2017年12月19日

焼いただけのチキン

少し元気も出てきて、大きなため息を付きながら深呼吸をする回数も減り、家事をやろうと思えばやれるくらいに回復してきた私です。

翻訳の仕事が終わった昨日の午後、久しぶりに晩ご飯は私が作ろうかと思いながらキッチンへ行くと、冷凍パイシートが出ていました。

「サチ(娘の名前)、また何か作るの?」
「うん、キッシュを作ろうかと思って」
「それ、晩ご飯?」
「うん」

そうか、猛暑の日にオーブン料理か。しかし娘が今日も晩ご飯を作ってくれると言うのだからお言葉に甘えよう、ということでですね、私は扇風機の前に座って編み物を始めたのでした。

その時思い出しだのが、冷蔵庫にあるチキン。買ってからすでに数日経っており、そろそろ食べなくては腐る。

娘は、ハーブをいろいろと摘んできて、ブルーチーズや真っ赤なビートなども入れた非常に手の込んだキッシュを焼いておりました。サラダも、私が作るような野菜を切って和えたというようなのではなくて、種やナッツやボッコンチーニやピクルスなどもふんだんに入ったサラダです。

チキンはとりあえず焼いておくか。

そこで、チキンを焼いておきました。一応、塩コショウはしておきました。

さて、晩ご飯の時。

「美味しい、美味しい」とキッシュを食べまくる夫に、晩ご飯は食べるつもりがなくて編み物をしていた私が一言「チキンを焼いたのがあるのよ」と言いましたら、

チキンを焼いたのがある?

最近の晩ご飯は、ずっと娘が作っていたので、手の込んだご馳走ではあったのですけど、夫が最も愛するご馳走ではなかったの。

夫が一番好きなのは焼いた肉!

そのただ焼いただけのチキンをフライパンから取って来て、いかにも美味しそうに平らげる夫。

こういうのを食べて育ったわけだからね。ただ焼いただけの肉に塩コショウを自らふりかけて食べる。蒸し野菜やサラダやポテトが添えられたのだろうけど。

夫にとっての「おふくろの味」の筆頭はロースト料理だと思いますが、普段の日の晩ご飯だと、やはり焼いた肉なのでしょう。

ちなみに、夫はチキンやポークを焼いたのも好きだけど、ビーフステーキを焼いたのはもっと好きで、でも一番好きなのはラムチョップを焼いたのにミントジェリー(酢と歯磨き粉を混ぜたような味)を塗って食べるというやつのようです。

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