2020年1月11日

クローン病だった

数週間ほど前、何が問題だったのかもう忘れちゃったけどうちの息子が医者に会った際に、長年お尻の痛みに苦しんでいるということを相談したら、医者の診断では重症の痔核(通称いぼ痔)ということで専門医に会うことを勧められました。

息子の話によると、お尻の問題が発生したのは高校生の頃で、当時私達家族は食べるのに苦労している貧困の真っ只中。

困窮状態を脱した後も、精神的な病気を発症した娘の治療費の捻出に苦労しておりまして、息子は自分の病気のことは誰にも言わなかったんですって。

あれから数年が経ち、

お尻の状態は徐々に悪化して、痛くて座っていられないほどになり、やっと医者に相談したらしいのですけど、息子がそういう苦労をしているなんて私も夫も娘もだ〜れも知らなかったんです。

専門医のいる公立の病院で診察や治療を受ける場合、順番待ちが凄いことになっております。診療を受ける日を選ぶなんていうチョイスはありません。

病院から予約日が知らされたのが二週間後くらいだったか。それからさらに待たされて、昨日やっと専門医の診察を受けました。病院にはうちの夫が仕事を休んで一緒に行きました。

診察の結果、痔ではなかったのです。

クローン病という病気でした!

Wikipediaによりますと、クローン病(Crohn's Disease)は、主として口腔から肛門までの全消化管に非連続性の慢性肉芽腫性炎症を生じる原因不明の炎症性疾患で、10歳代から20歳代に多く見られるそうです。

クローン病を発症する正確なしくみはわかっておらず、遺伝的な素因を持ち、免疫系の異常がおこり、その上で食事などの環境的な因子が関係しているのではないかと考えられているそうです。

完治させる治療法はないため、病気を管理して寛解(症状がないかごく弱い)状態に導入し、維持していくことが治療目標となるそうですが、うちの息子の症状は重症であるため外科手術が必要だそうです。

順番待ちでは優遇されるそうです、重症だから。

近いうちにColonoscopy(大腸内視鏡)を受けて、症状がどこに出ているのかを把握する必要があるそうです。

手術によって病変を取り除いても再発率が極めて高いそうですから、食事療法や薬物療法も続けることになります。

良くなるまで(寛解状態になるまで)に一年間ぐらいかかるとのことです。

手術がいつ頃になるのかはまだ分かりませんけど、順番待ちで優遇されるとは言え、この病気はガンのように命に関わる病気ではないので、やはり待たされることには変わりはありません。

私が肩にできた脂肪腫を取ってもらった時なんて、診察まで半年待ち、それから手術までさらに何ヶ月も待たされましたから。

それにしても、クローン病か。

もっと早く診察を受けていれば、ここまで酷くならずに済んだだろうに、家族の経済状態を考えて黙っていたとは。

可愛そうなことをしました。


この記事を書いたあとで分かったことですが、

クローン病の疑いがあるということで、まだ確定ではないのだそうです。クローン病の場合には手術のやり方が変わってくるので、その診断のために大小腸内を内視鏡で検査するんだそうです。

いずれにしても、お尻は重症なんだそうです。

お母さんは、息子のために携帯用ウォシュレットを注文しました。私が持っているのを一緒に使いたくないですからね。


お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿