いつもなら平日の朝1番に予約を入れて行くんですけど、その時間帯というのは学校の登校時間でなんですよ。道路は制限速度が40キロになるので学校周辺の道路はどこも混雑するんです。
前回ヘアカットに行った時、制限速度が分かりにくい混雑した道路を私は時速46キロで走っていたのをカメラに撮られて、247ドルの罰金を食らったんですよ。
土日にヘアカットに行くことなんてなかったんですけど、昨日は何も予定がなかったし、お昼前に予約が取れたので行って来ました。
実は夫が警察署に行く用事があるから送って行って欲しいと言ったんですが、昼からでもいいと言うのでヘアカットから帰ってから行くことにしました。度々書いていますが、うちの夫は目が見えなくなって来ているので、もう車の運転が出来ないんです。私が送り迎えをしなくちゃあいけないんです。
用事というのは、夫が勤めるツールショップの泥棒被害の報告書を提出するためでした。しょっちゅう泥棒に入られているんですよ。スタッフ全員で気をつけているのにやられるんです。プロフェッショナルの泥棒というのはすごいんですよ。あの手この手でやって来る泥棒達を相手に、お店のスタッフも大変です。
それはともかく…
ヘアカットの後にはショッピングセンターに寄りたかったんですけど、夫を警察に送って行かなくちゃあいけませんから買い物はあきらめて、すぐに家に帰りました。
「さあ警察に行きましょう」と言ったら、夫はちょうど昼寝をしかけたところでした。昨日も朝からずっとオーディオブックを聞いていましたけど、お昼過ぎになって眠くなったようです。
仕方がないので昼寝が終わるのを待ちました。
昼寝中に電話がかかってきたので夫は起きました。しばらくして寝室から出てきた夫は、またオーディオブックを聴いていました。
「そろそろ行きますか」というと、「ちょっと待って!今いいところだから、本を聴き終わってから行く!今やめるわけには行かない」と言いました。
しばらく待っていましたが、なかなか終わりません。
「今どのへんを読んでるの?」
「ちっ!(うるさいなあという顔をして)今はスコットランドのハンティングロッジに結婚式の下見を装って来てるところ!」
「そこ?…ということは、まだまだまだまだ終わらないわよ!」
本だと後どのくらいページが残っているかは分かりますけどね、オーディオブックだと分からないらしいですね。
夫が聴いていたのは、私が勧めてハマってしまったマイケル・ロボサム(Michael Robotham)の「サイラス・ヘイヴン」シリーズ4作目「Storm Child」でした。
途中で止められないという気持ちは分かります。私は、夜ベッドで読んでいて、終わりが近づいて来た頃に眠くて読み続けられなくなり、あきらめて眠ったものの夜中に目が覚めた時に読みたい気持ちを抑えられず、最後まで読み終えましたからね。
読み終えた後はもちろん寝付けず、その日は睡眠不足でつらかったのですけど、そうなることが分かっているのに読みたい気持ちを我慢出来ない本でしたから。
「聴き終えるまで待ってくれ」という夫を、私は待ち続けたんですよ。ニュースを読んだりキッチンの掃除をしたりしながらずっと待ちました。
やっと夫が本を聴き終えたのが3時頃。その後はソファに寝転んでくつろいだり誰かと電話で話したりしていて、4時が来ても警察に行こうとはしません。
「もう行かないんでしょ?」
「うん、今日は行かない」
何だそれ!
こんなことならショッピングセンターにも寄れたし、私は好きなことが出来たのに。
自分勝手過ぎ!
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