私の母は今年3月に90歳になりますが、大変元気です。一人暮らしの状態になっていますけど、お料理や縫い物で忙しく過ごしているそうです。
父親は実家から遠い倉敷市内の病院に入院しているので、週に一度、私の妹夫婦が会いに連れて行ってくれています。
土曜日に会いに行ったという母から父親の状態は良くなかったという連絡をもらいましたので、昨日のお昼前にLINEでビデオ通話をしました。
父親のことは可哀そうだけど仕方がない、なるようにしなかならないと言っていました。母との会話は楽しい話題もたくさんあって、昨日は30分近くもおしゃべりしました。
母とのビデオ通話を終えたすぐ後、うちの娘からメッセージが届きました。
メッセージじゃあなくて写真でした。お料理本らしい本の中の「おむすびを握っている手」の写真でした。
何だこれ?
と思ったら、今度は泣いている娘の写真が送られて来ました。
何事かとびっくりしてすぐに電話をしたら、娘はその料理本の「おむすびを握っている手」の写真を見て私のことを考え、「お母さんはいつか死ぬんだ」と思ったら泣けて来たと言うんですよ。
困りますねえ。
こういう時に何と言ったらいいんでしょうか。
残念ですけど、誰も皆んないつかは死ぬんです。でも、死んだ後で懐かしく思い出してくれる人がいて、思い出してもらえる出来事がいろいろあるというのは幸せですよ。
私は、娘におにぎりの話を始めました。
炊きたてのご飯で握ったおにぎりは美味しいんですけど、ご飯が熱いから手が真っ赤になるんです。私の母も手を真っ赤にしながら熱々のご飯でおにぎりを握ってくれたものです。塩を強めにして握ったおにぎりを火であぶった海苔で包んだのが私の好物でした。
最近はラップを使うようになったと言うと、娘もラップを使っていると言いました。食べ物に関する思い出をいろいろ話しました。
母とのビデオ通話で聞いた母のひ孫達の楽しい話や、母がお正月に作ったという大量のあんこ餅やお節料理の話、畑で取れた小松菜を茹でてミキサーでドロドロにしたので作ったというスープの話。美味しくなかったそのスープをご近所にお裾分けした話などいろいろ話しました。
楽しくて、たくさん笑いました。
涙声だったのが元気になった娘が、電話を切る時に「お母さん、身体には気をつけてよ」と言うので、「まだ当分は大丈夫だと思うわよ」と言ったんですけど、「それでもとにかく気をつけてよ」と言いました。
私が母に「無理をするな」「頑張り過ぎるな」「野菜ばっかり食べてちゃダメ」「お肉や乳製品も食べろ」といろいろ言うのと同じですね。お母さんには、いつまでも元気でいて欲しいのですよ。
さあて、今日は42度になりますから、これから窓を全部閉めてカーテンを閉めます。涼しいうちに晩ご飯の準備をしておかなくちゃあいけません。
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