眠るよりも本を読むことを優先してしまっているのが悪いんですけど、読んでいる本が「ページ・ターナー」(Page Turner)なのですよ。
「ページ・ターナー」というのは、「ページをめくる手が止まらない」すなわち「読み出したら止まらない」という意味ですが、途中で止めるのが難しい本なのです。
読んでいるのは、度々話題にしている M. W. クレイヴン(M. W. Craven)という作家の本で、ワイントン・ポーという名前の刑事が登場する「ワイントン・ポー」シリーズの6作目「The Mercy Chair」という本です。
私は、文庫本はもちろん単行本の文字も読むのが苦痛なほど目が悪くなり、長い間読書をあきらめていたんですが、アマゾンの電子書籍 Kindle本で再び読書を楽しむことが出来るようになりました。だって文字を好きなだけ拡大できますからね。
久しぶりに読んだのがこの「ワシントン・ポー」シリーズの1作目だったんです。
日本語の翻訳版を読んだのですが、一日で読み終えてしまいました。すっかりハマってしまって、立て続けに4作目まで読みました。
5作目も読みたかったんですが翻訳版がまだ出版されていないので、5作目は原書の英語版で読んだんです。そうしたら、やっぱりこういう小説は原書で読むに限ると分かったので1作目から英語版で読み直して、6月6日発売の6作目「The Mercy Chair」を楽しみに待っていたんですよ。
ついに発売になりましたのでね、早速購入したんです。あまり速く読んでしまうと楽しみがあっという間に終わってしまうので、今回はゆっくり読むことにしていたんですけど。
この6作目も、やはり早く次が知りたくて止められなくなる「ページ・ターナー」なのでした。
寝る前に読むのは難しいです。すぐに眠くなってしまうから。
しかし、私は必ず夜中に目が覚める。おトイレに行かなくちゃあいけませんから。その時に「1章だけ読むか」と思って読み始めたら止められなくなって。
おかげで昨日は寝不足でしたし、日中は本を読む時間がなくて、夜になってから続きを読み始めました。もちろん夜中にも読みました。
ところが、読み進めたい気持ちはもちろん強かったんですけど、ストーリーが重くなって来てですね、気持ちが動揺すると言うか、「この後どうなるのか知るのが怖い」みたいな展開になって来たので読むのを止めて寝たんですよ。
犯罪のタイプにもいろいろありますけど、この本が扱っている内容は私には重過ぎる可能性があります。不安が強くなって来ているんです。
こういう時、私は結末を先に読んで安心してから読み進めるなんてことをすることがあるんですけど。犯罪ミステリーなのに、結末を先に読むなんてアレですよねえ。
この後どういう展開になるんでしょうか。
知りたいけど怖い…
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