比較にならない騒々しい鳥がクッカバーラ（ワライカワセミ）です。朝、空がわずかに白んでくると、「ウワーハッハハハハ！ウワッーハハハハ！」と騒ぎ始めますから、貴重な睡眠を邪魔されるのでした。

コッキーの野郎達（本当の名前はカカトゥー）も群れをなして住んでいましたからね、「ギェェェギェェェ！ギャオーギャオー！」と怪獣のような声で叫びますしね、とにかく鳥がうるさくて困ったもんだったんですけど。

いつだったか、仕事で東京にいたうちの夫が電話をかけてきた時に、家の外で鳥がにぎやかだったことがあります。夫が「鳥の鳴き声が聞こえる！」と言いました。

「うるさくて困るわよ」と言いましたら、「車の騒音よりはるかにいいですよ」と夫は言いましたけど、東京の知人がこちらに来た時に、鳥の鳴き声はもちろん、木のザワザワする音や池から聞こえて来るカエルの「ポン、ポン」という鳴き声がうるさくて眠れないと言っていたことを思い出します。

我が家の辺りはすっかり春めいて、春の到来を告げるワトルの木は真っ黄色です。家々の前庭に植えられた花がたくさん咲き始め、鳥達もにぎやかになって来ました。

今住んでいる地域には、クッカバーラやコッキーなどのうるさい鳥はいません。いるのは小さめの鳥です。今朝の６時半頃、夫が仕事に出かけた頃ですが、まだ暗かったんですけど、ピヨピヨピュウピュウとにぎやかでしたよ。

メルボルンの短い冬も終わりです。

花粉の季節の到来ですよ。

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