2022年3月23日

長引くコロナと腎臓提供の件

娘が勤めている心理クリニックのスタッフが新型コロナに感染していたことが分かり、先々週の土曜日にその人と一緒に勤務していた娘も感染したことが分かったのが翌日の日曜日。

そして月曜日から症状が出て、最初は喉の痛みと耳詰まりだけだから大したことはないと言っていたのに、症状が悪化して発熱し、激しい咳も出るようになりました。私は、寝込んでいた娘のために食料を届けに行ったりしたわけですが。

あれから1週間以上が経って、娘はまだ治っていません。

昨日の火曜日には、シーツを洗いたいから家に帰ると言っていたんですけど。

シーツを洗いに?

と言いますのはね、娘が使っているベッドはアパートの本来の住人である友人Jさん所有のクイーンサイズのベッドなんですけど、クイーンサイズですからシーツが大きくてアパートにある小さな洗濯機では洗うのに苦労する上、干す場所が無いと言うんですよ。

アパートの近くにはコインランドリーというものがありまして、そこには大きな乾燥機もあるのですから、そこに行けば洗濯も乾かすことも出来るのに、コインランドリーは嫌なんだそうです。

だから、シーツを洗濯したい時には家に帰って来るんですよ。旅行かばんにシーツを詰めて電車に乗って。

コインランドリーの方がラクだと思いますけどねえ。

それはともかく、

家に帰って来ると言うので、RAT検査(簡易抗体検査)でちゃんと陰性だったのかと聞きましたら、ヴィクトリア州では規制がさらに緩和されて、もうRAT検査は必要なくなったと言いました。

症状が出始めてから1週間経ったらもう外出しても良いのだそうです。

「まだ治っていないのに電車で帰って来るのか」「大丈夫なのか」と私は思ったのですけど、本人もやはり不安だったのでしょう。RAT検査をしてみたんですって。

そうしたら、

まだ陽性!

もしかして家族に感染ったら困るから、家に帰ってくるのは止めたそうです。

もう何週間も娘に会っていないので会いたくてたまらないうちの夫は、「そんなのもう大丈夫だよ!感染っても平気だから、帰って来て!」と言いましたが、帰って来なくて良かったです。私は絶対に感染りたくないですから。

ところで、

その夫ですが、昨日は病院に行く日でした。

病気ではありません。例の腎臓提供に向けた検査プロセスの一つです。

うちの夫が、腎臓を必要としているどこかの誰かに自分の腎臓を一つ差し上げたいと考えているという話は、これまでにも何度か記事に書いてきましたが、腎臓を提供することができるかどうかを評価するために様々な検査を受けなくてはいけません

これまでに、血液検査、レントゲン、超音波検査、CTスキャン、尿検査を受けてきましたが、それらの検査の結果次第では別の検査も必要になるそうです。

昨日は、これまでに受けた検査の結果と今後の検査についての説明を聞くということで、ボックスヒル病院に行ってきたのですけどね、結論としては検査では何も問題は見つからなかったそうです。

つまり、夫の腎臓は健康で、腎臓提供者としての適正ありということなんです。

次の検査は、ウイルスの検査だそうです。腎臓移植に問題となる様々なウイルスを夫が体内に持っていないことを確かめるための検査だそうですが、夫には一つ問題があることを指摘されたそうです。

その問題とは…

太り過ぎなんですよ!

脂肪は全身に付いていますけど、特に内臓脂肪が蓄積してお腹が妊婦のように突き出た肥満ですからね、あんなお腹では腎臓を取り出すのも一苦労じゃあないのかと私は最初から思っていたんですけど。

医者からは、体重を103キロまで減らしてくださいと言われたそうです。

「120は行っていないです」と言う夫に「110は行っているのね?」と聞いた答えが「120は行っていないです」ですからね、目標体重103キロは簡単ではなさそうです。

どうせ103キロを目指すのなら、もうちょっと頑張って「体重二桁」という目標にするのも良いのではないかと思いますけど。


「ということですから、協力してくださいよ」
「よくそんなこと言うわねえ。私が身体にいい食事を作っても自分で肉やらチーズやら買ってきて食べるんじゃないの!」
「ヒロコはチーズケーキとか作るでしょ?あれがいけないんだよ!」
「…」

分かりました。

もう高カロリーデザートは作りません。チーズも肉も減らしましょう。

一体何キロ減らさないといけないのか知りませんけどね、自分の健康のために痩せろと言ってもやる気が無い夫も、腎臓を提供できるかどうかが体重にかかっているとなれば頑張るでしょうから。

協力します!


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