手術をしてくれた専門医は、公立の病院で手術を受ける予定にしていた当初から担当してくれていた方で、かれこれ2年以上の付き合いになるわけですが。
最後の診察から10ヶ月以上経っておりまして、この医者が想定していたよりも前回手術した部分が良くなっていたため、3回目の手術で予定していた部分も昨日手術したそうです。
3回目の手術?
息子の痔は、裂肛や痔核やいろいろ複雑で重症とは聞いていましたけど、3回目の手術が必要だったとは知らなかったです。3回目の分も昨日終わったのなら、手術費用の面で助かりました。
ヴィクトリア州では、命に関わらない選択的手術が再開されたとは聞いていますが、実際にはほとんど行われておらず、特に公立の病院では息子の痔の手術のようなものが再開される見通しは無いそうで、今やっておいて良かったですよと医者は言ったそうです。
そして、新型コロナのせいとは言え、こんなに時間がかかってしまって申し訳なかったと謝ったそうです。全く医者のせいではないのですけど。
手術前の準備で、息子は人生初の浣腸をしたそうです。浣腸なんて貴方、長年便秘に苦しんだ私は日常的に使っていましたけどね、人生初なんですから息子には衝撃の体験でした。
看護師の方が「恥ずかしがらなくてもいいのよ!私はもう何百万人もの患者さんに浣腸をやって来たから見慣れているからね」と明るく元気に言いながらやってくださったんだそうですが、息子のお尻を見るやいなや「うわあ!これはひどい!」と思わず叫んで「ああこれは痛いでしょう」「だから手術に来てるわけね」と大声を出したそうです。
「オレの尻はそんなにひどいのか」とがっくり来たそうですよ。
看護師さん、たとえ「これはひどい」と思っても、叫んだりなんかしない方がいいです。
それはともかく…
昨日の手術は予定していた以上の治療ができて、今後順調に治ればこれ以上の手術は必要なく、息子も普通の暮らしができるようになるはずだとのことです。
世の中の多くの25歳の若者と同じように、しっかり働いて稼いで、欲しい物を買ったり友達と遊んだり旅行に行ったり、そういう普通のことが出来るようになるはずです。
それを考えると気持ちも明るくなることでしょう。
まずは、おトイレに行ってトイレットペーパーを使えるようになる日が来るのが楽しみなんだそうですよ。もう2年以上ハンドシャワーと洗い桶の日々です。
ところで、手術の前に何度も電話をしてきた病院の経理担当の方ですけど、前払いであることとクレジットカードは使えないということを念押しするために電話してきた時に、病院使用料は1,365ドルになると言ったんですけどね。
間違いだったそうです。
実際には、1,635ドルでした。息子の口座に準備していたお金では足りなくなりましたが、貯金が少しあったらしくて、それを使って支払いはできたそうです。
困りますよねえ、そういう間違いは。
お金のこと以外にも病院に入ってからいくつかトラブルがあったようですが、自分一人で何とかするしか無い状況ですから何とかしたのです。何事もそんなに心配しなくても何とかなるものだということを経験することは、息子にとっては良いことです。
あの人はもともと心配性なんですけど、痔が悪化して家に引きこもるようになって以来、一時期は寝たきりになって何もできなくなっていましたし、自信を無くしましてね、何をするにしても最悪のシナリオというのを考えて心配し過ぎることが多いので、「トラブルはあったけど何とかなった」という経験は大事です。
息子の手術に関しては冷めた態度だった娘が、昨日の午後家に帰って来ましたよ。やはり心配していたらしいのと、私達がドバイに行くのが今日だと思っていたから帰って来たようです。
私達がドバイに行くのは明日です。
PCR検査結果は「陰性」でしたので、予定通り明日出発します。
それから、義弟にタダでもらったレクサスですが、やっと修理が終わりました。運良く娘が家にいたので、修理工場までレクサスを取りに行くのにタクシーを呼ばずに済みました。
魁よかったね!
返信削除後、気を付けて楽しんできてください(^▽^)/
ありがとう。病院から帰って来てすぐにお父さんに仕事を頼まれて、ベッドに寝転んでやっていましたよ。お尻は痛そうでしたが、やってあげた仕事を褒められて気分は良さそうです。あの人は、これから8日間人生初の一人暮らしですよ。
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