2025年8月30日

大型自動車第一種免許

大型トラックやバスを運転するには、日本でも特別な運転免許が必要なように、オーストラリアでも「Heavy Vehicle Licence」(大型自動車免許)というのが必要なんですけど。

昨日、うちの夫の父親の運転免許の話をしていて、驚くべき話を聞いたんです。

夫の父親の運転免許のことは最近度々話題にしています。認知能力の衰えが心配されているもんですから、免許の更新を前にして運転試験を受けなくてはいけなくなったんですけど、1時間もかかった運転試験の結果「運転免許を所有している人が助手席に同乗している場合に限り10キロ以内なら運転してもよい」という結果になったのですよ。

つまり、一人ではもう運転してはいけないということですからね、この結果に不服な父親は来週再び運転試験を受けることにしているんですが、父親が持っている運転免許は普通自動車だけじゃあなかったんです。

日本で言うところの「大型自動車第一種免許」に相当する免許も持っているんだそうです。田舎の高校の先生になった時、その学校ではバスを運転出来る教職員が必要とされていたそうで、父親は大型自動車免許を取得したんですって。

高校の先生を辞めてから20年以上になりますが、その間バスなんて運転することは無かったのに大型自動車免許の更新は続けて来たそうなんです。そして、その免許の更新には筆記試験も運転技術試験も何もなくて、ただ料金を払うだけだったそうなんですよ。

そして、ここからが怖い話なんですけど…

今年の7月にクイーンズランドのポートダグラスに家族旅行に行った時に、ケアンズ空港からポートダグラスのリゾートホテルまでの移動にですね、父親はマイクロバスをレンタルして、自分がそれを運転しようと考えていたそうなんです。大型自動車免許を持っていますからね。

それを知った義妹(うちの夫の妹)がすぐに送迎サービスを予約したんだそうですよ。送迎サービスを予約したから、もう父親がマイクロバスを運転する必要はなくなったということにしたそうなんです。

父親がメルボルン市内で何度も交通事故を起こして、うちの夫が同乗していた時にも衝突事故寸前という出来事があって、夫も義妹も父親が運転を続けることに悩んでいた頃ですからね。そんな父親にバスを運転させるわけにはいきませんから。

マイクロバスといっても、普通車とは比べものにならないに大きさじゃないですか?もう20年以上も運転していないのに、自分にはまだ運転出来ると思ったというのが信じられません。


大型自動車免許という特別な運転技能を必要とする免許が、何十年間もただ料金を払うだけでずっと更新し続けられるっていうのは問題ではないですか?

何年も大型車を運転していなかったら、たとえ免許を持っていても突然運転しようとは誰も思わないだろうと考えるのは大間違いですよ。自分の能力を過信する人はいますからね。

タイ料理レストランでの夕食会の時、父親の運転免許は更新されて新しい免許証が届いたと言っていました。本人には免許証を返納する気などまったくありません。再び無条件で運転が出来るようになるために、来週2回目の運転試験を受けるわけですからね。

大型自動車免許の方は、もう自主的に返納するべきだと思います。バスが運転できなくても暮らしに何の影響もありません。返納する気がないなら運転試験を受けさせるべきですよ。確実に不合格になるでしょうし、バスの運転試験を受けるくらいならもうあきらめると思うかもしれません。

自分の能力を過信する自意識が高過ぎる人というのは、対応が難しいです。


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