私が植木鉢で育てているミョウガに2つ目の芽が出たんですが、どうも葉っぱの芽じゃあないみたいだから「もしかしたら食べられるやつか!」と興奮しかけたものの、形状が「食べられるやつ」とは違うという話を書いたんですけど。
一般的に私達がミョウガと呼んでいる食べられる部分は「ハナミョウガ(花茗荷)」とも呼ばれる「花穂」の部分なんですが、出てきた2つ目の芽は、葉っぱの芽ではないようだし「花穂」でもないようですから、
何なんだよこれは!
と書きましたらね、その方が教えてくださったのです。
それは「ミョウガタケ」だそうです。
それは「ミョウガタケ」だそうです。
私は、60年以上も生きて来て「ミョウガタケ」なんて聞いたのは初めてで、「ミョウガタケ」だと教えていただいてもそれが何なのかが分かりませんでした。
そこで、ちょっと勉強してみました。
「ミョウガタケ」は、漢字で書くと「茗荷筍」らしくて、まさにこれは「筍」(たけのこ)、要するに茎のようなものです。ぐんぐん伸びて、いずれは葉っぱが出て来ます。
思った通り食用になる「花穂」とは全く異なるものでした。
しかしね、「ミョウガタケ」も食用になるんだそうですよ。お店でも売られているんですって。
ただし、お店に出る「ミョウガタケ」は、この筍の部分に土を盛るなどして日光が当たらないようにして白く育て、育ったら今度はわずかに日光を当てて薄紅色にしてから収穫するのだそうで、大変手間がかかるし時間もかかるし栽培が簡単ではなくて収穫には体力も必要なのだそうです。
ですから多くは流通していないのです。私は見たことがなかったです。
「筍」と同じように春が旬の食べ物です。メルボルンは現在秋ですけど、春の到来を告げるワトルの木もボケているんですから、ミョウガがボケても何ら不思議なことではありません。
一般的なハナミョウガ(花穂の部分)よりも風味が柔らかいので、ミョウガが苦手な人でも食べやすいそうですけど、ミョウガはあの風味が良いのですよねえ。
天ぷらにすると美味しいと書いてありました。あとはハナミョウガと同じように薬味として使ったり、酢漬けやサラダにするということですけど。
たったの1本だけ伸びて来たのを摘んで食べるのもアレなので、もう少し増えるのを待つつもりです。
いやあ勉強になりました。
ところで、少しずつ育ってはいるものの新しい芽がなかなか出てこないのがヨモギです。地植えにしたら最後、完全に駆除することが困難だとも聞くタフなヨモギですが、植木鉢では育ちにくいのだろうかと思いまして、根っこが現在どういう状態なのか見てみようと先日引っ張り出してみました。
スポっと抜けました。
根っこは、小さな植木鉢の中で伸びまくってグルグル巻き状態で、いくつか新芽が出かけていました。
もっと大きな植木鉢に植え替えましたので、春までには芽も育って葉っぱも増えるでしょう。増え過ぎたら株分けをして、増やしていくつもりです。
そしていつの日か、ヨモギ餅やヨモギ団子を作るのですよ。
早く増えてちょうだい!
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