2022年4月3日

娘の帰省とポリティクス

我が家から娘の住んでいるアパートまで高速道路を使って車で40分ほどですが、そういう場所から週末に両親の住む家にやって来ることは、なんと言えばいいのでしょうかね。

タイトルには「帰省」と書きましたけど、ちょっと大袈裟な感じです。「帰宅」じゃあないですよねえ、もうこの家に住んでいないんだから。「訪問」でしょうかね。

とにかく、昨日の土曜日にやって来ました。「ただいま」と言って玄関を入って来たから「帰宅」でいいのかもしれません。

金曜日の夜に「土曜日に帰って来る」とメッセージが来て、晩ご飯は「鍋にしてください」とのことでした。食品の買い出しは金曜日にしたばっかりだったのに、鍋の材料は無かったのでお母さんは土曜日に食材を買いに行きましたよ。

それにしても、娘が家にいると会話が生まれます。普段は、夫はテレビの前に座って何か見ているし、息子は自室にこもっているし、私は仕事部屋でパソコンに向かっているわけで、ゆっくり話をすることも無いのですけど、娘がいると夫も息子もしゃべるから家の中が急ににぎやかになります。

来週の火曜日は夫の誕生日なんですが、娘はいろいろすることがあってその日に帰って来ることはできないので、この週末に帰って来ることにしたのだそうです。

いろいろすることというのは、アパート探しです。

娘が住んでいるアパートの本来の住人であるJさんが、もうすぐ西オーストラリアのパースからメルボルンに帰って来るので、娘は引っ越さなければいけません。現在、シェアアパートを探しています。

居住スペースを共同で使い、住人はそれぞれ自分の部屋があるという形式のアパートは、日本でも増えてきているそうですが、家賃の高いメルボルンでも人気のある住み方です。一人では手が届かない高家賃の大きなアパートやもっと便利な場所のアパートに住めますからね。

アパートをシェアしている住人が親しい友人になることもありますよね。TVドラマシリーズ「ビッグバンセオリー」は、うちの娘や息子が「他人と一緒に住むことも面白いかもしれない」と考えるようになったきっかけです。

早く決まるといいですけどね。

晩ご飯は鍋料理でしたから、各自が食べたいものをお皿に取って好きな場所で食べるわけには行きませんから、昨晩は久しぶりにダイニングテーブルで食べました。痔の手術をして以来、いつも自室のベッドで食べている息子も、久しぶりにテーブルで食べましたよ。まだ長くは座っていられないようですけど、少しずつ良くなって来ています。


ところで、

久しぶりに家族で囲んだ食卓の話題は、うちの夫の会社の話でした。

英語で「ポリティクス(Politics)」という言葉がありますが、「政治」という意味以外に組織内における「権力争い、かけひき、力関係」といった意味もあるんですけど、夫が勤める会社の「ポリティクス」が面白いことになって来ているんですよ。

当事者には頭の痛いことでしょうし、腹も立つでしょうし、ストレスの原因になっていますけどね、なんだかもうドロドロしちゃって、聞いていて「早く続きが知りたい!」と思ってしまう展開なんです。

どんな職場にも多かれ少なかれ「派閥」みたいなものができるものです。組織に長くいて人脈もあり、いろいろな決定権を持つ権力者がいますよねえ。そういう権力者が複数いると今度は派閥ができちゃったりするでしょ?

夫が勤める会社にもそういうのがあるんですよ。権力を振るうXというのがいてね、その腰巾着というか太鼓持ちというかそういう人達がいて、そういう人達は能力不相応な役職をもらっていたりするのです。

このを頭とする一派がですね、会社の改革に取り組み始めたうちの夫とTさんを目の敵にし始めていたんですけど、ここに来ていよいよ我慢の限界が来たらしく「左遷」とか「降格」ということを始めたんです。

よくあることですね。

夫とTさんの取り組みというのは、私達がドバイ旅行に行く直前に急展開を迎えた例の件のことで、これまでにも度々話題にしていますが、というのはね、これまでのやり方を変えようとする「要らないこと」に取り組んでいる夫とTさんに腹を立てていたんです。

特にTさんを目の敵にしていまして、Tさんが会社のオーナーと直接連絡を取り合うようになったことに大きな不満を持っているのです。

は人事に関する力を持っていますから、昇進したい人はの腰巾着になっていると得なわけですけど、自分の命令や指示に従わずに取り組みをやめようとせず、自分よりももっと上の人達や会社のオーナーにまで働きかけて、自分の知らないところで何かを始めたのが許せないのですよ。

昨日、うちの夫は「降格」、Tさんは「左遷」を言い渡されたそうです。夫は降格させられると給料も減らされるはずですよ。

Xの決定を上にいる人が反故にすることはできるでしょうが、そういうことをすると事業の運営に支障が出てくるんじゃあないかと思うんですけど。

ドロドロして来ました。

こういう組織内の「ポリティクス」にうんざりして仕事を辞める人がいますが、Tさんもうちの夫もその経験者です。夫は以前勤めていた会社で上の人の傲慢ぶりを批判して、圧力に楯突いたらクビになっちゃったんですけどね、クビになった頃には辞めるつもりでいましたけど。

今クビになると、年齢的にも再就職が難しいのではないかと思います。目も見えなくなって来ているし。

Tさんは経済的には働く必要はないのに、やり甲斐のために働いているので、いつでも辞める覚悟ですから強いです。

次の展開がどうなるのか気になります。


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