何しろ、サッカールーズが最後に勝ったのは、2010年の南アフリカ大会。あれから12年間、全敗だったわけでして。
とにかく点が取れないサッカールーズが、今回のカタール大会ではチュニジアとデンマークに2勝もしちゃって、決勝トーナメント進出という夢に見たようなことになったのですからね、サッカールズのファンは嬉しかったわけですよ。
その記事を書いた後、一応日本のグループリーグ敗退を確認しておこうと思ってSBS放送(W杯を放送しているオーストラリアの放送局)のウェブサイトを見たら、
日本が勝ったあ?
「そんなバカな!」と私は思いました。日本代表チームには大変失礼ですけどね、勝てるはずがないと思っていましたから。
夜中に目が覚めた時に一応途中経過をチェックしたらスペインが先制したと書いてありまして、案の定やられまくっている様子でしたから。「どうぞ恥ずかしいほど点を取られませんように」と思って寝たのです。
もうね、こういう思考になるのは、やはり仕方がないんですよ。日本代表にしてもサッカールーズにしても、これまでがずっとそういう感じだったんですから。
勝てないだろうとは思いながら、それでも応援せずにはいられないわけですが、最後はやはり思った通りに負けるという、それがもうパターンだったんですからね。
それなのに、日本がスペインに勝ったあ?
すぐにSBS放送の録画を見ましたよ。
ドイツ戦での勝利で日本代表の新時代を予感させたものの、コスタリカ戦ではいつもの日本代表に戻っていたじゃないですか?
ところが、スペイン戦では、またも後半になって、ドイツ戦で活躍した若者達が再び素晴らしい攻撃を見せましたねえ。
2点目は、SBS放送の解説者もウーンと唸っていましたけど、ボールの接地部分だけでなくてボール全体がライン上に少しでもかかっていたら「イン」であるという解説を聞くと、あれば本当に微妙ですけど「イン」なんですね。
しかし、あれが「アウト」と判断されていた可能性もあるわけで、「アウト」だったら日本が敗退でドイツが決勝トーナメント進出だったんでしょ?
あの1ミリの微妙な判定で、天国と地獄。やっぱり、E組は死の組だったのですよ。
それにしても、日本代表とサッカールーズの両チームが決勝トーナメント進出とは、まさにもう夢のような展開になりました。
普通の展開だと、奇跡的に決勝トーナメントに進出できたとしても、初戦で負けて「よくここまで頑張りましたね」でオシマイということになるはずですが、このカタール大会は番狂わせが連発していますからね、何が起きるか分からないという期待も出てきました。
どちらかが、もう1勝して8強に進出して欲しいです。
サッカールーズがアルゼンチンに勝つという番狂わせは、いくらなんでもちょっとありえないと思うので、期待したいのは日本代表ですね。
日本代表の対戦相手は、クロアチアですか。ドイツやスペインに勝った日本には、十分チャンスが有るんじゃあないですか。コスタリカ戦の時みたいに「いつもの日本代表」に戻らずに、どんどん攻撃してもらいたいです。
余談ですが、日本代表が後半の5分間に2点をあげた時の攻撃ですけどね、ゴールを決めた選手達に注目が集まりがちですけど、私は録画を見た時についつい目で追ってしまったのは頭を剃り上げた選手ですよ。
あの頭を剃り上げた選手の、走ること走ること!
あんな速さでしつこくプレスされると、相手選手もパスを出すのに考えている暇がないじゃないですか。
デフェンダーの皆さんの守りもね、ファインプレーの連発でしたね。どの選手もいい仕事をしていました。
しかし、シュートを打たないと勝てませんから、やはり大事なのは攻撃ですよ。あの若者達がまたやってくれると期待しています。
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