2017年12月9日

内輪差問題と長距離運転

うちの娘はまだ未成年なので(現在19歳)、運転免許取得に際して、運転試験を受ける前に120時間分の練習が必要です。

実際にやってみると、120時間分の練習というのがいかに大変か分かるというのも。

現在大学の夏休み中ですから、運転練習が毎日の日課になっております。

これまで運転練習の指導は、プロの教習員並みの技能と知識を有するらしいうちの夫に任せていたんですけど、夫は仕事がありますので時間がない、有料教習サービスを利用するような経済的ゆとりもない我が家では、私が練習に付き合うしかない状況になっています。

私は以前に2回ほどやってみて、あまりのサスペンスにギブアップしたんですが、娘の運転がかなり上達していることもあって、最近はあまり心臓をバクバクさせることもなく助手席に座っています。

しかし、

うちの娘は、お勉強は非常に良くできるけど、どうも運転のセンスというのがないのかもしれない…。

真っ直ぐに走るのは大丈夫で、高速道路も大好きらしく、高速での車線変更もへっちゃらでして、「こんな車間距離では危ないよ!」「うわあ〜、そんなに無理するな」と、お母さんは助手席で全身に力が入るわけですが。

最大の課題は、駐車と内輪差(ないりんさ)問題です。

駐車はね、運転のセンスがない人はみんな苦労します。私は今でも苦労しています。

内輪差問題ですが、

これがねえ、なんで分からないのか…?

内輪差というのは、皆さんご存知ですよね? 4輪の車両がカーブを曲がる時に内輪(回転の内側)の前輪と後輪が描く円弧の半径に生じる差のことです。後輪のほうが内側寄りになる現象のことです。

左折時に、端っこギリギリの所を行く傾向があるので、助手席に座っていますとね、スリルとサスペンスで鳥肌が立ちまくりなんです。

しょっちゅうコンクリートブロックに後輪が乗り上げるし、道路左端の木の枝に擦りそうになるし、高さのあるブロックだと私の大事なカローラのホイールが擦れて傷つきそうになるので「こっち当たりそうよ!」の連発。

右折の時でも、道路の中央にある歩行者のための島状の場所に後輪が乗り上げるし。

私ね、iPhone を車に見立てて、内輪差について説明したんです。娘もよく理解しました。しかし、理解したことと内輪差を考慮した運転ができることは別の話らしい。その距離感というのが分からないらしいんだわ…。

運転試験は、まだまだ先です。

駐車が全然駄目だしな。毎回、線からはみ出すし、すごく斜めに入ってしまうし。直せというと、反対にハンドルを切ったりするし…。

一気に数十時間分の練習量をかせぐために、往復6日間かけてクイーンズランドまで行きたいそうです。会いたい友達がいるサンシャインコーストまで行って来たいんですって。

3600キロ以上の行程です。

指導者は助手席に座っていなければなりません。

「母さん行ってくれる?」
「それは…、お母さんには…」
「お母さんは座っているだけでいいのよ」
「それは…、かんべんして」

私はメルボルンからアリススプリングスへバス旅行したことがあって、帰り道は36時間バスに乗ったけど、もうね、ああいうのは絶対に二度とやりたくないのですよ。


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