2025年8月17日

泥棒とバッタリ鉢合わせ

昨日は寒い一日でしたが天気は良かったので、うちの夫と息子は夫の父親の家にアガパンサスを掘りに行きました。父親が取り除いて欲しいと言っているアガパンサスは、まだまだたくさんあるんだそうです。

昨日の分を掘り終えて帰って来る途中、夫が勤めるツールショップの前を通りかかったら駐車場が車でいっぱいだったそうです。昨日は3人のスタッフしか勤務していなかったので、忙しくて困っているんではないかと思ったうちの夫は、手伝いをしようと車を降りたそうです。

入口の近くの本来なら車を停めるべきではない場所に車が停まっていたので、夫は「あれ?」と思いました。車には誰も乗っていなかったのにエンジンがかかったままでした。「これは変だ」と頭の中でアラームが鳴り始めました。

その時、店から出て来た男と目が合いました。見覚えのある顔だったそうです。

あいつだ!

昨年の4月に、うちの夫がスタッフ数人とともに商業施設の駐車場におびき出して捕まえた泥棒に激似だったんだそうですよ。

泥棒に飛びかかって羽交い締めにし、地面に押し倒して警察が来るまでの約15分間、泥棒を押さえ続けたのはうちの夫でした。逃げようと暴れる泥棒を何度か殴ったと言う夫は、翌日からひどい筋肉痛になり、男を殴った手も痛くなったんですけど。

昨日は仕事が休みだったので、夫はユニフォームを着ていなかったわけですが、男の方も夫の顔に見覚えがあったようで、お互いに「はっ!」としたんですって。

男はエンジンがかけっぱなしだった車に飛び乗るとあっという間に走り去りましたが、夫は急いで車の写真を撮りました。

ナンバープレートの番号から車両の登録情報をチェックすると、車種と一致しなかったので盗難車だと分かりました。盗難車に別の盗難車のナンバープレートを付けているのです。

店内には大勢の客がいましたので、夫は入口の所に立って見張りをしながら防犯カメラの映像を確認したそうです。うちの夫は店内の防犯カメラに自分のiPhoneからアクセス出来るんです。

思った通り、男が商品をいくつか盗んでいたことが分かりました。私も見せてもらいましたけど、泥棒だとは誰も思わない外見でしたよ。接客で忙しいスタッフには、支払いをせずに店を出ていく男を止めることも窃盗に気づくことも難しかったでしょう。


男が昨年の4月に捕まえた泥棒と同一人物なら、警察が男の個人情報を持っているので再逮捕も可能だと言って、夫は家に帰ってから防犯カメラの映像を確認していました。

野球帽を目深にかぶっていてメガネを掛けていたので、防犯カメラの映像では昨年4月に捕まえた泥棒と同一人物だと私には分かりませんでしたが、夫は確信しています。顔を見ていますしね、同じ野球帽だったと言っていました。

男が盗んで行った商品はそれほど高額ではありませんでしたが、この男だけは見逃せないと言う夫は警察に被害届を出すそうですから、今日はまた忙しくなりますよ。

本当に油断も隙もありません。正直に生きている人間には理解しがたいほど平気で盗みに入って来ます。そして、多くの場合は捕まりません。たとえ捕まって刑務所に入れられてもすぐに出て来ます。

そして、出て来たらまた同じことをするわけですよ。

それにしても、昨日はうちの夫がツールショップの前を通りかかったのも偶然だったし、忙しそうだから手伝いに行こうと思ったのも偶然だったし、この泥棒と入口のところでバッタリ鉢合わせしたのも、すごい確率の偶然でした。


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