2021年12月30日

ホンダアコード復活大変記

このブログで何度か書きましたが、うちの娘が住み始めたアパートの本来の住人Jさんは、西オーストラリア州のパースに住む家族を訪問した後、新型コロナのロックダウンでメルボルンに帰って来れなくなり、その後いろいろな出来事があって、来年の7月頃までは帰って来れなくなりました。

住んでいないのに家賃を払い続けるのはもったいないということで、うちの娘が格安家賃で住むことになったのですけど、Jさんはアパートの地下駐車場に車を置いたままにしていました。

この車をうちの娘が時々乗ることができれば、娘にも便利だしJさんも助かる(車が死んでしまわない)ということで、Jさんは車のキーを郵便で送って下さっていたのですけどね、まだ動かしていなかったんです。

おそらく動かないだろうから、うちの夫の助けが必要ということだったんですけど。

なかなか休みがない夫は、これまで行くチャンスがなかったのですが、昨日の水曜日、やっと行くことができました。夫は車の運転ができませんから、友人とメルボルンで会う予定だった息子が運転して(練習と経験のため)私も一緒に行きました。帰りは私が運転しなくちゃあいけませんからね。

おそらくもうバッテリーが上がっているだろうということで、いろいろな道具を持って行きましたよ。

Jさんの車は地下3階の駐車場に停めてありました。Jさんは小柄で私よりも小さい方ですから、小さい車を想像していたんですが、Jさんの車はホンダのアコードでした。金色のセダンで、駐車場の四角からはみ出す大きさでした。

一体いつからそこに放置されていたのか分かりませんが、車全体がホコリと泥をかぶっていて、洗わないと運転できない状態でした。


夫が早速エンジンをかけようとしましたが、やはり思った通りエンジンはかかりませんでした。

ボンネットを開けて、持って来ていた小さな道具をバッテリーに接続したら、簡単にエンジンはかかりました。

私はてっきりカローラをここに持ってきて2つの車のバッテリーをケーブルで繋いだりするんだろうと思っていたんですけど。その小さな道具というのは「ジャンプスターター」というもので、非常時用のバッテリーとしても使えます。


いつだったか停電が長引いた時に、スマートフォンの充電にも使いました。

これは大変便利な道具ですよ。夫の勤めるツールショップでも様々なメーカーの商品を販売しているそうです。昨日使ったジャンプスターターは、今後のために娘のアパートに置いて来ましたので、新しいのを買って来てもらいます。

エンジンがかかったのは良かったのですが、バッテリーを充電するためには少しその車を走らせて来ないといけないだろうと私が言うと、夫もそう言いました。しかし、Pプレート(初心者マーク)が無いから娘は運転できないので、ヒロコが運転するしか無いと言ったのです!

確かに、そこにいた3人のうち運転ができるのは私だけでした。それは分かるんですけどね、知らない街の交通量の多い道路を乗ったこともない他人の車、しかもサイズの大きい車で走り回るというのは、私が最も避けたいことです。

でも、私以外に運転できる人がいないんですから頑張るしかありません。

ペットボトルの水で窓ガラスを洗い、まずは洗車場に行くことにしました。こういう時にグーグルは便利ですね。近くにある洗車場を探してから出発しました。

ところで、

Jさんのホンダアコードですけど、好きではないところがいくつかありましたよ。

まずハンドルが太すぎました。あれは元々付いていたのかJさんが付けたのか分かりませんけど、ヴィンテージ風のハンドルカバーが付けてありましてね、私の小さい手ではハンドルをしっかり握れないのです。

そして、計器類があるパネルが見にくいです。老眼で目がよく見えない者には特に見にくいです。

シフトレバーの印が小さくて見にくいのでギアがどれに入っているのかをパネルで確認しようとするんですが、分かりにくいのですよ。それに、シフトレバーを動かすのにいちいちボタンを押しながら動かさないといけないのも面倒臭いです。

そしてまあ一番イヤだったのはね、ダッシュボードにずらりと並んだ、

星の数ほどのボタンですよ!

空調関係のボタンに始まってCDプレーヤーのボタンとカーラジオのボタンがズラ〜っと4段だったか5段だったかに並んでいたんですけど、なんであんなデザインにするんですか?

慣れたら別に困らないのかもしれませんが、全部ボタン式になっているからものすごいスペースをボタンの群れが占領しているんです。

丸いダイヤル式にすれば4〜5センチ四方で収まるはずの機能のためにたくさんのボタンが並んでいるんですからね。

そしてボタンを押しただけでは何がどうなっているのか分からないので、その上の方にある液晶パネルも見なくてはいけません。

ホンダ…

まあいいですけど。

ああいうのがお好きな方もいらっしゃるんでしょうから。

私なら、あのボタンの群れを見ただけでその車は買いません。

さて、

大きな車体の金色ホンダアコードで狭い駐車場の急な斜面を坂道発進しながら(ジェットコースターの最初の登りみたいな感じで前はまったく見えません)やっと外に出て、洗車場に行きました。

その洗車場は、全自動洗車機ではなく、お金を投入しながら、かつ機械を操作しながら自分で洗うやつでした。私は全自動洗車機の方がいいです。

背の低い人が大きな車を洗うのは大変ですよ。それに濡れるし。

洗車が終わってから、今度はガソリンスタンドに行きました。タイヤの空気圧をチェックして、オイルをチェックして、冷却水を補充して、それからアパートに戻りました。

再び狭いジェットコースターみたいな駐車場を地下3階まで下りて、バックで四角の中に停めるのも一苦労でしたが無事に終了しました。

ピカピカになったアコードです。(柱に寄り過ぎて擦る寸前)


お母さんはクタクタでしたよ。

途中、助手席に座っていた夫が、何度大きなため息をつき、大げさに跳び上がり、頭を横に振っているのが見えたことか。

ストレスがたまります。

まあとにかく、これで娘はいつでも車を使えるようになりました。Pプレート(初心者マーク)を買って来てからの話ですけど。この次に我が家に帰って来る時には、Jさんのアコードで帰って来てもらいたいです。そうすれば、私が送り迎えをしなくて済みますからね。


その後は、アパートの近くのマレーシア料理レストランで一緒にランチを食べてから家に帰りました。最近私達はしょっちゅう外食をしています。レストランで食事をするなんで年に1回か2回だったのに、娘の用事でメルボルンに行く度にいろんなレストランに行っています。

高くつきますね。

それに毎回出てくる食事にはがっかりします。「自分で作ったやつの方が美味しい」と思ってしまうんですよ。うちの家族も同様で、「お母さんが作るやつの方が美味しい」と思ってしまうので、満足感が得られないと言います。

嬉しいようなちょっと困るような。

とにかく疲れましたけど、気になっていたことが一つ片付いたので良かったです。

運転のストレスと疲れでメンタルの不調など吹き飛びました。

家に帰ってすぐ、疲れていたのに今度は一人で食品の買い出しに行きました。いろいろ無くなっていたので行かないわけにはいかなかったんです。

昨日は本当に疲れる一日でした。

さあ、今日から暑い日が4日間続きますよ。今朝は夫をツールショップに送っていく時に、時間を間違えているんじゃあないかと思ったくらいに薄暗くて、今も気温が11度と寒いんですけど、予想最高気温は34度ですからね。

朝のうちにもう一度水やりをしておきましょう。


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