2025年1月9日

イチジクの直撃

昨日は、うちの娘に誘われてフルーツピッキング(果物狩り)に行って来ました。

天気は快晴で予想最高気温が32度でしたからね、そういう暑い日にフルーツピッキングなんて行きたくないと最初は思ったんですけど、「今年も出来るだけたくさん楽しいことをする」という新年の抱負を立てましたし、せっかく娘が誘ってくれたので行くことにしました。

誘ってはくれたけど、料金は自分で払ってくれと言われましたけど。

娘はお昼頃に行きたかったようですが、それでは暑くなり過ぎると思いましたので朝一番早い9時のツアーにしたかったのですが、娘が早起きをしたくないと言うもんですから、お互いに妥協して10時のツアーにしたんですけど、それでも暑かったですよ。

行ったのはレイナーズ・オーチャード(Rayner's Orchard)という農園で、ウーリ・ヤロック(Woori Yallock)というところにありました。私達が住んでいる家からは1時間ちょっとかかりました。

農園には450種類の果物が植えてあるそうですが、現在収穫できるのは桃、ネクタリン、アンズ、プラム、イチジクだけでした。私はイチゴなどのベリー類とかサクランボを期待していたんですけど、シーズンが終わっていました。


ちなみに、ハロウィーンのシャツが好き過ぎて一年中着ているのはうちの娘です。暑いのに日焼け防止の腕カバーを付けています。

農園は広いので、ガイドの方(下の写真)が運転するトラクターが引っ張る乗り物に乗って回るんですけど、収穫可能な木の前に止まってフルーツの説明やどういう実を選んだら良いかとかいろいろ教えてくれますから、アドバイスに従って実を取ります。


いくらでも好きなだけ自分で木からもぎ取って食べていいんですけどね、一般的な日本人にはちょっと抵抗があると思いますよ。木からもぎ取ったばかりの桃を、洗いもせず、皮もむかずにかぶりついて食べるんですから。

以前の私には出来なかったけど、今では桃の皮をむいたりしません。

私は上の前歯2本を7千ドル以上かけて治療してもらって歯冠をつけていますから、「これが取れたり折れたりしたらもうオシマイだ…」とヒヤヒヤしながら食べました。


気に入った果物は好きなだけ取って、もらった袋に入れて持って帰れるんですけど、持って帰る果物は1キロあたり7ドル払わなくちゃあいけません。これが問題でした。

ツアー料金は大人1人当たり40ドル(正確には39ドル90セント)を払っているんですよ。でも、その代金には持ち帰るフルーツ代は全く含まれていないのです。1キロまでは含まれていて、それを超えたら追加の代金を払うとかなら良かったのに。

桃やネクタリンは今が旬なのでね、お店で買うと1キロあたり4ドルくらいです。1キロ7ドルはお店で買う2倍近い値段なんですよ。だから、たくさん買って帰る気がしませんでした。

文句ばっかり言うお母さんにバチが当たったのは、イチジクの木のところ。

ほぼシーズンが終わりかけでイチジクはたくさん残っていませんでしたから、美味しそうな紫色になったのを一生懸命探していた私は、突然びちゃっと何かで濡れたんです。

「あれ?」と思った途端に腐った果物の臭いがして来て、見ると斜め掛けしていたユニクロのミニバッグと手に持っていた iPhone がドロドロしたもので覆われていたのでございますよ。

腐ったイチジクの直撃でした!

ドロドロは服にも付いていました。

私は必ずティッシュとハンカチをバッグに入れて持ち歩いていますからね、ドロドロしたものは拭き取れましたけど、家に帰るまで腐ったイチジクの臭いに付きまとわれたのでございます。

果物狩りは1時間もせずに終わりました。農園にはカフェレストランもありましたけど、私達は持ち帰り用の果物代を払ってすぐに帰りましたよ。腐ったイチジクの臭いが気になってね。


持ち帰り用に取った果物の代金は10ドルほどでしたが、それは高くつくからあまり取らないようにしたからです。でも、このアンズは超美味しかったんですよ。ケチケチせずにもっと買って帰れば良かったです。

あんなに美味しい新鮮なアンズは、初めて食べました。


レイナーズ・オーチャードという農園のフルーツピッキングをオススメするかと聞かれたら、「うーん」と答えに困りますね。

昨日のフルーツピッキングに合計50ドル使ったわけですが、50ドルの価値があったかと言われたら、あったとは言えないのが正直な気持ちですけど、物価の高騰を考えると妥当な値段なんでしょうかね。

まあ、娘と二人で過ごした時間のことを思えば行って良かったと思いますよ。イチジクにやられなかったらもっとゆっくりして帰ったんですけど。

この農園では、イチジクの木以外はネットで保護されていませんでしたから、鳥につつかれた果物もたくさんあったし、鳥につつかれた果物にはハチがたかっていたし、手入れが間に合わないのか落ちて腐った果物も木の下にいっぱいあったし、草が伸び過ぎている場所もありました。

そういう自然な感じの農園で果物狩りがしたい方にはいいかもしれませんよ。家族で行くとなると、しかもここのカフェで食事もして果物の持ち帰りもするとなると、数万円の出費になるでしょうけど。

行くなら、予約をする前に収穫可能な果物を確認した方がいいと思います。ベリー類もサクランボも無いと知っていたら、私は別の時期を選んだでしょう。


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