幼虫の時期が7年というのはよく聞きますけど、セミの種類にもよるのでしてね、もっと短いセミもいるそうですし、10年くらい幼虫のままのセミもいるそうですよ。
いずれにしても、長い年月を幼虫のまま土中で過ごし、やっと地上に出て来て無事に羽化を終え、成虫になってから1週間ほどしか生きられないというのがセミの一生です。
1週間というのも必ずしもそうではなくて、種類によっては1ヶ月くらい生きるのもいるんだそうですけど。
成虫になったセミのオスは、大きな声で鳴いてメスを呼び寄せ、オスとメスが出会うと交尾をし、メスは産卵します。
こうして子孫を残したセミは、1週間ほどで寿命を迎えるわけです。
ああ…
冬のような寒い日が続いていた先日、朝早く夫を勤めているツールショップに送って行くために車庫に行ったら、立てかけてあった板に赤い目をした緑色のセミがいました。
「あっ!こんなところにセミがいる!」
「ホントだ!気の毒になあ、7年も待ってやっと出てきたらこの寒さ!」
そんなことを話しながら夫を送って行き、40分後に帰って来たら、セミは全く同じところにいました。
身動きもせずに、じっとしていました。
お昼近くになって久しぶりにお日様が出て来た頃、様子を見に行ったらまだそこにいました。わずかに動いていましたけど。
午後に出かけた時にはもうそこにいませんでしたから、樹液が吸える木に飛んで行ったに違いないと思いました。
セミというのは、気温が低過ぎても高過ぎても鳴けないし、活動できないのだそうですね。
暖かかった日に地上に出て来て羽化したら、翌日から真冬並みの寒さが続いたりしてごらんなさい、7日間という限りある命なのに。
そんなことを思っていたら、昨日のお昼頃ですけど、セミの鳴き声が聞こえて来たんですよ。
おお、鳴いてるじゃん!
きっとあの赤い目をした緑のセミだなと思いました。
車庫にいるのを見てからもう数日経っていますからね、もしかしたら違うかもしれませんけど、あのセミだと思いたかったです。
元気に鳴いていました。
2〜3日前から天気が12月らしくなりまして気温も20度を超えています。昨日は24度になったんです。今日は27度になるらしいですよ。
水曜日には30度を超えるらしいですからね、セミさん、良かったねえ。
7日間の命はきっと残りわずか。元気に過ごしてください。
見慣れない緑のセミ、なんかグロイ!
返信削除仮面ライダーの顔に見えるのは私だけ?
実は、最初は羽化したばかりだから緑色なのかと思ったんですけど、オーストラリアのセミというのをグーグルしてみたらこういう色のセミだと分かりまして。近くで見ると、目が赤いのもあってね、私も不気味だと思いました。「グロい」というのがまさに適切な表現。緑色以外にも、オレンジ色や黄色や、極彩色のもいるようです。
削除