曲がって一部が押し潰れたようになっていた排水ホースを丸い金具で強制的に丸い形に保持するようにしてから元通りに取り付け、食器洗い機専用の強力洗剤と高温のお湯で一回洗浄を行い、排水ホースに詰まっているものを押し流して出そうという手はずでした。
ところが、しばらくしてキッチンから「タオルを持って来い!」という夫の声が聞こえてまして、息子がダダダダダと階段を上がる音がして、行ってみましたら食器洗い機の前に水たまりができていました。
「どこから漏れてるの?」
「分からないよ…もう知らないよ…」
夫はプッツリと切れてしまって、テレビを観に行ってしまいました。
幸い水たまりは数枚のタオルですぐに拭き取れる量でした。一番困るのは、漏れた水がキャビネットの下や食器洗い機の下にも広がって、そこから床の木製タイルの下に染み込むことです。
3年前にキッチン床が腐っていることが分かった時、原因は食器洗い機の排水ホースがネズミに齧られて穴が空き、その穴から長期間に渡って排水が漏れ続けていたことでしたから。
床の水たまりを掃除して漏れた水がどこまで広がっているかを確認しましたが、食器洗い機やキャビネットの下にはほとんど侵入していませんでした。
どうやら、漏れたのは食器洗い機のドアの隙間からのようでした。
そこでドアを開けてみましたら、中は泡立った熱い洗剤液でいっぱいで、まったく排水ができていないのでした。排水ホースが完全に詰まっているかポンプが故障しているかのどちらかでしょう。
食器洗い機の中が洗剤液でいっぱいだと動かすこともできませんし、そのままにはできませんから、私はコーヒーカップとバケツを持って来て溜まっていた熱い洗剤液をすくって出しました。
それを見て、うちの息子も手伝ってくれましたが、プッツリ切れてしまった夫はずっとテレビを見ていました。夫の気持ちは分かりますから、息子と二人でやりました。
カップですくい出せなくなってからはスポンジを使って洗剤液をほぼ全部取り除きました。食器洗い機の底の部分がコーヒーカップで擦れて傷だらけになっていました。ステンレス製のはずなので傷から錆びたりしないとは思いますけど。
次にやってみるべき修理方法は、排水ホースを新しいのと交換することですが、夫はもう修理業者に頼むと言っています。ポンプが原因かもしれないんですし、プロに頼むほうが確実に直りますから。
ただし、またお金がかかりますので、修理がいつになるかは分かりません。
蒸発冷却式クーラーだって修理してもらわないと次の熱波が怖いですけど、こちらの方もいつ頼めるか分かりません。
新型コロナが始まって以来、私は収入がほとんどありませんからね、夫の給料だけで暮らしているんですから、こうやって次々に物が壊れると夫がプレッシャーを感じるのは分かります。
手で洗い物をするのは面倒くさいし、水をたくさん使うのも気になりますけど、当分の間は仕方がないので我慢してやりますよ。
食器洗い機に給湯パイプを接続したのでキッチンの蛇口からもお湯が出るようになりましたのでね、洗い物は随分楽になりました。いちいちケトルで湯を沸かしたりしなくてもいいので、これなら手洗いも簡単です。
食器洗い機は元通りの場所に入っていて邪魔にもならないですし、これなら大した問題ではありません。
さあて、今日からまた気温が上がりますよ。大晦日からお正月にかけての3日間が暑くなるようです。熱帯夜にさえならなければ、クーラー無しでもなんとかやれます。
大晦日もお正月も夫は普通どおりに仕事ですし、娘も帰って来ませんし、暑いのでおせちもお雑煮も作らないし、我が家ではいつもと変わらない普通の日になります。
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