英語の「Unthinkable」という言葉は、「考えられない、想像もできない、ありえない」という意味ですけど、「人としてそれはできないだろう」「まさかそんなことはしないだろう」と思うような蛮行が、人類の歴史では繰り返されて来ました。
大きな犠牲をもたらした20世紀のいくつもの戦争で、人類は学んだはずだと思っていましたが、「Unthinkable」な蛮行が21世紀の再び繰り返されています。
ウクライナで起きていることが信じられません。
プーチンというロシアの独裁者は、これまでにも国内外で蛮行の類を繰り返してきた殺人者ですが、今回のウクライナへの侵略戦争は完全に犯罪ですよ。
独立した他国を侵略して、その国を破壊し人々を殺して脅し、自分の思い通りにさせるなど、どうしてそんなことができるのでしょうか。絶対に許されてはいけませんから、この侵略戦争は失敗してプーチンが国際法で裁かれる必要があります。
実際にミサイルを撃ち、銃を撃って殺人をおこなっているロシア兵士のほとんどは、ウクライナの人々に対して怨念も恨みもないはずなんです。プーチンの目的のためだけに、彼等は破壊と殺人に手を染めているんです。
自分達の国を守るために戦っている侵略された側のウクライナの人々には、戦う正当な理由がありますけど、侵略しているロシアの兵士には、やっていることへの使命感や目的意識は無いだろうと思います。
兵士の中には良心の呵責に苦しむ人もいるようですが、それは当然ですよ。平和な時代に育った若者が、命令されたからと言って罪のない一般人を殺せないのは、当たり前です。
盗聴されたロシア軍の会話の中に、村を砲撃するように命令された兵士が民間人がいるから撃てないと拒否する場面があったというニュースを読みましたけどね。
軍隊という組織の中で、上からの命令を拒否するのは勇気のいることでしょうね。
私は、ウクライナの人々のことが気になって頭から離れないんです。一日中何度もニュースをチェックしています。オーストラリア時間の夜の間にいろいろなことが起きるので、夜中に目が覚める度にニュースをチェックしています。睡眠問題がある私が夜中にスマートフォンを見たりするのは良くないと知っていますけどね、気になってしようがないんです。
情報通信技術が発達した21世紀の今、スマートフォンさえ持っていれば、そしてインターネット接続さえあれば、誰でも情報を発信できる時代ですから、戦争の状況はまるでテレビの生放送のように伝えられて来ています。
SNSへの投稿によって、メディアが報道するものとは違う一般の人々の様子を見ることも出来ます。
昨日感心したのはこれですよ。
This is a true People’s War for Ukraine. Putin has no chance of winning it. On this photo civilians block Russian invaders in Energodar yesterday. One of hundreds of such photos and videos. We need partners to help Ukraine defend itself. Especially in the air. Close the sky now! pic.twitter.com/Wv2uLMWrD4
— Dmytro Kuleba (@DmytroKuleba) March 3, 2022
核兵器の使用もちらつかせて脅すロシアに原子力発電所を奪われることは絶対に阻止しなくてはいけないということで、発電所のスタッフと近くの町の住民が道路を封鎖しているんですけど。
トラックや古タイヤや土のうや大きな木の枝など、思いつくものをいろいろ持って来て道路を封鎖しただけじゃあないんですよ、自分達が人間の盾となってロシア軍の進行を止めようとしているんです。
しかし、今朝のニュースによると、発電所の近くの町はミサイル攻撃されて多くの死傷者が出ているとか。
ひどい!
被害妄想の独裁者プーチンはこの侵略戦争を止めるつもりはないだろうし、西側諸国は今のところ軍事介入するつもりはないんだし、経済制裁がロシアの攻撃を止められるとは思わないし、ウクライナはこれからさらに激しい攻撃を受けることになることは間違いない。そうなればさらに多くの人が殺されるでしょう。
この侵略戦争は絶対に失敗させないといけないんですよ。
私はね、ロシア国内からこの侵略戦争を止めさせる圧力が生まれることを期待しているんです。
ロシアや中国や北朝鮮のような情報統制や言論統制が厳しく行われている国々では、事実が隠匿されて政権に都合の良いことしか報道されませんので、国民が事実を知らないために、あるいは恐怖のために、政権を批判することが無いどころか逆に支持するといった残念な状況が見られますが、それはかつて日本でも起きたことです。
今はインターネットの影響と国民が自国以外の国に居住していることの多いグローバルな時代なので、政権にとって都合の悪い事実を完全に隠匿することも困難です。
ロシアで侵略戦争反対デモを行う人々が増えていることは希望です。
政権を批判すれば逮捕されて刑務所に入れられる国ですから、自由の国に住む私達がデモを行うのとは比較にならない状況があるわけで、相当な勇気と覚悟がいることでしょう。
でも、それが何千人何万人、そして何十万人と増えていけば、当局も対応しきれないはずだし、革命というのはそうやって起きるわけじゃあないですか?
スポーツ界でのロシア排除を批判する人がいますけどね、スポーツは一般国民の多くが関心を持っていることですからね、自分の国の選手達が国際大会から締め出されたと知ることがきっかけで人々は政権が隠匿している真実に気づくかもしれないんですよ。
アップルやイケアやH&Mなど販売店が次々と閉店し、銀行でお金が下ろせなくなり、物資が乏しくなり、自分の国が国際社会で孤立していることに気づけば、いくらなんでも人々は政権の嘘に気づくでしょう。
と言うか、おそらくロシア人の大半はもうそんなことにはとっくに気づいていて、独裁者プーチンにはウンザリしているのかもしれませんが、恐怖のためにそれを声にできないだけなのかもしれません。
今こそロシアの人々が勇気を持って立ち上がり、侵略戦争を止めるように圧力をかけることが出来たら、国は変わりますよ。独裁者プーチンを排除することも出来るかもしれない。
ロシアが変われば世界も変わります。
頑張れロシア人!
そして、
ウクライナの人々が何とか持ちこたえてください。
負けるなウクライナ人!
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