2022年11月1日

服を買わなくてはいけない理由

昨夜、うちの夫が突然「僕は服を買わなくちゃあいけません」と言いました。

うちの夫は私よりもはるかにたくさんの服を持っているんですけど、多くの服はおそらく小さすぎて着られないはずです。スーツとかドレスシャツとかは普段に着るような服ではありません。

普段に着るまともな服で、ちゃんと着れるXXLサイズの服は、数は少ないですけど持っていますよ。私が買って来て、手に取りやすいとろこに掛けてあります。

それでも面倒くさがって、仕事が休みの日にもツールショップのユニフォームを着たりするんですから、話にならないわけなんです。以前勤めていた会社のユニフォームを着たりもするんですけど、家にいるだけならそれでいいですが、そういう服装で外出しますからね。

若い頃は、もう少し着るものに気を使っていたのに、なんでこんなことになってしまったのか。

そんな夫が「服を買わなくちゃあいけません」と言ったのには理由があります。

夫は、今月バルバドスというカリブ海の島に旅行に行くことになっているんですよ。ドバイ在住の義妹(夫の妹)が友人と計画していたバルバドス発のカリブ海クルーズで、その友人分のチケットが不要になったとかで代わりに一緒に行かないかとうちの夫を誘ったのです。

チケットはすでに購入済みのをもらえるそうですからね、行ってみたいのは山々でしょうが、バルバドスはメルボルンからすれば地球の裏側ですよ。

この地図の星印の辺りにある小さな島です。ベネズエラという国に近いですけど、メルボルンからこの島まで一体どういうルートで行けばいいのかも分かりません。


運行している航空便が限られているような場所に行くには、高額な旅費がかかります。

我が家にそんなお金はない!

ところが、義妹がその旅費も払ってくれると言うので、うちの夫は有給休暇をもらって行くことにしたのです。

そうしたらですね、義妹にクルーズ旅行にはちゃんとした服を持って来るようにと言われたらしいのです。

今年の2月に行ったドバイ旅行でも、義妹には全面的にお世話になったのですが、あの時、夫がスーツケースに詰めたのはTシャツ1枚とユニクロの白シャツ1枚と勤めているツールショップのユニフォーム一式でした。

行く時に着ていた服を含め、持って行った服が少な過ぎるから私は毎日のように洗濯をするはめになったんです。

そして、おしゃれなビーチのレストランでも砂漠の高級リゾートでも世界最高層ビル「ブルジュハリファ」でも、ツールショップのユニフォームを着ている夫のことは、私は慣れているってこともあるんですけど、あきらめるしかなかったわけです。

バルバドスのクルーズ旅行ではマシな服装をして欲しいと思う義妹の気持ちは痛いほど分かります。

ということで、夫は服を買いに行くことにしたのでした。

「僕はユニクロの服でいいです。今度の休みに買いに行きます」
「ああでもね、ユニクロのお店にはXXLサイズは置いてないわよ。XXLサイズはオンラインでしか売ってないの」
「何だそれ!」

メルボルンを出るのは13日なので、出発までもう2週間もありません。今オンラインで買うと間に合わない可能性があります。

Tシャツやポロシャツなら近くのショッピングセンターでXXLサイズを売っている店はたくさんありますけど、夫はオンラインショップを探し始めました。

そうしたら、日本のモンベルがオーストラリアに進出していることを発見したのです。

うちの夫はモンベルの社長さんとは会って話をしたことがあるらしくて、かつて日本で仕事をしていた頃にはモンベルの服を好んで着ていました。

それで、モンベルのオンラインショップを見始めて結局何も買わず、そのうちYouTubeで「旅行にどんな服を持っていくべきか」という動画を見始めて、結局何も買わないまま寝てしまいました。

夫にとって服の買い物は最も面倒くさいことなのでしょうけど、早くしないと間に合いませんよ。次に仕事が休みなのは土曜日だそうですから、私が一緒に買いに行きます。

一人で行くと、サイズが小さすぎるのとか下着Tシャツ4枚セットみたいなのを買ってきますからね。

ユニクロの白シャツだってね、試着もせずにXLサイズを買って来て、それも同じのを2枚も買って来て、ピッチピチなのを着ていたんです。すぐに破れてしまいました。

義妹に言われなかったら、旅行に持って行く服のことなど出発前日の夜まで考えもしなかったでしょう。

ホントにもう…


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