2022年4月7日

信じがたい残虐性とサイコパス

毎日ウクライナのニュースを読んでいますから、ブログに書きたいことはいろいろあったんですが、書くのは避けて来ました。

しかし、先日から報道されている首都キーウ近郊の町でロシア軍がおこなった虐殺と残虐行為の数々に胸が苦しいです。

普通の人間には信じられないような残虐なことが平気でできる人がいることは誰もが知るところですが、精神病質(サイコパシー)という精神障害を持つ人達がいて、そうした人達の多くは良心が欠如していると言われます。

他人の痛みに対する共感が無い、無慈悲で冷酷、エゴイストで自分中心的、相手を苦しめて快楽を感じるけれども罪悪感は感じないなどの特徴があると言われます。

他人の人権や尊厳を踏みにじるような行為を行っても、それに対して良心の呵責など感じないわけですから平気で他人を傷つけるわけですが、そういう人達がみんな犯罪者なわけではありません。

様々な分野で活躍している人達の中にそうした精神病質者(サイコパス)がいるのですよ。

サイコパスは社会的に成功している人達の中にも多いと言われています。表面的には魅力的な人も多いそうです。

そういう良心を持たないサイコパスが兵士だったらどうなるでしょうか。他者を傷つけ、あるいは殺害することが許されている状況に置かれたら。

残虐性を持つサイコパスには、先日から報道されているような「信じがたい残虐行為」は簡単なことだっただろうと思いますね。

被害者の皆さんのことを思うと、気持ちが沈みます。1ヶ月前までは普通の暮らしをしていた皆さんですよ。突然侵略者達がやって来て、平和な暮らしから地獄に突き落とされて、家族や隣人が目の前で殺されてごらんなさい。本当にお気の毒です。

一日も早くウクライナに平和が戻って欲しいです。


それにしても、誰もロシアを止められないというのが残念ですよね。

ウクライナのゼレンスキー大統領が国連の安全保障理事会で発言されたように、期待される役目が果たせない安全保障理事会は、大改革する以外に存続させる意味がありません。

常任理事国の1か国でも反対したら何も決められないという安全保障理事会の、その常任理事国であるロシアが侵略を行って人々を殺しているんですからね、全くどうしようもない組織ですよ。

ロシアを安全保障理事会から排除するべきでしょうが、中国をはじめ反対する国もありますからね、簡単には行かないでしょう。

しかしね、たとえ安全保障理事会から排除して、侵略を直ちに止めろという命令が出されても、そんな命令は平気で無視して侵略を続けそうですよ。

ロシアは国連人権委員会のメンバーでもあるそうですが、今日のうちにもこの人権委員会からは排除される可能性があるそうですけど、排除しても戦争を止めさせられるわけではありません。

本当に国連というのは、世界の平和と安全の維持には役に立たない組織だということが今再び明らかになりました。

それにしても、ロシアという国は、軍隊もそうですけど政治家もサイコパスだらけのようです。

慢性的に平気で嘘をつくというのもサイコパスの特徴です。良心を持たないので、嘘をついても罪悪感など感じないのです。

脳科学者の中野信子さんはその著書「サイコパス」の中で、サイコパスの特徴の一つを次のように書いておられます。
ありえないような嘘をつき、常人には考えられない不正を働いても、平然としている。嘘が完全に暴かれ、衆目に晒されても、全く恥じるそぶりさえ見せず、堂々としている。それどころか「自分は不当に非難されている被害者」であるかのように振る舞いさえする。
ロシア政府のことじゃあないですか!


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