2017年10月27日

読書速度チャンピオン

昨晩の夕食時、本のことが話題になりました。

本が話題になることは良くあるのですが、昨晩は特定の本についてではなく「本というもの」「読書」について。

うちの息子は、小学生の頃「デルトラクエスト」をはじめとするエミリー・ロッダの作品と「ハリー・ポッター」シリーズ、さらに「ロード・オブ・ザ・リング」と、次々に長編小説にはまり、常に本を読んでいる子でした。

2歳下の娘は本に全く関心を示さず、絵本や挿絵の多い本を買ったり借りたりして、何とか本を読ませようとお母さんは大変苦労したのですが、今では自他ともに認める「本の虫」です。

読書にハマったきっかけは、アレクサンドル・デュマの長編小説「モンテ・クリスト伯」だったそうです。とにかくたくさん本を読むのですが、娘は読みながら本に書き込みをするのが好きなので、図書館から本を借りてこれません。我が家の書架はどんどん拡大を続ける一方です。

夫も私も本は大好きで「本を買うのを止めたら家が建つ」と友人家族から冷やかされていたほどなのだけど、視力がね、悲しいことにガタ落ちで、以前のように読書を楽しめなくなってきております。

息子は、日本の漫画にハマってからというもの本を読まなくなりました。

さてさて、

読書の速度について話題になりまして、我が家の読書速度チャンピオンは、何と言っても最近さっぱり本を読まなくなっている息子であろうということになりました。

「カイは、本当に速かったからなあ!」
「最近はぜんぜん読んでいないけど、きっと今でも速いだろうねえ」
「あんなに速く読むと、あっという間に終わっちゃってもったいないよねえ」

どうしてあんなに速く読むのか(読めるのか)たずねられた息子の答えは…

「最初は文字を追って読んでいるけど、すぐに映画を見ている感じになる」

でした。

つまり、速読しようと努力しているわけではなく、ただ速く読んでしまうだけなのでした。でもね、私の読書も息子と同じなのです。

読書の速さでは常に夫を驚かせて来た私ですが(日本語の本ならよ!)、息子の言う通り、最初は文字を追っているのだけど、そのうち読んでいるというよりもページに印刷された文字を見ている感じになり、文字を見ていても頭のなかでは映画を見ているような感じになり、早く次のシーンを見たいからページをめくる速度もついつい速くなるというわけです。

ところで、私の読書には、家族全員からダメ出しされている特徴があります。

小説の場合ですけどね、特にサスペンス系の小説では、読み始めて結末が気になりすぎて速く読みたい気持ちが強まってイライラしてくると、結末を先に読んでからそこに至る過程をじっくり読み進めるという…。

結末を先に読むって、やっぱりダメ?

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