2016年11月16日

ビートルートという野菜

ビートルート(Beetroot)という赤紫色の野菜を知ったのは、20年以上も前のこと。ある1年生の女の子の話からでした。

「ヒロコせんせい!ワタシねえ、きのうビートルートをたべたらねえ、今朝ウンチがピンクいろだったのよ!」

1年生ですからね、この驚きの発見を誰かに教えたかったんでしょうね。

とにかく、この時、この女の子の話から「食べるとウンチがピンク色になる野菜が存在する」ということを知ったわけです。

この話を当時まだ夫ではなかったうちの夫にしたところ、ビートルート(Beetroot)という野菜について教えられました。こういう野菜です。

Wikipediaより

根の部分を食べます。カブの近縁種ではないそうですがカブに似ています。独特の風味がありまして、それが以前は苦手でした。

強烈な赤紫色をしておりまして、料理する際にも注意が必要です。ウンチがピンク色になるほどですからね、素手で触ると手が赤紫色に染まってしまいます。まな板とかも赤紫色になってしまいます。服などに付いてしまったらおしまいです。

生でも食べられます。皮をむいて千切りにしたのを紫キャベツやリンゴの千切りとともにヨーグルトドレッシングで和えたのを以前食べたことがありますが、美味しかったですよ。唇も舌も赤紫色に染まりました。

ローストしたのも美味しいです。スープにもします。缶詰や瓶詰で売られているものお手軽ですし大変美味しいのでパントリーに常備しています。

ハンバーグショップなどで売られている「オージーバーガー」なるオーストラリア風ハンバーガーには、大抵このビートルートの輪切りが入っています。

昨晩は、晩ご飯に畑で取ってきたほうれん草とオーブントースターでグリルした赤ピーマンとビートルート、これにフェタチーズとクルミを散らしたサラダを作りました。あまりに美味しくて写真を撮る暇もなく、あっという間に大皿のサラダがなくなってしまいました。

下の写真は、ほとんど同じような「ビートルートとほうれん草のサラダ」ですが、これには赤ピーマンとクルミが入っていません。クルミはオススメです。


フェタチーズが塩辛いのと、瓶詰のビートルートに酸味があるので、ほんの少しの塩と粗挽き胡椒とオリーブオイルを垂らすだけで、驚くほど美味しいサラダです。

以前は苦手だったビートルートの独特の風味も、慣れるとなんとも言えない味わいです。

日本でも売られていますか?

ビートルート、オーストラリアに来てから好きになった野菜の一つです。


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