2021年12月24日

イブ・イブ・パーティーとエッグノッグ

昨晩は毎年恒例、友人のエクリーさん夫婦主催のクリスマス・イブ・イブ・パーティーの日でした。

クリスマスが何よりも大好きなエクリーさんの奥さんにとって、このクリスマス・イブ・イブパーティーは非常に重要なイベントです。

私はこのパーティーでしか会わない人達に一年ぶりに会うのを楽しみに参加して来ましたが、昨年は頭痛がひどかったので欠席しました。

実は昨日も朝から頭が痛かったんです。朝4時半頃から起きていたので寝不足というのもありました。夫をツールショップに送っていかなければいけませんから、5時になったらもう眠るのはあきらめたのでした。

頭痛薬を飲んで昼寝をしようとしましたが、昼寝というのは私にとっては簡単なことではありません。しばらく横になっていましたが結局眠れず、夕方になってもまだ頭が痛いのに出かけました。

夫が運転できなくなり、私が運転しないと夫は行けないんですから、少しくらい頭が痛くても頑張らないといけません。

現在、新型コロナウイルスのオミクロン変異種の感染が拡大しているということもあり、パーティーは裏庭で開催されました。エクリーさんの家の裏庭にお客さんが全員入れるのかと心配しましたが、今年は出席者が例年に比べると少なかったです。

気温が20度以下と低めで、暑いのが苦手な私には好都合でした。蚊も蛾も出なくて、花粉も飛んでいなくて、頭が痛いのを忘れるほど楽しいパーティーでした。

エクリーさんの旦那さんは、鉄道関連のエンジニアなのですけど、同じく鉄道のエンジニアで現在メルボルンの地下鉄プロジェクトに携わっているというSさんと知り合いになりました。

Sさんと奥さんはイランからの移民です。このお二人はイランという国やイラン人と聞いて私達が思い描くイメージとは真逆の、進歩的で陽気で大変楽しい方達でした。二人ともものすごいお喋りです。イラン人と聞いてびっくりしましたよ。

Sさんは鉄道の仕事をしている関係で日本の鉄道に関心があり、また鉄道の仕事をする前はプジョーという自動車の会社に勤めていたそうで、トヨタのことをよくご存知でした。トヨタメソッドやトヨタの技術をいろいろ学んだのだそうです。

そういう理由で日本に関心をお持ちでしたから、とても話が弾みました。うちの夫もこのご夫婦とは話が弾んでいました。

Sさんが日本に関心があるというのはホンモノで、「From the Northern Country」という日本のTVドラマが大好きで、私も見たかとお聞きになるんですが、私はTVドラマは見ないんですと答えました。そうしたら、Sさんはスマートフォンを取り出しでその「From the Northern Country」というドラマを検索して、画像を見せてくださいました。

なんと、そのSさんが愛するドラマというのは「北の国から」だったのです。私にドラマのストーリーを話し始めましたよ。そして、主演の田中邦衛の画像を見せて、この俳優が素晴らしいんだと、この俳優の出ているドラマや映画をたくさん見たとおっしゃっていました。

奥さんの方は「Midnight Diner」(邦題: 深夜食堂)というドラマのファンだそうで、日本のドラマの話なのに私はついて行けないのでした。

ぜひいつか一緒にBBQでもしましょうと約束しました。BBQをすると言っても、我が家のBBQは死んだも同然ですから、我が家でBBQは難しいと思いますけど。

知り合いになれてよかったですとお別れの挨拶をして握手をしようとしたら、ガシッとハグされてほっぺたにキスをされましたので、あれがイラン式なのでしょうか、私は「もし新型コロナに感染していたら確実に感染ったな」と思ってしまいましたよ。

メルボルンでは、今日から新型コロナの規制が強化されます。予定ではさらに緩和されることになっていたんですけど、感染者が増えていますから仕方がないですね。


今年のパーティーは参加者がエクリーさんの2人の娘さんのボーイフレンドや友達が多くて、参加者の数は少なかったです。

でも、参加者が少なかった分、ゆっくりおしゃべりを楽しむことができました。

エクリーさんの奥さんは、最近仕事を始めたために時間がなかったのと疲れていたせいで、例年のような手作りのご馳走は作れなかったと言っていました。彼女はヤラバレーのワイナリーレストラン付きのホテルで受付の仕事に就いたのです。

大変忙しいのに人手不足で、ホテルの運営も難しいのだそうです。受付の仕事は8時間立ちっぱなしなのでものすごく疲れると言っていましたが、今日も朝から仕事だそうです。週3日のパート勤務のはずだったのに、今週は週5日フル勤務なのだそうです。

彼女はもうすぐ60歳ですよ。あの疲れぶりだと、この仕事は続かないかもしれないなと思いました。

ところで、

私は運転をしなくてはいけなかったので、お酒を飲めませんでした。美味しそうなワインやシャンペンや、毎年エクリーさんの隣人のMさんが作って来てくれるエッグノッグも、ほとんど飲めなかったんです。

エッグノッグというのは、牛乳、クリーム、砂糖、卵で作る甘い飲み物で、Mさんはラム酒とブランデーを入れるそうですが、これがね、美味しいんです。

Mさんは、エクリーさんのイブ・イブ・パーティーで知り合って、毎年1回このパーティーで会う方です。私がそのエッグノッグを気に入ったために、10年以上も毎年必ず作って来てくれるのです。

せっかく作ってくれたのに飲めないのは残念すぎるので、エクリーさんに借りた容器に入れてエッグノッグを持って帰りました。

美味しくてグイグイいけます。

Mさんからエッグノッグの材料を聞いて、再現してみたレシピをウェブサイトに載せています。良かったら作ってみてください。砂糖の量は好みで調整してください。


ナツメグは振りかけない方が私は好きです。


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