2022年3月18日

娘のためなら元気百倍

昨日、うちの夫は自転車で仕事に行きましたから、私が車で送っていかなくて済んだんですけど、夫が家を出たのは4時過ぎ。

なんでそんなに早く?

後から分かったことですが、勤めているツールショップで、例のTさんとミーティングがあったんだそうです。Tさんと夫が勤めているツールショップ会社の問題点を改善しようとしていることは、これまでにも記事に書いてきておりますけど。

前回夫とTさんが出勤前の早朝ミーティングをやった時のことは「することがおかしいのは…」に書いた通りですが、あの時はTさんが我が家まで来て朝ご飯をここで食べながらミーティングという「ちょっと考えられないようなこと」をしたわけです。

だって、我が家はツールショップから20キロくらい北にあるんですが、Tさんの家は20キロ以上南にあるので、40キロ以上離れているんですよ。

ツールショップには、7時の開店時間に間に合うように6時には我が家を出なくてはいけないんです。

あの日、うちの夫は4時前から起きて朝ご飯の準備をしていましたけどね。

昨日は、ツールショップで5時に会おうということにしたようです。我が家からツールショップまで、電動アシスト付き自転車で40〜50分かかりますので、夫は4時過ぎに家を出たというわけなんです。

私が送って行くわけじゃあないので、どんなに早く家を出てもいいのですけど、私はね、物音で簡単に目が覚めるんですよ。夫とは別の寝室で寝ていますが、2階で夫がゴトゴトやっている音が聞こえた4時には目が覚めました。

結局その後は眠れませんでしたから、5時頃にはあきらめて起きたんですけど、前の晩はなかなか眠れなかったし夜中にも起きていますから、睡眠不足でフラフラしていました。

こういう時に限って、いろいろなことが起きるものです。

新型コロナでダウンしている娘の症状が悪化して、喉の痛みと熱と耳詰まりに加えて、鼻が詰まって、咳が出始めました。この咳が問題だったんです。

うちの娘は喘息がありますので、普通の風邪でも血中酸素濃度が下がり過ぎることがあり、救急車を呼んだこともあるのですよ。

娘は、食べ物は「ウーバーイーツ」で配達してもらうとか「スーパーのオンラインショッピング」で何でも配達してもらえるから心配しなくてもいいと言っていたのに、何も手配していなかったので食料が底をつきかけて、冷凍グリーンピースを食べていると言うんです。鍋で茹でたグリーンピースを。

熱はどうなのかと聞くと、体温計を持っていないから計れないと言います。

頼れる友達はいないのかと聞きましたら、こういうことを頼める友人はいるけど、彼女は忙し過ぎるから頼めないと言うんですよ。

昨日の朝は、iPhone のフェイスタイムで顔を見ながら話をしたんですが、ゲホゲホと咳き込んでいて、ゼリーが食べたいとか果物が食べたいとか言うのです。

お母さんに来て欲しいかと聞くと「来て欲しい」と言いましたので、行ってやることにしました。頭がフラフラしていたことなど、この瞬間に忘れましたよ。

近所のスーパーに寄って、娘から頼まれたゼリーと果物と卵と簡単にすぐ食べられる何かに加えて、生で食べられる野菜(チェリートマトやキュウリやスナップエンドウなど)と温めるだけで食べられるキャンベルのスープ缶詰と、菓子パンやお菓子やV8のジュースや…

もうね、自分だったら何が食べたくなるだろうかと考えて思いつくものをどっさり買って、もちろんトイレットペーパーやティッシュも買って、メルボルンの北の街ブランズウィックまで行って来ました。

道路が混んでいたので、娘のアパートまで50分もかかりましたよ。

アパートの駐車場は地下にあって住人しかアクセスできませんから、私は近くの道路に停めて、そこから大きな買い物袋を3つも持ってアパートまで歩きました。

ちょうど私が着いた時にアパートの建物に入る人がいてドアが開いたので、問題なく建物に入ることが出来まして、その人が同じ階に行ったものですからエレベーターにも苦労せずに乗れました。

特別のキーがないとエレベーターも動かないし階段も使えないのです。

娘の部屋のドアの外に買って行ったものを置いて、電話で持って来たことを知らせて、5メートルくらい離れたところから娘と少しだけ話しましたが、思っていたよりはひどくなかったので安心しました。

一人暮らしの場合、新型コロナで寝込むのは心細いことだろうと思います。

まあとにかく、あれだけ食べ物があったら1週間くらいは困らないでしょう。1週間あれば回復するんじゃあないかと思います。回復して、検査で陰性が証明できれば、仕事に戻れます。


家に戻ったらもうお昼を過ぎていました。

お昼ご飯を食べてから洗濯をして干しました。昨日は掃除機をかける予定の日でしたが、どっと疲れが出て、

体力の限界!

(これを言う度に千代の富士の顔が見える…)

体力というか脳みその限界という感じでね、掃除機をかける元気はもう出ませんでした。

しかしねえ、火事場の馬鹿力というやつですよね。頭がフラフラで脳みそが上手く機能していませんという状態だったのに、突然シャキーンとして高速道路の運転なんかもへっちゃらで出来ちゃったわけです。

世のお母さん達、皆さんきっとそうでしょ?

我が子の危機には、思いもしないようなパワーが出ちゃうんですよ。


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