父親の家で木を切ったりアガパンサスを掘ったりもしますから、仕事が休みの日はいつも父親と一緒に過ごしていると言っても過言ではないのでございます。
私は行きたくないので、車を運転して夫を連れて行くのは息子です。行って一緒に仕事をしたりカフェで食べて来ますから、息子と祖父である夫の父親も親しい間柄になっているようです。
昨日の水曜日は、ついに補聴器を買った父親の話を聞くのを楽しみにして行きました。
「運転試験の結果と補聴器」という記事でも少し触れましたが、夫の父親は何年も前から耳が聞こえにくくなっていたのに、補聴器は「年寄りくさい」とか「別に困っていない」と言って使おうとしなかったのです。
うちの夫は、父親と話をしていると同じことを繰り返さなくてはいけないことが多いし、大きな声で話さなくちゃあいけないのでイライラさせられて来たのですが、父親はついに補聴器を買ったんですよ。
焼き肉を食べに行った韓国料理店で、聞こえないことを思い知ったらしいのです。店内には音楽が流れ、多くのお客さんで賑わっていて騒々しかったので、家族が話していることがさっぱり聞き取れなかったようです。
すぐに専門医に相談に行き、補聴器を買うことになり、注文していた補聴器が届いたと聞きました。
近ごろの補聴器は、付けていると分からないほど小型だし、音を大きくするだけではなく周囲の雑音を抑えて聞きたい音を聞こえやすく自動的に調整するそうですね。
聞こえ方は人それぞれで、聞こえづらい音や不快に感じる音も違うんですから、使い始めの頃は何度か微調整をする必要があるそうです。実際に使ってみて聞こえ方を改善して行くんだそうです。
父親は補聴器を買ったばかりですけど、使ってみたら今までどれだけ聞こえていなかったかが分かったんじゃあないかと、私達は思っていたんですよ。もっと早く使うんだったと後悔しているんじゃあないかと。
さて、昨日は父親が住んでいる家から歩いても行けるカフェで会ったそうです。先日の運転試験の結果、父親は一人では運転が出来なくなりましたのでね。
会って話を始めると、父親はいつものように「え?」「何?」「は?」の連発だったんですって。
なんと、せっかく買った補聴器を、
使っていなかったのですよ!
父親が言うには、補聴器は焼き肉を食べに行った韓国料理店のように騒々しくて会話が聞こえないような特別な状況のためなんだそうです。だから、まだ一度も使っていなかったのですよ。
「いやいや、そうじゃあなくて、日常生活のいろんな場面で使いながら微調整をしないと、ちゃんと聞こえるようにはならないんだよ」と、夫は言ったそうなんですが。
義弟(うちの夫の弟)の誕生日が明日なので、今晩は父親主催の夕食会があるんですけど、今晩行くレストランは平日でも予約が取りにくい人気レストランなので多くのお客さんで騒々しいはずです。音楽もかかっているはずですし。
そういう特別な状況のために補聴器を買ったので、今晩の夕食会では使うと父親は言っているそうですが、1回調整してもらっただけの補聴器で上手く聞こえるといいですけど。
まあとにかく、普段は別に困っていないから補聴器は必要ないと言っているそうなので、これからも「え?」「何?」「は?」を連発することでしょう。
そして、うちの夫は大きな声でゆっくり話し、聞き返される度に同じことを繰り返してあげなくてはいけないのでございます。
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