2022年11月3日

落ち込んだ理由とレシピ

このブログでも度々話題にしていますが、私は趣味で料理のレシピサイトをやっています。料理ブログみたいなものです。ちょっとしたコメントと一緒に作った料理のレシピを載せているんですけど。

このウェブサイトに載せたレシピの多くを英語版のクックパッドでもシェアしています。

レシピサイトを始めたのは10年以上も前です。

新型コロナでロックダウン生活になり、翻訳の仕事も来なくなって、毎日家にいてもこのプロジェクトがあったから結構充実した毎日を過ごしました。

ウェブサイトに載せているレシピの数も2千を超え、このプロジェクトは私の暮らしの重要な一部になっているんです。生きがいというやつですよ。

ところが、昨日はショックなことがあったんです。

かなり落ち込みました。

何が起きたのかって?

キッチンスケールが壊れていたことに昨日やっと気づいたんですよ!

レシピを書く時に食材の重さを計るのに使っていました。

最近、お店で買ってきたものがパッケージに記載されているよりも少ないとは気づいていましたが、私はずっとスーパーや食品メーカーがずるいことをしていると思っていたんです。

例えば、オーストラリアではバターは250グラム単位で売られていることが多いのですけど、計ってみると220グラムしか無かったりするんです。

豚のひき肉500グラム入りが400グラム以下だったりするし。

小麦粉だって最近は1カップあたりの重さが以前よりも軽くなっているんですよ。

つい先日は、鮭の切り身300グラム入りが160グラムしかなくて、「何だこれ!ボッタクリじゃん!」と思わず叫んだんです。

最近ちょっとひど過ぎると思っていましたから、スーパーに苦情を書いて送ろうかと思ったりしていたんです。

そして昨日、ケーキを焼こうとバターを計った時です。250グラムと書いてあっても250グラムも入っていないと知っていますから、125グラム必要だったので本来なら半分で足りるはずですが大きめに切りました。

計ったら、48グラムだったんです。

何だこれ?

バターに空気でも混ぜてかさ増ししているのかと思いました。まだ食品メーカーがずるいことをしていると思い込んでいるわけです。

ほとんど全部をはかりに乗せたらやっと125グラムになりまして、この時やっとキッチンスケールが壊れていることに気づいたわけですが、気づくのが遅すぎますよねえ。

確認するために水の重さを計ってみました。1/2カップ(125ml)の水は、誤差はあるでしょうけど125グラム前後になるはずです。

計ったら、50グラムでした。

信じたくなかった!

キッチンスケールが壊れていたとは。

だって、最近書いたレシピはもう全部ダメってことですよ。食材の重さが間違っていると、レシピ通りの調味料で作ると味がおかしなことになってしまいます。

重さが実際よりも軽く表示されていたわけですからね、先日作った昆布と豚肉の煮物なんて、私のレシピ通りに作ると昆布や豚肉の量が少ないので味が濃くなり過ぎるはずです。

一体いつからおかしくなっていたのか…

買った食品の重さがパッケージに書かれているよりも少ないと気づいたのは随分前のことです。1カップあたりの小麦粉が軽くなったと気づいたのも。

スーパーや食品メーカーがずるいことをしていると思いこんで、キッチンスケールが壊れていると思わなかった私がいけませんでした。

新しいキッチンスケールが必要になりました。精度の良いものを買いたかったのですけど、いろいろリビューを読んでもこれだと思える商品を決められませんでしたので、信用できる日本ブランドのタニタの調理用はかりを買うことにしました。

タニタ・オーストラリアという会社ができて、体重計とか人気のタニタ商品をオーストラリア国内でオンライン販売しているのを見つけました。キッチンスケールも1種類だけですが売っていたので、それを買いました。

商品が届いたら、まずは本当に正確かどうかを確認します。

正確だと分かったら、最近書いたレシピをチェックして直さないといけません。クックパッドでシェアしている分も直さなくてはいけません。大仕事です。


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