ベビーほうれん草は、水洗い済みのものが袋に詰めて売られていて、サラダや料理にすぐに使えるので大変便利で私もよく買っています。
リコールされたと聞いて、リステリア菌か何かの食中毒かと思ったら、コストコのベビーほうれん草を食べた多くの人に幻覚症状が出たと言うんですからびっくりですよ。
ベビーほうれん草を食べて幻覚症状が出たのではなく、ベビーほうれん草に混じっていた草を食べたことが原因らしいです。
クイーンズランド州では、子供一人が入院しているとか。
昨日の時点でニューサウスウェールズ州だけで164人がベビーほうれん草を食べた後に具合が悪くなったと報告されているそうなんですよ。ヴィクトリア州では少なくとも20人が病院の救急外来で治療を受けたそうです。
症状には、せん妄、錯乱、幻覚、瞳孔の拡大、心拍の上昇、顔面紅潮、目のかすみ、口の渇きなどがあるそうですが、そんな症状を引き起こす草ってどんな草なんでしょうか。
問題のベビーほうれん草は、ヴィクトリア州内の農場で栽培されたものだそうです。
お店で買ってくるベビーほうれん草に草が混じっていることはよくありますからね、私は必ずチェックしますよ。でも、チェックしないですぐサラダにする人もいるでしょうね。
問題のベビーほうれん草はコストコで販売されていた商品でしたが、他の大手スーパー4社もベビーほうれん草やサラダなどの野菜商品をリコールしました。
そんなニュースを読んでいた昨日のこと。
私はいつもよりも目が回っていたので、晩ご飯にはカレーライスを作ることにしました。こういう時、私はよく「冷蔵庫一掃カレー」というのを作るんです。
少しずつ残っている野菜や肉、古くなって来ているものなど、何でもいろいろ入れて作るカレーです。ふと見ると、2日前にサラダにしようと思って買ったベビーほうれん草があるじゃあないですか。
ベビーほうれん草は傷みやすいので早めに食べないといけませんから、カレーに入れることにしました。
いつも買い物をするコールズ(Coles)というスーパーのベビーほうれん草でしたけど、コールズのウェブサイトでリコールの対象になっている商品を調べると、私が使おうとしていたのはまさにリコールされたベビーほうれん草だったんです。
食べないで廃棄してくださいとのことでしたが、捨てるなんてもったいない。袋から出してよく見ましたけど、草なんて混じっていませんでしたから、私はそのベビーほうれん草をカレーに入れました。
うちの夫と息子には、このカレーに入っているほうれん草を食べると幻覚症状が出る可能性があるとは言っておきましたけど。
さあてどうなるか…
ちょっと楽しみな気もしたんですけど、具合が悪くなったりするわけがないのでございました。
だって、ベビーほうれん草を全部チェックしたんですもの。草なんて混じっていなかったんですから。
問題なのは、ほうれん草に混じっている可能性がある草なのでして、ほうれん草は食べても問題ありません。
このベビーほうれん草に関する一連の報道で、最も関心があったのは幻覚を引き起こすという草がどういう草なのかっていうことです。
知りたいですよね。
ある科学者の方の話では、「Nightshade」と呼ばれるナス属の植物のどれかだろうということなんですよ。ジャガイモやトマトもその仲間なんだそうですけど、有毒な植物もあるのだそうです。
ベビーほうれん草に限らず、サラダ用の野菜はまだ葉っぱが小さい若いうちに収穫されますが、問題になる草も若いうちはただの緑の葉っぱですから、混じっていると区別することは難しいのだそうです。
今年は雨の多い天気で洪水が度々発生していますので、農場では雑草が野菜に混じる問題が発生しているのだそうですよ。
問題のベビーほうれん草を栽培した農場では、現在問題の草の特定に取り組んでいるそうです。
くれぐれも幻覚を経験したいからと、故意にほうれん草に混じっている草を見つけて食べたりしないようにしてくださいとのことです。
やっぱりいるんですね、そういうことをする人が。
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