2023年3月18日

片付けを始めました

引っ越しのことを度々話題にするのに一向に片付けを始めようとしないうちの夫に、一体私達はいつ頃引っ越しをすることになるのかと問いただしたところ、夫は9月までには引っ越すつもりだと言いました。

なぜ9月までかと言うと、夫の予想では腎臓を提供するのが9月になるからだそうです。腎臓を提供することが決まったわけではないんですよ。どうもうちの夫は腎臓を提供することによるリスクが高いらしくてね。

まだ肝臓の検査が続いていますし、減量しなくちゃあいけませんし、夫はパニック障害や双極性障害2型といった精神的な病気の病歴がありますので来月は精神科医の診察を受けることになっていますし、さらに尿道結石の病歴も問題になっているらしくてその件でも医者に会うんだそうです。

検査は続くよいつまでも…

もうあきらめても良さそうなのですけど、本人はまだあきらめていないそうです。

さて、

引っ越しと言えば、私達家族はこれまで引っ越しに継ぐ引っ越しで、子供達が生まれてからこれまでに10回引っ越しているんですけど、引っ越したくて引っ越したんじゃあなくて、住んでいた家の家主が家を売りに出したので引っ越さざるを得なくなったというのも続いたんです。

ひどい話なんです。ある家なんて、住み始めて3〜4ヶ月で家主がその家を売りに出し、不動産屋や見学の人が家に入って来るのを法律的に拒否できず、6ヶ月で引っ越す羽目になったんですよ。

その次に住んだ家も、その次の家も、その次の家も同じことが起きて引っ越さなくちゃあいけなくなり、当時生活に困窮していたので家賃が安い家を探して古くてショボい小さな家に引っ越したんですが、1年後には値上げを告げられまして。

場所が便利だからというのと家賃が安い(と言っても週450ドル)という理由で住むことにした家ですが、家賃を上げると告げられて再び引っ越すことに決めたのです。

引っ越したのは現在住んでいる家で、私達家族が引っ越し続きなのを気の毒に思った義妹(夫の妹)が投資のためもあって買った家なんです。私達は義妹に家賃を払って住んで来ました。

うちの夫はしょっちゅう仕事で家にいなかったので、引越し時に夫が不在で荷造りも引っ越しそのものも私が一人でやったことが何度かあります。

引っ越す度に荷物は少しずつ増えて、一番最後の引っ越しの時はもう大量でした。

何が大量って夫の持ち物なんです。整理したり処分したり片付けたりが面倒くさい人なので、うちの夫は安物のプラスチックボックスをいっぱい買ってきて、何でもかんでもそのボックスに突っ込んでこの家に持って来たんですよ。

家が大きかったし、特にガレージが巨大でしたから持って来たものを置く場所には困らなかったんですが。

あれから10年になります。一度もフタを開けていないボックスもありますよ。そして、夫の持ち物は何十倍にも増えています。車が3台は停められる大きなガレージがごみ屋敷状態なんですからね。

今回は何でもかんでもボックスに詰めて次の家に持って行くことは出来ません。次の家は小さい家のはずですから。ホントにもう、どうするつもりなんでしょうか。

心配です…

私は持ち物が極端なほど少ないので荷造りはすぐに終わります。キッチン用品は結構な数を持っていますが、最近少しずつ減らしていますし、何度も引っ越しをしていますからキッチン用品の荷造りはそんなに大変ではないと知っています。

問題は夫の持ち物なんです。

ごみ屋敷状態のガレージを埋め尽くす道具やガラクタだけじゃあないんです。書斎だって私のデスク以外はものが溢れていますし、夫は大量の本を持っているんです。

目が見えなくなって来ていますからもう読むことも無いんですけど、夫の本は私が処分するわけには行きません。どうするつもりなんでしょうか。

今日は土曜日。仕事が休みです。片付けを始めるチャンスですが、夫は木を切りに行きました。先週の土曜日に切りに行った木の続きです。

ああ…


とりあえず、私は自分の日本語の本を処分することにしました。英語の本なら誰かが読むかもしれませんけど、日本語の本は私が読まなければ誰も読みませんからね。

これまでに何度か売ったんですけど、まだまだたくさんあるんです。

文庫本や新書のような小さな活字の本はもう読めないですし、どの本も今後読むことは無いだろうと思います。

処分すると言っても、捨てるなんてもったいないことは出来ません。売るのはなかなか難しいですし、売ったところで二束三文です。そこで、うちの娘が住んでいるシェアハウスに持って行くことにしたんです。

このシェアハウスに住んでいる住人の多くが日本人なのですよ。ワーキングホリデーの方とか大学生の方で、頻繁に住人は変わるそうですが、娘の話では日本人がこの家に集まることがよくあるそうなんです。

そういう家に私の本を置いておけば、誰かに読んでもらえるかもしないでしょ?

ということで、小さい本は全部箱に詰めました。これは手元に置いておこうかと思った本もありましたけど、特に大好きだった米原万里さんの著作とかね。でも、置いておいても読むことは無いと知っていますから、もういいです。


もったいないという気持ちもありますが、そんなことを思っていると片付けられませんよね。


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