「クリスマス」って「キリストの誕生日(救世主が生まれた日)を祝うミサ」という意味なんですってね。
キリスト教の元になった「ユダヤの新しい考え」を広めたというイエスという名前の男がいつ生まれたのかなんて、何も記録が残っていないから分からないのですし。
それに、キリスト教という宗教を本当に信じているのは、この日を休日としている国々の一部の人々でしかないのですから、12月25日のお祝いの言葉は「ハッピー・ホリデー」の方がいいですよ。
12月25日を祝うようになったのは、冬至のお祝い(この日を境に日が長くなっていくのだからお祝いしたい気持ちは分かる)が転用されたものだと考えられていて、世界中にいるキリスト教を信じる人々は、それぞれ異なる日にキリストの誕生日をお祝いしているそうじゃないですか。
オーストラリアも、祝日の名前を「クリスマス」じゃない別の名前に変えたほうが良いんじゃあないでしょうかね。
さて、我が家の12月25日は、家族4人でごちそうを食べる予定だったのに、うちの夫がまたも私に相談なく叔父さん夫婦を招待したために、予定が変わりました。
ご馳走は作る予定だったのだけど、予期しないお客様が来ることになったせいもあって、お母さんの具合が悪くなってしまったので、
勝手に人を食事によぶなよ!
娘が一人で数日間に渡って大奮闘いたしまして、とんでもない大ご馳走を作りました。
大ご馳走の一部をお見せしましょう。(材料費がすごかったのよ!)
レシピは、ヘストン・ブルーメンソール(Heston Blumenthal)のレシピ本とハンニバル・レクターの本「Feeding Hannibal」からだそうです。
先に書いておきますけど、材料のドライトマトのオリーブ漬けだとかマヨネースなどに至るまで、全部一からの手作りです。
1つ目は、バラに見立てたプロシュート(生ハム)とスイートバジルがスイカに突き刺してある前菜です。これは本当に美味しかった!
2つ目のラム・コンソメ・ジェリーは、ラム肉の背骨とミンチ肉を一日がかりで煮て作ったスープを凍らせてから布で濾して澄んだコンソメにしたのをハーブを入れて煮つめてジェリーにして、あぶったラムのフィレ肉のサラダが乗っているんです。5日がかりで作っていました。(これは絶品!)
次のは、ビーフのアイ・フィレ肉のタルタルが、フィロペストリーのカップに入っているんですが、突き刺さっているのもフィロもカップも全部手作り。
有名なヘストン・ブルーメンソールの「全部食べられる畑」です。土はカラッカラに乾かしたブラック・オリーブとローストしたマカデミアナッツで作ったそうです。土の下は美味しいタルタルソースです。ここには写っていませんが、いろいろな野菜(小さいニンジンやアスパラガスが良かった)でソースと土をすくって食べました。
これは、酢でしめた生のエビのサラダです。海老の頭は唐揚げにする予定だったけど、時間が無くなり断念!
ビートを茹でたのとフランス産ゴート(山羊乳)チーズ&クリームチーズのテリーヌ。本当は黄色いビートを使いたかったそうですが、そんなものはオーストラリアでは手に入りません。臭いゴートチーズですが、テリーヌになったら臭みはなくなっていました。
超美味かつ高アルコールのシャンペンサングリア。これで、お母さんはあっという間に酔っぱらいに…。グランマニエ入りです。
フルーツいろいろ。
ドイツ製の塩味プレッツェルをベースにしたチョコレート・ブラウニーの上にバニラアイスクリームを乗せたボンブアラスカ。もちろん全部手作り…。
私だったら絶対に作らないご馳走の数々。
お母さんがダウンしていたので、息子が時々手伝いを頼まれたようですが(混ぜるとか腕力がいる仕事)よく頑張りましたよねえ、うちの娘!
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全部食べられる畑・・・。凄いですね^^
返信削除分化の違いを感じます。
食べてみたい!!
お嬢さん、料理を作るのがお好きなんですね。
いいなあ。
生のエビを酢で〆てサラダにする。そういう発想無いです。
こんどやってみようかな。
ところで、ハンニバルレクターのレシピってどれですか?
物凄く、興味ある!!
ワンニャンスキーさん、12月17日の記事「羊の内臓のパイ」 をご覧ください。
削除https://hirokoliston.blogspot.com.au/2017/12/blog-post_17.html
分化じゃなくて文化です。失礼(^_^;)
返信削除お返事ありがとうございました。
返信削除羊の内臓のパイ、ですね。既読です(=^・^=)
今回も作られたんですね。
パイ表面の飾りつけも心なしか凄味を感じます(=^・^=)