うちの夫の父親が売りに出して長い間売れなかった家のことは、このブログでも度々話題にしましたが、私達が家を引っ越したために置き場がなくなったトラクター型草刈機や大きな道具をそこに置いていました。
家が売れたので置いていた道具は義母が住む牧場に持って行ったんですけど、トレーラーの屋根の部分だけがまだ置きっ放しになっているんです。
昨日は義弟(夫の弟)にジープでトレーラーを牽引してもらって取りに行く予定になっていたんですが、義弟に急な仕事が入ったので行けなくなりました。
急な仕事というのはウェディングの写真撮影です。義弟はウェディングを専門とするフォトグラファーなんです。
近頃のウェディング写真というのは、結婚式の写真を撮るだけではなく、思い出のための様々な写真を撮りますよね。フォトグラファーは、いつどこでどのような写真を撮るかをお客様と相談してあらかじめ決めますから、急に撮影の仕事が入るというのはおかしな話でしょ?
義弟はウェディング・フォトグラファーとしてある程度知名度が上がったので仕事量が増え、とても一人では全部出来ない状況になったので、写真編集の仕事を専門のスタッフにやってもらようになったんです。
同じ悩みを持つフォトグラファーが大勢いたらしくて、写真編集をアウトソース出来るビジネスを立ち上げたらそれが成長し、撮影の仕事もチームで行うようになり、今では義弟はビジネスの運営に専念しているので、実際に結婚式に行って写真を撮ることはほとんど無くなっていたんですよ。
ところが、昨日撮影に行く予定だった一人のフォトグラファーが、ウェディング前日に脳動脈瘤で倒れて病院に運ばれたんですって。
皆さんね、自分の結婚式前日にフォトグラファーが脳動脈瘤で入院したと考えてご覧なさい。これは一大事ですよ。
ウェディングは、時間と費用をかけて準備する一生に一度の特別なイベントじゃあないでか?それを記録してもらうはずのフォトグラファーが、来れなくなったらどうしますか?
しかし、義弟のところはチームでやっているから対応出来たんです。
撮影に関することはお客様との話し合いで全て決まっていますからね、急遽代わりに行くことになった義弟も、何時にどこに行ってどういう写真を撮ればいいのかが分かっていたので、突然のピンチヒッターも務められたというわけです。
義弟が住むヤラバレーという地域には、おしゃれなワイナリーやレストランがたくさんあって、ウェディングの場所としてはとても人気があるんですよ。ヤラバレーでの結婚式をお考えの皆さん、フォトグラファーをお探しの方は「Rick Liston + Co」をぜひご一考ください。
この義弟のリックですが、うちの夫が高校生の時に生まれたんです。父親が出産に立ち会いたくないと言うので、高校生だった夫が立ち会って生まれたんですよ。歳が離れているせいか、夫にとっては特別に大事な弟です。
私が初めて会った時には小学校3年生でした。当時はリッキーと呼ばれていました。
リッキーは、私が勤めていた小学校に通っていましたから、リッキーが学校で具合が悪くなった時には、母親に頼まれて私がお昼休みに家に連れて帰ったりしましたよ。ヘアカットに連れて行ったり、晩ご飯を作って食べさせたり。私達家族と一緒に住んでいた時期もあるんです。
そのリッキーがフォトグラファーとして活躍しているのを見るのは、親子ほど歳の離れた義姉の私にとっても嬉しいことです。
お帰りの前に1クリックを!
0 件のコメント:
コメントを投稿