2025年9月30日

花粉症シーズンが始まりました

昨日は、天気予報通りの快晴でした。雲一つない青空、日中の気温は上がり、湿度は低くて、風も吹いて、

最悪の花粉症コンディション!

そんな昨日、義弟(うちの夫の弟)からメッセージが届きました。

奥さんの実家があるスペインのイビサ島から「この素晴らしい天気」の中に戻って来たと大喜びの様子。義弟家族は、以前私達が住んでいた家をリフォームした素敵な家に住んでいるんですけど、牧場を見渡せるウッドデッキ側の大きなドアや窓を全部開けっ放しにして、このお天気を楽しんでいると書いていました。

そんなの私には自殺行為ですよ!

私達が住んでいるのは街の中の住宅地。近くに牧場などありませんが、昨日の朝は、くしゃみとともに目が覚めました。朝からずっと鼻をかんでいて、目がチクチクし始めた時に「今日は薬なしでは無理な日」と判断しました。

薬が効いてくしゃみが出なくなったので、歩いてスーパーに行ったんですが、すぐに鼻がムズムズし始めて、ショッピングスクエアに着いた頃にはくしゃみが止まらなくなっていました。マスクを付けて行くべきでした。

本格的に始まりましたよ、花粉症シーズン!

花粉アレルギーは、アレルギーのある花粉が人によって違いますからね、例えば春の到来を告げるワトルの花の真っ黄色の花粉にアレルギーのある皆さんは8月には症状が始まっていましたが、私はワトルの花粉にアレルギーはないのでへっちゃらでした。

9月になってすぐ、うちの夫は症状が出始めました。毎日抗ヒスタミン薬を飲んでいましたけど、ちょっと天気が悪いような日に症状が強いんです。何の花粉にアレルギーがあるのかは分かりませんが、夫の症状が酷い日には私はへっちゃらです。

私がアレルギーがあるのはイネ科の植物ですが、最大の難敵はどこにでも生えているこの草です。


先週くらいから、スーパーまで歩く道路の芝生帯でこの草が花を咲かせ始めていました。「そろそろ始まるぞ!」と覚悟していましたけど、いよいよ始まりましたよ。


昨日はまだ大したことはなかったですし、気温23度ならマスクをして歩くのも苦痛ではないですけど、これが30度を超えるようになるとマスクは苦痛です。気温が上がって来ると薬が効かない日も多くなります。

鼻が詰まってしまって息が苦しくなると呼吸困難が心配になります。目が痒くなって腫れ上がります。もうね、地獄の苦しみなんですよ。

窓を開けるなんてもってのほか。全ての窓を締め切って、外出を避け、家の中でもマスクをして、老眼鏡の上から安全ゴーグルを付けるんです。呼吸困難が心配な時には、空気清浄機をフル稼働した部屋に籠もるしかないのですよ。

天気予報を見ると、金曜日から花粉の飛散量が多くなり、日曜日の最高気温は28度の予報です。風も強いらしいから心配なコンディションですけど、私は金曜日から日本に行くので関係ありません。

私に経済力があって健康だったら、毎年花粉症の季節には花粉が飛んでいない北半球に行けるのにねえ。10月から12月までの3ヶ月を北半球で過ごせたら、花粉症の苦しみからは開放されますよ。

私にとって花粉症が最も酷いのは11月。最悪のコンディションの中に戻って来るんだな。メルボルン空港で、飛行機から降りた途端にくしゃみ連発なんてことになるんでしょうか。


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2025年9月29日

非常識極まる狂気の爆音演奏練習

私達が住んでいる家は、ショッピングスクエアに近い「閑静な」住宅地にあるんですが、本当に静かなところなんです。昼間でもシーンと静まり返っています。外に出ると高速道路の音が聞こえて来ますし、近くの学校の休憩時間には子供達が遊ぶ声も聞こえますけど、そうした音が気になったことはありません。

以前住んでいた家には、鳴き声がうるさい野生の鳥がたくさんいて睡眠不足の原因になるほどでしたが、この辺りにはうるさい鳥もいませんし、爆音を響かせてオートバイを暴走する隣人も、一日中ワンワンと吠え続ける犬もいない。

引っ越して来て2年になりますが、近所の住人の迷惑行為など一度もありませんでした。

ところが!

一昨日の夕方に凄いことが起きたんです。

外が暗くなりかけた頃でした。突然、激しいドラムの音が聞こえて来たんですよ。ギターの音も一緒になって、それはもう「凄まじい」としか形容出来ない音でした。

「なんだコレ!」
「すごいですね!」

「ドンドコドンドコ」というのじゃあないんです。もっと高速で「ドドドドドドドド!」「バシバシバシバシ!」「ドガガガガガガガ!」そういう感じ。

お腹の底に響いて来る狂気に満ちた爆音。「こういう音楽をパンクロックとか言うんじゃあないのか?」と思いました。お隣りの家で若者達がパーティーでも始めたのかと思っていると、すぐに音楽は終わりました。

と思ったらまた始まった!

さっきのと同じ音楽。似ているけど違う曲だったかもしれませんが、私には同じ曲に聞こえました。

「これって音楽をかけているんじゃあなくて、演奏の練習をしているんじゃないの?」

外は真っ暗。そんな時間に大音量で演奏の練習?家が密集している住宅地で?

あまりに非常識な大音量でしたからね、黙って我慢するわけには行かないと思って、お隣りから聞こえて来ることを確認しようと窓を開けましたら、お隣りじゃあなかったんです。

もっと遠くから聞こえて来ていたんですよ。そして、楽器の音だけじゃあないことも分かりました。ボーカルもいたんです。歌っていると言うよりも、男がキーキー声でわめき散らしている感じ。「この人の精神状態は大丈夫か」と心配になるような声でした。

しばらくしたら、音楽は終わりました。

と思ったらまた始まった!

さっきのと同じ音楽。これはもう絶対に練習をしているんです。

私達が住んでいる家からはかなり距離があるように感じられるのに、お腹の底に響く爆音でしたからね、すぐ近所の人達にはたまったもんじゃあないですよ。

絶対に誰かが苦情を言いに行くか警察に電話をするに違いないと思っていましたら、30分くらい経ってから突然静かになりました。誰かが行動を起こしたようです。おそらく警察を呼んだのだろうと思いました。自主的に練習を終了したのかもしれませんけど。

うちの息子は、ある家のガレージにバンドの楽器が置いてあるのを見たことがあるそうです。その家の場所は爆音演奏が聞こえて来た方向でしたから、きっとその家のガレージで練習をしていたんでしょう。

ダメですよ、こんな住宅地で、あんな音量でやっちゃあ!

バンドの練習に利用出来るレンタルスタジオがメルボルンにはたくさんありますからね、そこでやってください。


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2025年9月28日

旅行の前に片付けておくこと

「片付ける」には、整理整頓という意味以外に「終わらせておく」という意味もありますよね。

冷蔵庫や冷凍庫に、うちの夫は絶対に触りもしないだろうという食材がいくつか残っていたので、昨日はそれを片付けました。

こんにゃくと豆腐パフ(油揚げみたいな食感の揚げた豆腐)を使い切りました。豆腐パフは干し椎茸と一緒に甘辛く煮付けたんですけど、これが美味しかったです。ご飯が進んで困りましたよ。

晩ご飯には、うちの夫が何週間も前に買って来たまま石みたいなカタマリになっていたミックスベジタブルと冷凍枝豆ビーンズを使い切るために豚ひき肉のそぼろを作りました。

旅行までには、冷蔵庫はすっきりさせます。夫が買って来る物だけを置いておけるように。

昨日は、裏庭の大掃除をしましたよ。たくさん地面に落ちて腐りかけていたツバキの花も掃除したし、最近やっと減って来たポッサムのうんちも掃除して、裏庭はきれいになりました。

裏庭には植木鉢で育てているものがいくつかあります。一番大事なのはユズの木ですけど、たくさん芽を出しているミョウガも、旅行中に枯れたら悲しいです。うちの夫はちゃんと水やりをしてくれるでしょうかね。

家の中の掃除は、ボチボチやっています。キッチンの掃除は、ほぼ終わりました。換気扇のフィルターも洗ったし、旅行に行く直前にもう一度掃除をしますから、1ヶ月間掃除をしなくても何とかなるでしょう。

バスルームのシャワー掃除も終わりました。うちの夫は、おトイレくらいは自分で掃除をするでしょうけど、シャワーの掃除なんてしたことがないですからね。どうやって掃除をすればいいのか分からないんじゃあないでしょうか。

タイルの目地が黒くなったのくらいは見えるでしょうが、タイルやスクリーンの汚れは夫の目では見えないでしょうし、掃除をするとは思えませんから、旅行前にきれいにしておきます。

明日は気温が20度以上になるらしいので、シーツも洗いますよ。自分でシーツを洗ったりするとは思えませんからね。

旅行に行く前に疲れてしまいそうです。


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2025年9月27日

日本への薬の持ち込み

私も息子も娘も、日本へ旅行に行く時には持参しなくてはいけない処方薬があるんですが、処方薬の日本への持ち込みに問題があろうとは思いもしませんでしたよ。

息子がですね、日本への処方薬の持ち込みについて気になる情報を見つけたのです。

すべての処方薬の持ち込みには、処方箋と処方した医者が薬の必要性を説明した診断書が必要で、薬の成分や量によっては輸入確認証が必要になる場合があると書いてあったそうです。

これを怠って不正に処方薬を持ち込もうとしていることが見つかったら、逮捕される可能性もあるし、少なくとも薬を没収されるというので慌てたんです。息子はこういうことが非常に気になる人なんですよ。

私は睡眠導入薬と血圧を下げる薬を持って行きます。息子はお尻の炎症を抑える軟膏(痔の薬)、娘は抗うつ薬を持って行かなくてはいけません。他にもいくつか市販薬を持って行くつもりですけど。

処方薬にしろ市販薬にしろ、薬の成分によっては日本に持ち込めないものがあることは知っていますが、私の薬と娘の薬は持ち込めるはずです。異なる名前で同じ薬が日本でも販売されていますからね。

それに、うちの夫が仕事で度々日本に行っていた頃、娘が服用しているのと同じ抗うつ薬を問題なく持ち込むことが出来ましたから、問題は無いと思っています。

息子が持ち込もうとしているお尻に塗る軟膏ですけど、この薬の成分が禁止薬物かどうかが分からないそうです。痔の薬ですよ。禁止薬物なはずがないと思いますが、全ての処方薬と書いてあったから処方箋と診断書は持って行かなくちゃあいけない言い出しました。

息子は、診断書を書いてもらうためにGP(一般家庭医)の予約を取ったそうです。お母さんも一緒に行くかと聞くので、私は行かないと言いましたよ。診断書を書いてもらうだけでも何十ドルもかかりますし。

私の睡眠導入薬と血圧を下げる薬は、もう手元に処方箋が無いんですが、禁止薬物ではありませんから、理由を説明すれば持ち込めるはずです。もしも持ち込めないと言われたら廃棄しますよ。

血圧の薬を突然止めたら血圧が高くなるでしょうね。睡眠導入薬が無いと眠れない時に大いに困りますけど、死にはしません。

娘の抗うつ薬も大丈夫なはずです。しかし、うちの娘はその抗うつ薬なしでは旅行など出来ません。突然服用を止めるわけには行かない薬ですからね、もしも廃棄を迫られたら帰国するしかないでしょう。

息子もね、旅行中にお尻が悪化したら旅行どころではなくなるので、その軟膏が必要なんですが、出発まで1週間を切った今頃になってこんなことを心配する羽目になるとは。

輸入確認証など必要ないと思いますけど、どうせ今からでは手に入りませんから、診断書と処方箋を持って行くんでしょう。もしも廃棄を迫られたらどうするんでしょうかね。軟膏を持たずに旅行をするのは心配ですよ。

日本への薬の持ち込みって、

そんなに難しくなっているんですか?

持ち込もうとした薬が持ち込み禁止の薬だったために、薬を廃棄するか入国をあきらめて帰国するかを迫られた人の話を読みました。その人は、どうしてもその薬を服用する必要があったために、泣く泣く帰国したそうです。

息子も娘も、相当な額のお金を費やして準備して来たのに、薬が持ち込めないから入国をあきらめるなんてことになったら悲劇過ぎます。


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2025年9月26日

息子と一緒にユニクロへ

日本への旅行を前にして、先日うちの娘が兄である息子に聞いたそうです。服はTシャツ以外に何を持って行くのかと。

いつも着ているスウェットパーカを着て行くと息子が言ったので、娘は「それは絶対にダメ!」と言ったそうです。息子が何年も着続けているスウェットパーカは、袖口も裾も伸びてヨレヨレになっていますけど、一番の問題はボディ部分とフードの内側にフリースのボアが付いていることだと思います。

日本はまだ暑いんでしょ?息子の旅行は鹿児島の南にある屋久島からスタートするんですよ。羽田から鹿児島に飛んで、フェリーで屋久島に渡り、山の中をトレッキングするんだそうです。屋久島の後は、九州を周る計画ですが、天気予報によると30度を超える日が多いようです。

フリースのボア付きスウェットパーカなんて暑くて着る機会は無いだろうし、バックパックには入らないから荷物になるぞと私も言いました。

「屋久島でのトレッキングで雨が降った時の準備はしているのか?」と聞きますと、ボア付きスウェットパーカでなんとかなると思っていたようです。

スウェットパーカが防水ではないことも問題ですが、30度超えの山の中をそんな物を着て歩くと暑くて耐えられないだろうと言われた息子は、アウトドア用品店から赤茶色の大きな雨ガッパを買って来たのでございますよ。長さが膝の下まであるような、まさに「カッパ」と呼ぶようなやつです。お店の人に勧められたからそれにしたと言いましたけど。

大きな雨ガッパはザンザン降りの大雨には役に立つでしょうが、Tシャツの上に羽織れる薄手の上着が必要なんじゃあないのかと娘や私に言われた息子は、昨日ユニクロに買いに行くことにしたんです。

それはちょっと問題なんです!

うちの息子は、一人で服を買いに行くと、よく間違った服や似合わない服を買って来るんですよ。うちの夫と同じなんです。服を選ぶ時の考えが足りないんです。

先日半ズボンを買って来た時もそうでした。分厚いスウェット生地の半ズボンを買って来たんですよ。スウェット生地ですからね、着心地はいいかもしれませんが、重いし乾かすのに時間がかかるから息子が計画している旅行には不向きだと私は思ったんです。

いい歳をした男の買い物にお母さんがついて行くというのもアレなので、「私もユニクロで買いたい物があるから一緒に行きたい」ということにしてついて行きました。そして、息子がヘンな服を選ばないように、いろいろアドバイスをしたのでございます。

息子は小さめのバックパック1つで旅行に行くのでね、軽くて小さく折りたためてシワにならないのがいいとか、宿泊先で洗濯をした時に早く乾く生地がいいとか、トレッキングには半ズボンよりも長ズボンの方がいいとか、脚が短い息子や私のような体型に適したデザインはこういうのであるとか。

着心地がドライな通気性のあるUVカットの薄手パーカと、同じような薄手の生地で伸縮性のある長ズボンを買いました。もしも寒かったら日本のユニクロで暖かい服を買うと言っていましたけど、天気予報を見る限り10月中に寒くなりそうな気配は無いですね。

息子が赤い半ズボンも買おうとした時には、お母さんは思わずダメ出しをしそうになりましたが、何も言いませんでした。息子は試着をして買うのを止めましたよ。着てみたらヘンだったそうです。気がついて良かったです。

メルボルンでは、真夏でも酷暑から突然寒くなったりするので、買った薄手のパーカでは寒過ぎるのではないかと息子は心配なようです。Tシャツは3枚しか持って行かないそうですから足りなくなる可能性がありますし、日本で服を買わなくてはいけなくなる可能性は大きいですよ。

それも楽しいだろうとは思います。日本のユニクロの服はオーストラリアのユニクロで売っている同じ服よりも袖丈が3〜5センチ短いので、息子や私のように手足の短い者には日本で買った方がむしろ身体にフィットするものが見つかるはずですしね。


息子は、過剰なほどの準備を着々と進めて来ましたが、今すぐにでも出発できるくらいに準備は終わっています。分からないことがあると、一瞬で答えを教えてくれるiPhone17と便利なアプリの数々が息子には強い味方のようです。

一方、うちの娘はのんびりしています。今は掃除に追われているようです。旅行に行く前に、住んでいるシェアハウスの部屋の大掃除をして、シーツも洗って、全部キレイに片付けてから出かけるつもりのようですが、それって私がいつもすることなんですよ。

「立つ鳥跡を濁さず」とはちょっと違いますけど、帰って来なかった時に備えて、旅行に出る前には家を見苦しくないようにしてから出かけたいのです。今回はうちの夫が家に残るわけですけど、どうせ掃除なんかしないでしょうからね、大掃除をしてから出かけるつもりです。


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2025年9月25日

いろいろ不満はありますが

昨日は水曜日でした。水曜日はうちの夫は仕事が休みです。

この休みを使って夫は献血に行くんですが、昨日は献血はお休みでした。毎週行くわけには行きません。血漿(けっしょう)献血は2週間に一度、全血献血は12週間に一度しか出来ないそうですから。

私は、昨日は夫には父親が住む家に行って、木の枝を切る道具を持って帰って欲しかったんですよ。ポッサムのうんち掃除にほとほとウンザリしているもんですからね、ポッサムの溜まり場になっている枝を切って欲しいと頼んで来たんですが、木を切るための道具は父親の家に置いてあると言うので。

しかし、夫はどこにも行けない理由がありました。

勤めているツールショップ会社の定例オンライン会議があったからです。国内の全店舗の店長が出席するこのオンライン会議は、いつも水曜日に行われるのです。それも10時とか11時からです。開始が遅れることはしょっちゅうです。開始時間ぎりぎりになって中止になることもあります。

休日返上で参加しなくてはいけないうちの夫は、この件について本部に問い合わせたこともあるんですが、「参加しなくてはいけないと会社は命令できないが、参加した方が会社に対する印象は良いですよ」と言われたそうです。そんなことを言われたら参加しないわけには行きませんから、自宅から参加しているんです。

昨日の会議は、全スタッフに義務付けられるトレーニングについてだったそうです。トレーニングはオンラインで行いますが、勤務時間中に店舗のコンピューターを使って行わなければいけないと言うので、夫は怒っていました。「そんな時間がどこにある?」と。

接客や商品管理の仕事以外に、

「見張り」という仕事もあるのに!

先週、夫の店舗ではまたも泥棒被害に遭ったのですよ。その時、泥棒に気づいていたのに追いかけもせず捕まえようともせず、40万円相当の商品を盗まれるままにしたということで、スタッフ2人が会社から文書で警告を受けたそうです。この警告が3回来ると解雇されるんです。

その泥棒被害があった2日後、防犯カメラの映像に目を光らせていたうちの夫は、若い男が商品を服の中に隠すのを目撃。すぐに男がいる場所に走って行って、男を一喝!

男は服の中から商品を取り出して棚に戻し、うちの夫は男を捕まえてレジの所に連れて行き、預かっていたバックパック(バックパックを背負ったままでは買い物が出来ないルールがあるそうです)を投げ返して店から追い出しました。

一部始終が防犯カメラに写っていました。これに対して本部からうちの夫に「注意」が来たんですよ。うちの夫がその男に接触したことが問題だと言われたそうです。泥棒に手を触れてはいけないんですって。これまで、夫は泥棒と格闘になったことが何度もあるんですけどね。商品を盗まれてはいけませんが、盗んで逃げる泥棒をどうやって止めろと言うんでしょうか。

辞めるスタッフが多い会社なので、店長の夫は新しいスタッフにトレーニングをしなくてはいけません。泥棒被害がある度に証拠や書類をそろえて警察に報告にも行かなくてはいけません。そんなことに追われていると個人の売り上げは落ちますよ。うちの夫は、売り上げが落ちたことに対して警告をもらっているんです。

毎日のようにやって来る泥棒や万引き犯を見張っていないといけないし、売り上げが落ちると警告が来るし、スタッフ不足で休日出勤や残業はしょっちゅう、接客に追われる中でも商品の在庫管理や注文をしなくてはいけない。こういう状況で、どうやって勤務時間中に店舗のコンピューターを使ってオンライントレーニングをしろというのか?

現場の状況が分かっていないと、夫は本部の運営に不満を募らせています。


オンライントレーニングのうちの商品に関する部分は、うちの夫はほとんど全部終了済みなんだそうです。各メーカーが行っているトレーニングを、参加費用が必要な場合は自己負担で、休みの日を使って(時にはわざわざ有給休暇を取って)やって来ていますからね。夫がそうしたトレーニングに参加するために、私は運転手をして来たんですよ。

ツールに関しては歩く百科事典みたいなうちの夫は、会社がスタッフ全員に義務付けるオンライントレーニングで教える内容など全部もう知っていることなのでね、納得が行かないようなんですけど。

不満があっても、この会社を辞めるわけには行かないので、我慢して勤めています。視力の問題がありますし、車の運転が出来なくなっているので夫には転職のチャンスがありませんから。それにもう歳だし。このツールショップに歩いて通勤するために、わざわざ引っ越して来たんだし。

いろいろ不満はあっても我慢して、このツールショップで働き続けてくれていることには感謝しないといけません。

私に出来ることは、こうした不満を聞いてあげることだけなので、私は聞きますよ。そして「そりゃあひどいなあ!」「腹立つなあ!」「何考えてんの!本部の人!」「呆れてものが言えない!」と、大いに怒ってあげることにしています。


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2025年9月24日

息子が買ったiPhoneがすごい!

うちの息子は、長年夢見てきた日本への旅行がついに実現することになり、旅行に必要なアプリやあると便利なアプリを自分のiPhoneに入れようとしたら、iPhoneが古すぎて入れられなかったんだそうです。

昨年オーロラを見に行った時も、iPhoneのカメラの性能が良くないために、いい写真が撮れなかったと言っていました。

アップグレードしたい!

息子の願いは、日本への旅行のために頑張って来たアルバイトと内職のお陰で、ついに叶ったのでございますよ。(ちなみに、治験のアルバイトは結局しませんでした。)

今月、日本でもiPhone17が発売されたと思いますが、息子はこの最新機種iPhone17の512GB版を1800ドルで買ったんです。およそ18万円という値段です。

値下げされた少し古い機種にすればもっと安いのが手に入ったはずですが、息子は入念なリサーチの末に発売前からアップルストアに予約して最新機種買ったわけですけど、

このiPhone17がすごかった!

知らない人はあまりいないと思いますが、iPhoneには「Siri」(スィリ)と呼ばれる音声認識アシスタント機能があります。(日本では「シリ」と呼ばれるようですが、発音は「スィリ」です。)

iPhoneに向かって喋るだけで音声を認識していろいろな情報を調べたり、電話をかけたり、目的地までの行き方を探したり、計算をしたり、目覚ましをセットしたり、予定を登録したり、音楽をかけてくれたりと、いろいろなことをやってくれるんです。

私は「スィリ」を使っていませんが、目が見えなくなって来ているうちの夫は使っています。頻繁に電話をかける必要がある夫は、「誰々さんに電話をして」とiPhoneに話しかけます。すると自動的に電話をしてくれるんですからこんな便利なことはありません。

ところが、息子が買ったiPhone17は、

やってくれることのレベルが違うのだった!

ChatGPT(チャットジーピーティー)というAI(人工知能)を使ったチャットサービスとの連携で、「スィリ」に何か質問しますとね、非常に詳細な情報を教えてくれるのですよ。人間との対話に近い自然な文章で教えてくれるので、読み上げ機能を使うとまるで「スィリ」という名前の女性が教えてくれている感じなんです。

日本への旅行を前にして、息子は何か分からないことがあると「スィリ」に聞きます。たちどころに答えが分かります。

昨日、うちの夫の伯母のジョーンが我が家に立ち寄ったんですが、iPhoneの話になった時にジョーンが知人にもらったという絵について調べてもらえないかと息子に聞きました。

ジョーンのiPhoneに入っていたその絵の写真を息子が自分のiPhone17で写真に撮り、その絵について分かることを教えてくれと「スィリ」に聞きましたら、百科事典並みの詳細な情報が分かりましたよ。

ジョーンに聞こえるように読み上げ機能を使いましたから、ジョーンの質問に女性が答えてくれているようでした。その絵が一般の家庭にある場合は、複製である可能性が高いとも「スィリ」は言いました。

ジョーンにその絵をくれたのはとても裕福な家系の高齢夫婦で、その絵は結婚のお祝いにもらった物だと言うので、裕福な家族が結婚のお祝いにもらって何十年も所有して来た場合、その絵がホンモノである可能性があるかという質問にも答えてくれましたよ。

そして、ホンモノか複製かを見分ける方法まで教えてくれたのでした。

もうね、iPhoneの小さな画面に文字を打ち込んで検索したりしなくていいんです。知りたいことがあったらiPhoneに向かって教えて欲しいことを聞くだけで、期待する以上のことが分かります。小さい文字を苦労しながら読む必要もありません。まるで人間が話をするように教えてくれるんですから。

私には宝の持ち腐れになりそうなiPhone17ですが、うちの息子はどんどん新しい使い方を見つけていて、まるで超優秀なアシスタントがいつも一緒にいる感じです。

息子はiPhone17といっしょに「AirPods」(エアポッズ)というワイヤレスイヤホンも買ったんですが、これがまたすごいんですよ。

このイヤホンは、iPhoneで再生する音楽や動画の音声を聞くためだけじゃあないんです。ライブ翻訳というのがあるんですよ。その場で誰かがしゃべる外国語を指定する言語(息子の場合は英語)に翻訳してくれて、イヤホンからその翻訳が聞こえるのです。

同時通訳を連れて歩いているのと同じですよ。ただし、相手もこのイヤホンを使っていない場合は、「スィリ」に自分が話す英語を相手の話す外国語に翻訳してもらって画面に表示される訳を見せる必要がありますけど、それにしたってホントに便利。

このイヤホンは、心拍数センサーとか補聴器としても使えるそうですよ。

テクノロジーの進歩はすごいです。


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2025年9月23日

口の中に巨大な血豆

今日の記事は、記録のために書きます。私ではなく、うちの夫のことです。口の中に「Massive Blood Blister」(巨大な血豆)が出来ていると言うのですよ。

今朝教えてくれました。出来ているのは右側の頬の内側で、言われて見ると右のほっぺたが少し膨れていました。夫は口をひっくり返して私に見せようとしましたが、暗かったし「見えない!見えない!」と言って見てあげませんでした。懐中電灯を使って見てあげれば良かったと、これを書きながら後悔しています。

その「巨大な血豆」が出来たのは昨日だそうですが、それは2個目なんだそうです。最初の血豆に気がついたのは数日前。それが治ってから2個目が出来たのか、治る前に2個目が出来たのかは不明。

頬の内側を噛んだとか、何か思い当たることはないのかと聞きましたら、「パンの皮が突き刺さったかもしれない」と言うのでございますよ。

昨日のお昼に焼いたパンは、夫が夕方食べた時にもまだ皮がカリカリでしたけど、それが頬に突き刺さったりするか?すでに出来ていた血豆がまだ治っていなくて、パンの皮がそれを傷つけたのかもしれませんけど。

口の中に血豆が出来たのは初めてです。最初の血豆が出来た理由は分かりません。パンの皮が原因ではないです。先週はパンを焼いていませんからね。頬に突き刺さるほど硬いもので夫が食べたのは、クラッカーくらいですよ。

まあとにかく、今朝起きたら血豆が「Massive」(巨大)になっていたそうで、さすがの夫も気になっているようです。

最初の血豆が出来たのは数日前だそうですから、18日か19日頃には出来ていたと思われます。悪いものでなければ数日で治るはず。治らなかったり悪化するようだと医者に相談しなくてはいけません。

夫の歳の近い叔父さんは、舌がんになりましたしね。発見が遅れて、舌がんだと分かった時には、喉やリンパ節にもがんは広がっていました。

ちなみに、叔父さんは放射線治療と抗がん剤治療を終えて体調が回復した後、バスの洗車&クリーニングの仕事に復帰したんですが、やはり無理があったようで、現在はペンズハースト(Penshurst)という医療サービスもお店も無い小さな町(と言うか集落)にある家で静養しています。

夫の「巨大な血豆」は、パンの皮が突き刺さったせいであることを祈りますよ。息子と私が日本に行く前に治ると、旅行中に心配しなくて済みます。

それにしても、私はカリカリのパンの皮が好きなので、焼き立てのパンは端っこを好んで食べるんですけどね、パンの皮が頬に突き刺さるなんて、ちょっと考えられないんですけど。


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2025年9月22日

数独が出来なくなって来たそうです

「数独」というゲームのことは、皆さんもご存知だと思います。

英語でも「Sudoku」(スードク)と呼ばれるこのゲームは、縦横3×3のブロックが9つ、全体で縦横9×9のマスが並んだ盤面の各列、各行、各ブロックに1から9までの数字を重複なく配置するというゲームです。

あらかじめ一部のマスに数字が配置されているので、それを手がかりに数字を配置して行くんですが、あらかじめ配置されている数字が少ないほど難易度が上がります。私もやったことがありますけど、すぐに飽きました。


うちの夫はこのゲームが大好きで、飽きもせずに長年楽しんで来ました。数学や物理が好きなうちの夫は、難易度が上がるほど楽しいようです。私は、難易度が上がると考えるプロセスが苦痛になるので楽しくないんですが、それが楽しいと言うんですから脳みその作りが違うんです。

かつては数独の本を買ってやっていましたが、スマートフォンのアプリが一般的になってからは、いつも持ち歩いているiPhoneに入れている数独アプリで楽しんでいます。時間をつぶさないといけないような時には、たいてい数独をやっているんですけど。

最近これが出来なくなって来たそうです。パズルを解く能力の問題ではありません。目の問題です。

このパズルを解くためには、合計81個のマスに配置される数字を繰り返し眺めながら考える必要があるわけですが、それが難しいのだそうです。

夫は遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」で、すでに視野の中心がほとんど見えなくなっています。ものを見るためには焦点を合わせる位置を微妙に動かしながら、視野の中のまだ見える部分を探して見ているのですけど、見える部分でも歪んで見えるそうで、iPhoneの小さな画面で81個ものマスを見ることが困難になったのだそうです。


何十年も楽しんで来た数独が出来なくなりつつあるというので、夫は悲しそうでしたが、あきらめることはありませんよ。

調べてみましたらね、視力が悪い人でも数独を楽しめるいろいろな商品が販売されているんです。拡大機能付きの数独アプリもありますし、大きな文字で印刷された数独の本もあります。木製ボードに数字が書かれたブロックをはめていくという数独パズルもあるようですよ。点字の数独パズルだってあるんです。

iPhoneで文字を読むのはそろそろ限界だと思いますから、今度はiPadのようなタブレットを使えばいいでしょう。タブレットを使えば拡大機能付きの数独アプリで楽しめますよ。今までのように数独をしたい時にポケットからさっと取り出してするというわけには行きませんけど、数独を楽しむことは出来ます。

目が見えなくなることは止められません。こればかりはどうしようもないんですから、別の方法で楽しむしかないんです。

うちの夫は本が読めなくなってからは、オーディオブック(本の朗読を録音したもの)を聞いています。自分で読むのとは違うでしょうが、それでも本を楽しむことは出来るのですよ。それと同じです。別の方法を見つけることです。


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2025年9月21日

スーパーの買い物を夫に頼むと

ここ数日、頭がクラクラしているのでスーパーへ買い物に行くのが億劫です。昨日はどうしても行く必要があったんですが、仕事が休みだったうちの夫が用事があって出かけまして、車で行く必要があったので息子が運転して一緒に行きましたので、帰りに買い物をして来てくれるように頼みました。

夫に買い物を頼むとよく間違った物を買って来るので、どうしても必要なものだけを頼みました。牛乳、卵、バター、スライスチーズと石鹸の5つだけです。間違ったのを買って来そうなのは石鹸ですが、20年以上同じ石鹸を使って来ていますから、パッケージを見れば分かるだろうとは思いましたけど、スーパーのウェブサイトに載っていた商品の写真を送って確認しました。

他に必要な物はないのかと聞くので教えましたが、間違ったのを買って来る可能性が大きいので買わなくてもいいと言ったんですけど。

大きな買い物袋を4つも持って帰って来ましたよ。

「石鹸」は正しいのを買っていました。写真を送って確認したおかげです。

「バター」は、容器に入ったパンに塗る柔らかいバターを買っていました。普通「バター」と言ったら紙に包んである料理に使うバターを買うと思うんですけど。


実は「黒胡椒」も必要な物の一つだったんですが、それも買って来てくれていました。私はいつも粒の黒胡椒をグラインダーで挽いて使うんですが、ちゃんと粒の黒胡椒を買って来たのはいいんですけど、200グラムも入った瓶入りを買っていました。2〜3年分はありますよ。


グラインダーに入る程度の量が入っている小袋を買うべきなんですけど、この大きな瓶の黒胡椒がセール価格だったんだそうです。使い終わる頃には古くなっているでしょう。

このように、間違ったのを買うから頼まないわけですが、やっぱり間違ったのを買っていました。 

そして、買い物に時間がかかったのには理由があったんですよ。夫は、私が頼んでいなかった物をたくさん買って来たのです。

カマンベールチーズとかクラッカーとか、1羽分丸ごとのローストチキンとか子羊肉とか。最近パンを焼いていなかったから不満だったのか、パンも買って来ていましたよ。

私はね、ほぼ毎日晩ご飯作りにお肉を使います。でも、夫が食べたいのは肉が入った料理じゃあなくて、ロースト料理とかステーキとか、いわゆる「肉を焼いたの」なので、自分で買い物に行くと肉を買わずにはいられないのでございます。

まあ昨日は、2キロも3キロもあるかたまり肉は買って来なかったから、やれやれですけど。毎日「肉を焼いたの」を食べると、健康にも財布にも悪いんですよ。


息子と娘と私の3人が来月日本に行っている間、夫は一人暮らしになるわけですが、晩ご飯は自分で何か作って食べるとしても、おそらく「肉を焼いたの」がメインになるでしょうね。冷凍野菜でも買って来て、それを茹でるかチンするかして一緒に食べれば栄養的にはなんとかなります。

フィッシュ&チップスとか、ハンバーガーとか、ピザとか、そういう物を買って来て食べる可能性が大きいですが、その場合は野菜不足になりますよ。注意しないと血圧が上がって、一つになっている腎臓に影響します。

夫は洗濯のことも気にしていています。洗濯をしなくてもいいように下着や靴下をたくさん買って来ると冗談を言っていますけど、ツールショップのユニフォームはたくさん持っていないんですから、2〜3日おきに洗濯をする必要があります。

洗濯は洗濯機がやってくれるんですからね、自分でしなくてはいけないのは、洗濯物を干して、乾いたら畳んで片付けること。それとアイロンがけですね。目が悪いので服のシワが見えないかもしれません。頑張って欲しいですが、アイロンをせずにシワシワのまま着る可能性があります。

買い物は仕事が休みの日に行けば済むことですし、ショッピングスクエアは歩いて行けますから、そんなに大変なことではないはずです。

夫にとって、目が悪くなってからでは初めての一人暮らしですからね、どんなことに苦労するのか、何が不便か、あるいは苦労も不便も無く上手く暮らせるか、やってみないと分かりません。興味深い1ヶ月になるでしょう。


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2025年9月20日

考え事と睡眠問題

最近睡眠が異常なことになっていて、夜中に何度も目が覚めるのはいつものことなんですが、3時頃に目が覚めた後もう一度眠ることが出来ないという日が続いていました。

3時なんかに目が覚めた日は、もうゾンビ状態ですよ。昼寝をすればいいじゃあないかと思う人は、その人が昼寝が出来る人だからそう思うのです。昼寝が出来れば、私もこんなにヨロヨロになっていません。

昨日もそういう状態だったので、スーパーに買い物に行けませんでした。車でも行けませんでした、運転が危な過ぎて。

冷蔵庫は空っぽになりかけていたし、晩ご飯を作る元気もなかったので、晩ご飯は自分で何とかしてくれと息子に言っておいたら、息子はツナ缶とトマトと卵を炒めたのを乗せたどんぶりご飯を、自分とうちの夫のために作ったようです。

家にある材料でちゃちゃっと晩ご飯を作れたのも、私のレシピサイトのおかげですよ。

昨夜は7時前からベッドに寝転んで、眠っては目が覚め、眠っては目が覚めを繰り返しながら、今朝の4時半頃まで眠りましたから、だいぶ回復しました。


考え事がある時には、目が覚めた時にあれこれ考え過ぎて眠れなくなります。ここ数日いろいろ考え過ぎてストレスが溜まっていた原因は、来月日本を旅行する息子と娘が私の実家に集合した時に、娘が祖母(私の母)と私と娘の3人で写真を撮りたいと希望していたことでした。

それも、全員で着物を着て、写真館でちゃんとした写真を撮ってもらいたいと言うもんですから、それをどうやって実現するかということで悩まされていたのですよ。

都市部に住んでいらっしゃる皆さんには簡単なことでしょうが、私の実家は岡山県中西部の田舎にあるんです。かつては町にあった写真館も廃業されていて、今では近くに写真館など無いのですよ。着物をレンタルできて、着付けもしてくれる写真館は実家からは遠いのです。

私の母が一人暮らしをする実家には車がありませんから、遠くの写真館まで行くのはタクシー頼りです。

いろいろ調べて選択肢として2つの写真館を選びました。ところが、それらの写真館ではレンタル出来る着物は、成人式、卒業式、七五三のための着物だけだったのです。

写真館からはレンタル着物ショップを紹介されましたが、シニア向けの着物は結婚式で着る留袖しかなくて、訪問着は無かったのです。

残された唯一のオプションは、オンラインのレンタル着物ショップで借りて、宅配で届いた着物を持って美容院に行き、着付けとかヘアメイクをしてもらってから写真館に行くしかありません。

移動の度にタクシーが必要なわけですが、田舎ではタクシーも必要な時に簡単に呼べるわけではないのですよ。

娘には事情を繰り返し説明して来ましたが、ついに昨日娘があきらめてくれたので助かりました。無理やりあきらめさせては機嫌が悪くなりますし、出来ることなら娘の希望を叶えてやりたいとも思いましたから、私もいろいろ調べたんですけど。

まあとにかく、娘があきらめてくれたお陰で昨夜は眠れたというわけです。

娘は残念でしょうが、親子3代の写真は着物を着なくても撮れますよ。写真館の撮影用スクリーンではなく、住み慣れた実家が背景に映るスナップ写真で十分だと思います。


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2025年9月19日

薬が見つけられない夫

うちの夫は毎日5種類の薬を飲んでいます。毎月の薬代も結構な額になりますので、価格の安いジェネリック医薬品を利用しています。

ジェネリック医薬品とは、新薬の特許が切れた後に製造される医薬品で、同じ有効成分を同じ量含んでいて同等の効き目と安全性があると認められた医薬品のことですけど。

オリジナルの薬と効き目に違いは無いとは聞きますが、「ちょっと違うな」と感じたことはありますよ。錠剤の形や大きさが異なり、飲み込みにくかったこともあります。

薬は近所のショッピングスクエアの薬屋で買っていますが、薬屋が勧めるジェネリック薬の一番の問題は、箱のデザインが全部そっくりということです。

以前買っていたオリジナル薬だと箱の大きさや色がそれぞれ違っていましたから、どの箱がどの薬かはすぐに分かったんですが、今買っているのはどれも白い箱でデザインが似ているので、印刷された薬の名前を読まないと分からないんです。

先週、一つの薬がなくなったから買って来てくれと夫に頼まれたんですが、その薬は薬箱の中にありました。うちの夫は視力が悪化していろいろ見えなくなって来ているんですが、白い薬箱の中に白い薬の箱が横向けに入っていたので見えなかったようです。

今朝は1週間分の薬をケースに詰めながら、薬が見つけられないと言って私を呼びました。

薬代が節約できるのでこれからもジェネリック薬を利用するつもりですが、対策が必要になりましたよ。我が家の薬箱には、鎮痛薬から絆創膏まであれもこれも全部入っているので、夫には見つけにくいわけです。

そこで、夫の薬だけを入れる箱というのを別に作りました。そして、どれも同じに見える薬の箱にはマジックで大きく薬の名前を書いておきました。これで見つけやすくなったでしょう。


冷蔵庫には物を入れ過ぎないようにして、バターも卵もチーズも必ず決まった場所に置くようにしています。タンスの引き出しも、見つけやすいように引き出し内での置き場所を決めています。

夫のデスクは大散らかりで物であふれていましたが、先日は自分で片づけをしていました。デスクに置いた物が見つからなくて困ったことが続いたので、片付けなくてはいけないと自分で思ったんでしょう。

見つけられなくて困ることが多いiPhoneは、目立つ色のケースに入れた方がいいと私は言っていますが、今のところは黒いケースのままです。

これからさらに見えなくなると、いろいろ困ることが増えていくでしょうけど、ちょっとした工夫で状況が改善することも多いです。協力し合って頑張ります。


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2025年9月18日

突然腕が上がらなくなった件

左腕が痛くて上がらなくなっています。

昨日の朝、ヘアカットに行ったんです。朝起きてから家を出るまで何のトラブルもなし。いつものことながら頭がクラクラしていたので、「こういう状態で車を運転するのは危ないんだよなあ」とは思ったけど、自分で運転して行きました。

美容院前の駐車場に入り、車を停めてエンジンを切り、助手席に置いてあったバッグを左手で取って車を出た後、左の上腕から肩にかけて違和感がありました。肩を動かしてみたり上腕をマッサージしてみたりしているうちに順番が来てカットしてもらいました。

車に戻ってエンジンを掛け、ハンドブレーキを解除しようと左腕を動かしたら痛みを感じました。そこから後はもう、左腕の痛みは悪化の一途ですよ。

どんどん痛みはひどくなりました。少し動かすと激痛なもんだから、運転は完全に片手運転です。雨が降り始めたんですが、ワイパーを動かすのにレバーの位置まで左手を上げるのすら苦労しました。

帰りにスーパーに寄った時には、左腕は動かすことも出来なくなっていたから、トロリー(ショッピングカート)を押すのも右腕とお腹で押しましたよ。

チェックアウトは右手だけでは難しくて、つい左腕を動かしてしまうんですが、その度に激痛で、1回だけ思わず「あ゙っ!」と叫んでしまいましたよ。

左腕を動かしていなくても疼くような痛みが耐えがたいので、家に帰ってから消炎鎮痛薬を飲みました。薬が効いている間は、腕を動かさなかったら痛くはないです。腕が痛いことをつい忘れて、うっかり棚の上の物に手を伸ばしたりすると、

激痛です!


痛いのは肩の関節に近い筋肉の奥の方です。今朝は随分マシになっていますが、まだ消炎鎮痛薬を飲んでいます。腕は横には上がりますけど、前には痛くて上がりません。

それにしても、何でこんな事になったのか。思いつくのは、助手席に置いていたバッグを取ったことだけですよ。

日頃、左腕を使うことが少ないですし、加齢の影響もあって筋肉や腱が劣化しているんでしょうね。ストレッチやラジオ体操くらいは毎日した方がいいですね。


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2025年9月17日

困窮する人への援助

私達が住んでいる家の近くの道路脇にテントを張っていたアフリカ人の女性の話を昨日書きましたが、うちの夫が仕事に行った早朝にも午後に通りかかった時もテントはあったそうです。

姿は見なかったけど、女性がテントの中にいることは確かだったと言っていました。

夕方近くに私が通った時にはテントは無かったので、どこかに移動したんでしょうけど、昨日は気温が下がって午後遅くには冷たい雨も降りましたから、テント暮らしは大変でしょう。

ホームレス状態の人は増えていると聞きます。賃貸住宅の家賃が値上がりしていますからね、フルタイムで働いていても家賃が払えなくなったり、家賃を払うために食べて行けなくなったりする人も少なくないそうです。

私達家族もホームレスになりかけたことがあるから、つらさは身に染みて分かるんです。家賃が払えないとか光熱費が払えないというのは大変なストレスなんですが、私達は食べ物を買うお金もなくなった時期があるんです。

クレジットカードも使えなくなって、銀行の口座もすっからかんで、財布には1ドルもなくて、子供達に食べさせられるものが米とジャガイモしか無いという日がありました。

あの時、うちの夫はオーストラリア大陸横断自転車旅行のスタッフとして雇われて旅行中でした。良い経験にはなったでしょうけど、家にいてなんとか生活費を稼いで欲しかったですけどね。

子供達のために肉じゃがならぬジャガイモだけの「ジャガジャガ」を作って、それをおかずにご飯を食べさせた日のことは一生忘れませんよ。

その翌日、私の本が売れて食べ物を買うことが出来ました。窮状を知った夫が義母(夫の母親)に援助を頼んでくれて、私も仕事を見つけることが出来たので暮らしはマシになりましたが、ホームレスになりかけたのはそれからしばらく経ってからです。

うちの夫がうつ状態で毎日寝るばかりになって、私は腰痛を理由に仕事を突然クビになって収入が絶たれ、どうにも暮らしていけなくなりました。あの時、ドバイ在住の義妹からの経済援助がなかったら、どうなっていたか分かりません。

その頃、うちの息子と娘はハイスクールで多感な年齢でした。家の中が不安とストレスに満ちていましたからね、子供達のメンタルヘルスにも影響したのです。


最も困窮して苦しかった頃、私は夫を説得してセンターリンクに相談に行きました。センターリンクというのは、オーストラリア政府が運営する福祉機関で、経済的に困っている人を助けてくれるんです。

センターリンクについてはいろいろ悪評を聞いていたんですが、スタッフの方に大変親切に対応してもらい、私はセンターリンクの事務所で涙を流しましたよ。

相談に行った日の翌日には生活保護費が振り込まれていました。家族4人が生活していけるほどの額ではありませんでしたが、それに救われたことは確かです。

そして、私達が困っていることを知った友人達が食べ物を届けてくれたことも忘れられません。お肉を持って来てくれた人、自分の庭で採れたものだからと言ってオレンジを持って来てくれた人、野菜を袋いっぱい買って来てくれた人。

これまで苦労続きだったけど、なんとかやって来れたのは家族や友人やセンターリンクからの助けがあったからだと思います。あのアフリカ人の女性が誰かの助けを得て、なんとか今の苦境を脱して欲しいと願います。

もしもどこかで出会って、まだテント暮らしをしていたら教えてあげようと思って、相談窓口や援助団体の連絡先を紙に書いておきました。

私達家族は、今も経済的にゆとりがあるわけじゃあないですけど、困っている人達のために出来ることはあります。

時々買い物に行くスーパーの出口には食品の寄付ボックスがあるんですけど、買った物の中から何か一つそのボックスに入れることくらいは私にも出来ますよ。先日は、その寄付ボックスに生理用品を入れている人を見かけましたけど、あれは素晴らしい考えだと感心しました。


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2025年9月16日

ホームレスのアフリカ人

昨日の夕方、うちの夫が仕事から帰って来るなり言いました。

「道路脇にテントを張っている人がいた!墨のように真っ黒の顔の女の人だった!」

オーストラリアの住宅地では、道路と住宅の間には歩道と「ネイチャー・ストリップ」(Nature Strip)と呼ばれる芝生帯が整備されています。芝生帯には一定の間隔で木が植えてあるんですけど。

この芝生帯にテントを張っている人がいたというのですよ。そして、その人は肌が真っ黒のアフリカ系の女性で、近所の家々をノックして回っていたと言うのです。

私は、近所のショッピングスクエアまで毎日のように歩いて買い物に行きますが、最近何度かアフリカ系の女性を見かけました。墨のように真っ黒の肌の女性で、大きなバッグを持っていました。

この辺りではアフリカ系の人を見かけることは滅多に無いので、珍しいと思ったんです。夫が道路にテントを張っていたと言う女性と同じ人だと思いました。

そうしたら、うちの息子が「その人はショッピングスクエアの横の公園に住んでいると思うよ!」と言いました。

息子は来月の旅行に備えて運動のためにウォーキングをしているんですが、ショッピングスクエアの隣りにある自然保護公園に行く度に、その女性を見かけるんだそうです。テントの位置はいつも違うそうです。墨のように真っ黒の肌の女性だそうですから、同じ人だと思います。


おそらく、息子が言うように自然保護公園に住んでいるんでしょうけど、どういう事情があるんでしょうか。何故昨日は道路脇にテントを張ったんでしょうか。人目につく場所だと危険だと思いますけど。

「近所の家々を回っていたのは、食べ物をもらうためでしょうね」と私が言うと、「晩ご飯を分けてあげる?」と夫が言いました。昨夜の晩ご飯は醤油味の餅団子入り具沢山スープでしたが、夫は冗談で言っているようには見えませんでしたよ。

「近所のインド人のお寺が無料で食べ物を提供しているよ」
「じゃあそれを教えてあげたら」
「センターリンクに行くように教えてあげた方がいいかも」

センターリンクというのは、オーストラリア政府が運営する福祉機関で、経済的に困っている人を助けてくれます。その女性はおそらく移民だと思いますけど、家庭内暴力とか何か事情があって家を出て、一人でホームレスになっているとしたら、そうした問題に対応してくれる場所を紹介してくれるはずです。

食べ物なら、インド人のお寺だけでなく、キリスト教の団体が運営している無料の食事を提供するサービスもありますけど、場所を知らなかったらどうにもなりません。

メルボルンには、ホームレスになるほど暮らしに困っている人が相談できる電話相談窓口がいくつもあります。命が危険な状況なら緊急通報番号の「000」に電話をすればいいんですけど、あの女性はそういうのを知っているんでしょうか。

携帯電話を持っていなかったら電話も出来ませんね。公衆電話がどこにあるのか私は知りません。駅にはあると思いますけど。

ずっと気になって、夜中に目が覚めた時にもその女性のことを考えました。今度見かけたら話しかけてみようと思いますけど、そのためには準備をしておかないといけません。相談窓口の電話番号を教えてあげられるように調べておかないと。


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2025年9月15日

世界陸上と睡眠の問題

「世界陸上競技選手権大会」は、陸上選手の皆さんにとってはオリンピックに次ぐ晴れ舞台でしょう。世界のトップ選手が集まるわけで、同じ人間とは信じられないようなパフォーマンスを目撃したり、感動的なドラマがあったりしますから、やっぱりライブで観るのが一番なんですけど。

開催される場所によっては競技が真夜中に行われますから、ライブ観戦が不可能なこともあるんですが、日本とメルボルンの時差は今のところ1時間ですからね(10月5日に夏時間が始まると時差は2時間になります)、東京大会はライブで観れると思っていたんですけどねえ。

私は毎朝の起床時間が4時前後なもんですから、しかも夜中に何度も目が覚めますから毎日寝不足なんでして、昼寝もなかなかできない体質なので、夜の8時頃にはもう眠くて耐えられなくなるのですよ。

昨晩は陸上の100メートル決勝がありました。しかも男女両方の決勝が続けて行われました。観たかったけど、決勝が行われるのはメルボルン時間で夜の11時よりも後。そんな時間に起きていることは、

不可能なのですよ!

仕方がないので、今朝起きてからSBS放送で録画を見たんですが、その時点ではもうどの選手が勝ったかをニュースで見て知っていました。

しかも、男子の決勝ではフライングで失格になった選手がいたというのも知っていました。知りたくなかったけど、ニュースサイトに載っていたのが目に入りましたから。

フライングで失格と聞くと思い出しますね、ウサイン・ボルト選手がフライングで失格になった時のことを。あれには実にガッカリしたけど、ボルト選手本人がどれだけガッカリしたことか。

こういうドラマが観たいわけではないですが、失格になった選手がいたと知って観るのとそうでないのと衝撃が全く違います。そして、誰が勝ったかを知ってから観ると、ワクワクする気持ちはありません。

感動のレベルが全く違うということです。


女子100メートル決勝に、シェリーアン・フレーザープライス(Shelly-Ann Fraser-Pryce)選手が出場していたのには驚きました。

ジャマイカの選手ですけど、私がここに書く必要もないほど有名な選手ですよね。これまでに一体何個の金メダルを獲得したのかよく知りませんが、オリンピックでも世界陸上でも、この人が勝つのを何度も見てきました。

世界陸上のウェブサイトによると、フレーザープライス選手は現在38歳だそうですね。お子さんがいらっしゃるんですよ。昨晩の決勝では6位だったそうですが、まだ世界のトップクラスで活躍中というのが素晴らしいです。

この方が息子さんの学校の運動会で、保護者の100メートル競走に出場した動画を見たことがありますけど、一般のジャマイカ人に比べてどれだけ別次元かというのが分かるすごい走りでした。脚の回転が速すぎてぼやけて見えるほどなんですよ。


今日は大会3日目。今夜は注目の男子棒高跳びの決勝が行われます。ライブで観たいけど、やっぱりそんな遅くまで起きていらない…


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2025年9月14日

「リザルト」って何だそれ!

東京2025世界陸上が始まりましたね。

私は基本的にスポーツの観戦が好きなので、世界陸上も毎回楽しみにしています。こういう世界的な大会では歴史に残るようなドラマが生まれますしね。今回は開催地が東京でメルボルンとの時差が1時間ですから、ライブで観ることも出来ます。

大会1日目に行われた競技の結果を知ろうと思って、2025年東京大会の公式ウェブサイトを見ました。

そして、ウェブサイトのメニューを見ながら6秒くらい迷ったのですよ。「結果」というページを探していましたからね、それが見つからなかったので「あれ?」と思ったんです。

再度よくメニューの項目を見ると、

何だそれ!

ウェブサイトのメニューには「速報、ニュース、タイムテーブル、…」と項目が並んでいましたが、そこに「リザルト」というのがあったんです。英語で「結果」を意味する「Result」のことでしょ?


「リザルト」をクリックしますと、競技の結果のページが表示されました。

ページの見出しは「最新のリザルト」です。メダルを獲得した1位から3位までの選手が紹介されていて、その横に「すべてのリザルト」と書いてあるんですよ。

なんで「結果」と書かないの?

「すべてのリザルト」をクリックしますとね、結果の概要が表示されますが、見出しは「サマリー」です。「サマリー」とは、英語で「概要」という意味の「Summary」のことですね。

翻訳者は適切な訳語が思いつかなかったのか、英語をそのままカタカナにしたようですけど、これはちょっと翻訳をした人の日本語力が残念過ぎる!

もしかしたら人工知能(AI)を使ったのかもしれませんけど、人工知能は「Result」を「結果」と訳す能力はありますよ。

私も経験があるから分かるんですが、多言語ウェブサイトの翻訳には難しい面があるんです。オリジナルのウェブサイトに使用されている言語の言葉を他の言語に訳してデータベース化し、利用者がウェブサイトの言語を選択すると自動的に言葉を置き換えて表示するもんですから、句を組み合わせて文章にする時などは、日本語にすると文法の違いからヘンテコなことになったりするんです。

でもね、メニューの項目とかページの見出しなら、ただの単語ですから難しいことはないと思うんですよ。「リザルト」は「結果」で良かったでしょう?「すべてのリザルト」とか「最新のリザルト」とか「公式リザルト」なんていうのは、日本語じゃあないですよ。

「サマリー」も「結果概要」、あるいは単に「結果」で済むと思います。「概要」と「詳細」を区別する必要があるならそう書けばいいんです。「サマリー」じゃあ通じませんよ。

ちなみに、メニュー項目には「タイムテーブル」というのもありますけど、これも「時刻表」とか「予定表」という意味の「Timetable」をカタカナにしただけですね。「競技日程」とか「スケジュール」の方がいいんじゃあないですか?

「午前セッション」とか「夜セッション」というのも変ですよ。「午前の競技」とか「夜間の競技」とか、別の訳し方も出来たでしょうに。

「ナショナルレコード」は「国内新記録」の方が分かりやすいし、「フラッグの掲揚」は「大会旗の掲揚」とするべきだし、「アスリートセンタード」は「選手を中心に」と訳せるのに。

書き出すときりがないほど、このウェブサイトは英語をそのままカタカナにした単語でいっぱいです。


近頃は、外国語の単語をそのままカタカナにしただけっていう翻訳をよく目にします。元の単語に相当する単語が日本語に無いこともありますが、意味することが伝わる言葉を選ぶか、説明的な句にすることも出来ます。

カタカナにするかしか無い場合もありますけど、安易にカタカナにしている翻訳が多過ぎると感じます。海外のニュースを日本語に訳したものを読んでいると、日本語力がある人間が訳したものではないと分かる文章によく出くわしますよ。

翻訳を仕事にする人も人工知能(AI)を使っていると思いますが、人工知能による翻訳は進歩していますけど、外国語を日本語に訳すのは最新の技術を使ってもまだまだ難しいです。

まあとにかく、東京2025世界陸上のウェブサイトの「リザルト」にはびっくりしましたよ。


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2025年9月13日

レモンカスタードケーキ

何週間か前のことですけど、YouTubeで美味しそうなケーキの動画を見て、いつか作ろうと思い続けていたんですが、うちの夫が自分の肥満を私のせいにするのを聞いて頭に来たもんだから、作るのを我慢していたんですよ。

ケーキもパンも作ると食べたいだけ食べてしまうのでね、作らない方がいいとは思っていたんですが、私だって時にはケーキやパンが食べたくなるんです。だから、最近は時々パンを焼いていますが、ケーキはずっと焼かなかったんです。

昨日、レシピを書くのに使っているノートがいっぱいになったので読み返していたら、そのケーキのレシピがメモしてありました。ずっと作りたかったんですから作ることにしました。

どんなケーキかと言うと、レモン風味のカスタードが乗ったケーキです。焼いたケーキに後から乗せたんじゃあなくて、ケーキ生地の上にカスタードを乗せて焼いたものです。

動画ではかなり柔らかめの生地でした。カスタードは絞り袋に入れて生地の上に模様を描くように絞り出していましたが、私はスプーンで生地の上に並べることにしました。その方が簡単ですからね。

他人のレシピで作るのは好きではないので、私は自分のレシピを使いました。材料を比べてみると大きな違いはありませんでしたので。

動画の人はオイルを使っていたけど私はバターを使います。動画の人はカスタードを作るのに全卵を使っていましたが、私は卵黄で作ります。コーンスターチじゃあなくて普通の小麦粉で作ります。

自分のレシピで作った甘めのカスタードにレモン汁とバターを少し加えました。ここまでは良かったんですけど、小麦粉を減らして作ったのにケーキ生地が動画の生地よりも硬くて。しかも20センチのケーキ型を使ったせいか面積に対してカスタードの量が多すぎて、模様を描くなんて出来なくてですね。

「失敗だ!」と思いました。模様なんてどうでも良くなって、カスタードは全部ケーキ生地の上に広げて焼いたんですよ。カスタードにエッグタルトのような焼き目が付くのを期待して、しばらくして見に行くと、

カスタードが消えている!

どう見ても、ケーキの上側は普通のケーキみたいな焼き上がりなんです。カスタードが生地に溶けたと思いましたよ。思ったより時間がかかって、ずっしりと重くて硬いケーキが焼き上がりました。

型から取り出すのにひっくり返せないだろうと思っていましたから、スプリングフォームのケーキ型を使ったんですが、そんな必要はありませんでした。ひっくり返してもへっちゃらの硬いがっしりケーキでした。

ケーキクーラーで冷やしてから、午後のおやつに一切れ食べることにしました。ところが、一口食べてびっくりしたんです。口の中でとろけるようなこの食感は何?

老眼鏡をかけてケーキをよく見てみると、ケーキは2層になっていました。底に近い所に1センチくらいの厚みのカスタードの層が出来ていたんです。そのせいで、食べるととろけるような食感なわけ。

そして、味も素晴らしかった。ケーキ生地とカスタードの両方でレモン1個を使い(1個しかなかったから)、レモン味のケーキには砂糖をちゃんと加えないと美味しくないのでいつもより多めに入れたのが大正解。隠し味の塩を入れたのも良かったです。

「失敗だ!」と思ったケーキがあまりに美味しかったので、これはレシピを残さなくちゃあいけないと思いました。そのためには写真が必要ですからね、すでに一切れ食べていたやつに粉砂糖をふりかけて写真を撮りましたよ。それがこれです。


材料を混ぜて焼くだけで3つの層に分かれる「マジックケーキ」というのがありますけど、このケーキの方が作るのは簡単です。カスタードを作らなくちゃあいけないけど、カスタードはレンジで簡単に作れますからね。

英語で書いたレシピはこちらです。

次回は、もっと大きいケーキ型を使って、カスタードで模様を描くようにして作ってみるつもりです。模様を描いたカスタードは、やっぱり底に沈むんでしょう。そうしたらどんな仕上がりになるのか、楽しみです。


今朝見たら、ケーキは4分の1しか残っていませんでした。私は一切れ食べただけですよ。うちの夫と息子が半分以上食べたということです。やっぱり、ケーキはしょっちゅう作るわけには行きません。


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2025年9月12日

オーストラリアに住んでいて良かった

英語の表現で「come off the rails」 あるいは「go off the rails」というのがあります。「レールから外れる」つまり「脱線する」という意味ですけど、「物事が間違った方向へ進んでうまく行かなくなる」とか「人が常軌を逸した行動をとる」といった意味でよく使われます。

日本語には「歯車が狂う」という表現がありますが、よく似た意味です。車輪がレールから外れても、歯車が狂っても、元に戻すなり修正するなりして物事のあり方を良くして行くことは出来るはずなんですけど。

米国の政治は「fall apart」(ばらばらになって壊れる)寸前に見えますね。とっくに自由主義諸国のリーダーではなくなり、いまや権威主義への道を突き進んでいるように見えますが。

様々な異なる人種や民族が住む社会で、異なる信条や意見を持つ人々がいる中で、一部の人々が自分達だけの都合に合わせて社会全体を統制しようとすれば、争いが起きることは避けられません。そうした社会では、権威に逆らう者や反対意見を持つ人々を弾圧することが体制の維持には必要不可欠なわけです。

米国という国は、政治家への銃による攻撃が繰り返されて来た国ですが、とにかく銃が容易に手に入る国なんですからね、たとえ権威主義体制になったとしても弾圧される側の人々が大人しく従うわけがないのでして。権威側に立つ人達は常に命の危険にさらされるわけですよ。

昨日、右翼の政治活動家が暗殺されたというニュースの影で大きく報道されていませんが、昨日もまた米国ではコロラド州の学校で銃撃事件がありました。学校に生徒や元生徒が銃を持ち込んで無差別に発砲するなんていう事件が、もしも日本やオーストラリアで起きたら大事件なわけですけど、あまりにも頻発する米国ではもう大きく報道されませんね。

銃犯罪の問題も含めて、レールから外れた車輪も、狂った歯車も、もうどうにもならないように見えます。外れたまま、狂ったままやっていくしか無いのだろうと思います。


社会のあり方を決めるのは政治ですが、早い話が政治の仕組みを変えないことにはどうにもならないと思うんですよ、私は。

米国では「政治に最も必要なのはお金」だと言われているでしょ?米国の政治家が銃規制に反対するのは、お金がかかりすぎる政治の仕組みのせいですよ。豊富な資金力を持つ全米ライフル協会(NRA)の支援を受けるためです。

候補者が実際には熱心なキリスト教徒ではないのにそのふりをするのも、イスラエルを支持するのも、宗教票やユダヤ人票の獲得という目的はもちろんあるでしょうけど、資金の支援を受けるためというのが大きいのでしょう?

もうどうにもならないんですから、永遠にお金がかかりすぎる政治を続けていくんでしょうね。選挙そのものが必要ない独裁主義体制にでもならない限り。

政治の仕組みという点では、オーストラリアは優れていると思います。

オーストラリアでは、連邦レベルでも州レベルでも、投票権がどうのこうのという問題がありません。投票は権利ではなくて義務なんですから。

投票しなくてはいけないので政治への感心も高いですし、義務である以上、誰でも投票できるように様々な方法が準備されています。

政治家もパフォーマンスが悪ければ簡単に次の選挙で負けますから、政権政党が変わることはよくあります。

私はオーストラリアの政治資金制度については詳しく知らないんですが、政治資金の透明性には重点が置かれていて、AEC(オーストラリア選挙委員会)が監督しています。収支報告は公開され、どの団体から資金をどれだけ受け取ったとか、何に使ったとか、全部明らかにされます。

ちなみに、義務である投票を怠った場合は、このAECから通知が来て罰金を払わされるんですよ。私は、州議会議員の選挙だったと思うけど、ちゃんと投票に行ったのに投票していないという通知が来たことがあります。

どの投票所に何時頃に行ったかを明記した「怒りの返事」を書いたら、罰金の支払い命令は来ませんでしたけど。

まあとにかく、米国の政治について考えさせられる事件が起きる度に、オーストラリアに住んでいて良かったと思わずにはいられないというのが正直な気持ちなのでございます。


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2025年9月11日

続・ジブリのチケット大変記

10月に日本を旅行する予定のうちの息子と娘は、それぞれ興味関心が異なりますので別行動で旅行するんですけど、2人とも行きたいと言っていたのがジブリパークとジブリ美術館でした。

ジブリパークもジブリ美術館も、皆さんご存知のように完全予約制で入場者数が制限されていますから、行きたくてもチケットが手に入らないと話になりません。

息子がジブリパークのチケットを予約した時のことは「ジブリのチケット大変記」に書きましたけど、予約開始時間には世界中からいっせいに多くのアクセスがあるので、順番待ちがすごいことになると聞いていた息子は、自分のパソコンとiPhoneと私のMacと夫のパソコンの4つのデバイスでアクセスして、一番早く順番が来た私のMacから無事に予約は出来たんです。

その日は仕事で研修に参加していたうちの娘は、息子の「過剰な準備」を冷ややかに笑っていたんですが、セミナーやワークショップの間にiPhoneだけでアクセスして予約するつもりだった娘は、インターネットに接続出来なくなったとSOSを送って来ましてね、「過剰な準備」をしていた息子のお陰で予約は出来たんですけど。

まだ予約が出来ていなかったのがジブリ美術館。こちらは、毎月10日の日本時間午前10時に翌月分の予約開始と決まっているので、昨日のオーストラリア時間午前11時が予約開始の時間だったんです。

息子は、ジブリ美術館には帰国直前に行く予定だったので11月にずれ込むはずでしたが、それだと日本旅行中の10月10日にiPhoneだけを使って予約をしなくてはならなくなり、チケットを手に入れるチャンスが減ると言って10月31日に予定を変更したんですよ。

そして、昨日もジブリパークの時と同様に4つのデバイスを使って予約サイトにアクセスしました。アクセスそのものが可能になるのは予約開始の30分前です。時間が来るとアクセスしていた人達に無作為に順番が割り当てられるんだそうです。

ついに時間が来て予約が始まると、「あなたの前に待っている人の数は〇〇人です」というのが表示されます。

息子のパソコンとiPhoneでは、待っている人数が1万人以上いました。私のMacは9000人くらいで、夫のパソコンは5000人くらいでしたから、息子は夫のパソコンから予約することに決めました。

娘は勤務中だったんですが、今回もiPhoneで予約を試みたそうですけど、待っている人数が数万人もいたため、今回も息子が娘の分も予約してやることになりました。

ところが!

1時間ほど待って息子の順番が来た時には、10月31日のチケットは希望の時間はすでに売り切れていたので時間を変更するしかなかったそうです。それでも31日にチケットが予約できました。

娘の分が問題でした。

順番が来た時点で娘が希望していた日のチケットは全て売り切れていたからです。「翌日でもいいか?」と息子が娘に聞きました。「う〜ん…どうしようかなあ」と娘が考えているうちに、翌日の分も全て売り切れてしまったそうですよ。

早く決めないとチケットが手に入らなくなります。仕方がないので予定を変更し、東京にいるはずの帰国日前日に予約しようとしたところ、午後4時入館のチケットしか残っていませんでした。閉館前のギリギリの時間帯だと慌ただしいですけど、行けないよりマシということでそれを予約しました。

チケットの数が少ないせいでしょうね、ジブリ美術館の方がジブリパークよりも予約が難しいようです。

うちの息子は4つのデバイスで予約スタート30分前からアクセスして順番待ちをしたのに、結局希望の日時は予約が出来なかったわけですからね。皆さん、のんびり構えているとチケットは手に入らないと思った方がいいですよ。

息子が旅行のスケジュールを変更したのは良い判断だったと思います。旅行中にiPhoneだけでアクセスしていたんでは予約は無理だったかもしれませんから。

それにしても、ジブリ人気はすごいですね。


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2025年9月10日

あなたならどうする?

運動を兼ねて歩いて買い物に行っているショッピングスクエアのことは度々話題にしていますが、食品や日用品の買い物には大変便利な場所です。

買い物の量が多い時や重い物を買う時には車で行きますけど、このショッピングスクエアには北側と東側と西側に3つの駐車場があって、さらに立体駐車場もあるので、車を停めるのに苦労することがありません。

広々としていますし、トロリー(ショッピングカート)を返す場所もたくさんあるので、とても使いやすい駐車場です。

昨日は雨が降りそうだったので車で行ったんですけど、ちょっと考えさせられる出来事があったんです。

買い物を終えて、駐車場に出て来た時のことです。私はたくさん買っていなかったので、買い物バッグを手に持って歩いていました。私の前には高齢の夫婦がいました。80歳は超えている感じでした。

おばあさんの方がトロリーを押していました。私もそうですけど、トロリーを歩行補助機のように使うことがありますから、おばあさんがトロリーを押していて、おじいさんは手ぶらで歩いていたのには理由があったんでしょう。

キョロキョロしていました。車をどこに停めたかを忘れたのかもしれないと思いました。私も時々そういうことがありますから分かります。

さあ、ここからが問題なんですよ。

広い駐車場には、駐車スペースが2列に作ってあって、それが平行に配置されていることが多いですよね。下の写真は私がいつも利用する西側の駐車場です。歩道は設置されていますけど、停めた場所によっては結構な距離を歩くことになります。


その夫婦は最初の通路で曲がりましたが、車を停めたのはもう一つ向こうの列だったようです。普通ならですよ、そこから歩道に戻って向こう側の列に行くんです。

ところが、おばあさんは一瞬も迷うことなく、トロリーを押しながら最短の近道、つまり車と車の間を行き始めたんですよ。

それは無理でしょ!

「擦っちゃうよ!」と思った時にはもう、おばあさんは車の間を進み始めていて、おじいさんが後ろを歩いていました。私はピッタリその後ろを追いました。だって、向こう側の列の左手に停まっていたのは私のカローラだったからです。

「私のカローラに擦りそうになったら止めなくちゃ!」と思ったその瞬間、

ガリガリガリ…

擦りましたよ。

ただし擦ったのは車体じゃあなくてタイヤのホイールでした。傷がついたかどうか私には見えませんでしたが、おばあさんもおじいさんも擦ったことには全く気がついていない様子でした。

聞こえなかったのか、感じなかったのか、無視したのか分かりません。聞こえなかったのではないかと思います。

いよいよ私のカローラに近づきましたが、私が駐車スペースの四角の真ん中に停めずに片側に寄っていたせいで、おばあさんが通ろうとしていたスペースが少し広かったんですよ。だから車を擦ることなく通り抜けました。

「やれやれ…」と思いながら、私は反省しました。おばあさんが車と車の間を行こうとした時点で注意するべきだったと。「狭いから擦るかもしれませんよ」くらいは言うべきだったなあと。

そして、実際に擦った時は「擦りましたよ」と言うべきだったんでしょうか。言ったとして、引き返すのはリスクが大きかったので、前に(私のカローラの方に)進むしか無かったわけですが。

タイヤのホイールに傷を付けたと分かったら、あの夫婦はどうしたでしょうかね。「ガリガリガリ…」と音がしたんだから傷はついていただろうと思います。

トロリーを押しているのに車と車のあの狭いスペースを行けるとおばあさんが判断したのが間違っていたんです。おじいさんが何も言わずに付いて歩いていただけというのも、きっと何か理由があったんだろうと思うんです。

私が「擦るかもしれませんよ」と言っていたら異なる判断をしたかもしれない。少し遠回りにはなっても歩道を行っていれば、擦らなかったわけだし。

何も言わなかった私が良くなかったなと思いました。


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2025年9月9日

3000レシピを達成!

レシピサイトに載せているレシピの数が、昨日ついに3000を超えました。

塵も積もれば山となる!

一年365日、ほぼ毎日料理をしているわけですからね、時間をかければ誰でも達成できる数字ではありますが、私はそれなりの達成感を感じています。料理を考えるのもレシピを書くのも、作るのも写真を撮るのも、ウェブサイトの制作も管理も、何もかも全部一人でやって来ましたので。

このレシピサイトは、生活が困窮していた頃の2012年に始めたんです。私が日頃作っている料理の作り方を息子と娘に伝えるために始めたわけですが、このレシピサイトが収入につながることも期待していたんですよ。

結局1ドルも儲けていませんけど、生きがいにはなりました。

私はうつ病や不安症などメンタルヘルスの問題に苦しんだ時期が長かったですし、自分だけじゃあなくて家族全員がそれぞれメンタルヘルスの問題に苦しんで来まして、出来ることが限られていた暮らしの中でレシピサイトに取り組むことは心の支えでした。

始めた頃にはレシピの数が1000を超えることすら想像もしていませんでした。当時住んでいた小さな古い家はキッチンも古くて小さくて使いにくかったし、料理をしたくなるような暮らしではありませんでしたしね。

レシピが増えたのは、義妹(うちの夫の妹)が所有する家に引っ越してからです。劇的に増えたのは、新型コロナのロックダウンで毎日家にいるしかなかった頃ですよ。

パンデミックが収まり、普通の暮らしが戻って来た2022年に、2000レシピを達成しました。あれから3年間に1000個もレシピを書いて作ったということで、単純計算すると「1日1レシピ」という勘定ですからね、よくやったもんです。


3000個目のレシピをどれにするかは悩んでいました。書き溜めていたものがすでに3000を超えていましたが、どれを3000個目にするかを決めかねていました。

結局は、頭から離れなかった「海鮮丼」にしたんですよ。レシピと言うほどのものではありませんけどね。寿司飯を作って刺身を乗せるだけですから。

昨日は、うちの夫と息子が用事があって家にいなかったので、チャンスだと思って刺し身を買いに行ったんです。欲しかった刺し身セットが無かったので、握り寿司セットを買って来て、上に乗っていた刺し身を剥がして使いました。冷凍のイカの刺身も買って来て乗せました。


ずっと食べたくてたまらなかった「海鮮丼」は、しみじみと美味しかったです。私にとっては、Tボーンステーキなんかよりもこっちの方がご馳走です。

「3年前の2000個目のレシピは何にしたんだっけ?」と思ってこのブログを読み返してみましたら、何とまあ、同じような「刺し身ちらし寿司」を作っていましたよ。


この「刺し身ちらし寿司」は4人分ということで作って、豆腐と卵のお汁やキュウリの和え物など野菜のおかずも作ったんですけど、ホントにもうあっという間に全部無くなったんです。

ものすごい勢いで食べたのは夫と息子。全然足りないから豆腐と卵のお汁をお代わりして、たっぷり作ったお汁もすぐに無くなってしまって。お腹が一杯にならなかった夫と息子は、直後にクッキーを食べていました。

これですからね、あの2人の胃袋を満たす量のお刺身なんて高額過ぎて無理なわけです。昨日私が作った「海鮮丼」だったら2人分は必要でしょう。晩ご飯のメインをお刺身にするなら、他に肉料理も出す必要があるわけですよ。鶏肉の照り焼きでも作って出せば満足するかもしれません。

それはともかく…

レシピの方は、私もさすがにアイデアがわかなくなって来ましたので、生きているうちに4000レシピを達成するかどうかは分かりませんが、これからも楽しんで続けて行くつもりです。


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2025年9月8日

食べ過ぎの父の日

オーストラリアでは昨日の日曜日が「父の日」だったので、うちの娘が帰って来て息子と2人で晩ご飯を作りました。

誕生日もそうですが、我が家ではプレゼントを買って来たりせず、ご馳走を作るのが恒例です。メインは娘が作り、デザートを息子が作ることが多いです。

昨日のご馳走のメインは、うちの夫のリクエストでTボーンステーキでした。やっぱり肉なのですよ。しかも「ある程度の大きさがある肉を焼いたの」というのが、うちの夫にはご馳走なのです。

Tボーンステーキをよく知らない方のためにちょっと説明すると、名前が示すようにT字型の骨が含まれるステーキですが、赤身が美味しいサーロインと柔らかくてジューシーなフィレの2つの部位がT字型の骨を挟んで付いているんです。

娘はかなり分厚く切ってあるのを肉屋で買って来ていました。 1切れが500グラム以上あったと思いますよ。

これとオーブンで焼いたジャガイモと野菜がメインでした。うちの夫が最も好きなタイプのお料理です。

これを超早食いであっと驚くスピードで平らげた夫は、残ったT字型の骨に付いた肉も残さずかじり取って食べ、お皿に残ったのはツルツルの骨だけ。

お肉をこのように食べるのは義母(夫の母親)も同じです。骨がツルツルになるまで食べます。もちろんナイフとフォークなんかでは食べられませんから、骨を手に持ってかじりついて食べるのでございますよ。

うちの娘もこの技を受け継いでいて、骨がツルツルになるまで肉を全部食べるのですが、私はそういうことができません。うちの息子も出来ません。ですから、私と息子の骨にはまだ食べられるお肉がたくさん残っているわけで、夫と娘からは「もったいない〜」という批判が寄せられるわけです。

娘と私は1切れのステーキを分け合って食べましたが、それでも食べきれませんでした。息子も食べきれずに残しました。そういう大きさの肉をですね、あっという間に食べたうちの夫はすごいですよ。


デザートは、チョコレートラヴァケーキでした。「ラヴァ」(Lava)と言うのは「溶岩」という意味で、溶岩のようにドロリとしたチョコレート生地が中から流れ出すケーキのことです。

生焼けのケーキとも言えるんですけど、日本では「フォンダンショコラ」と呼ばれるようですね。

息子は熱々のケーキにバニラアイスクリームとイチゴを添えていました。

誰のレシピで作ったのか知りませんけど私には甘過ぎたし、お腹がいっぱいだったのでね、とてもじゃないけど全部は食べられませんでした。食べきれずに残したケーキに手を伸ばしたのは夫です。

私が食べ残したケーキは夫が食べました。一体どうやったらあれだけの量を食べられるのか。

夫は昨日も仕事でしたけど、帰って来てから晩ご飯が出来るまでの間、NetflixでTVドラマを観ながらビスケットとチーズを食べていたんですよ。

腹いっぱいになって大満足した夫は、8時半頃には寝てしまいました。

食べてすぐ寝ると牛になるぞ!


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2025年9月7日

再び消えた「海鮮丼」の夢

実は私は、9月15日からの2週間を楽しみにしていました。理由は3ヶ月前の「密かに期待していること」の時と同じ。

うちの夫と息子がヴィクトリア州西部にオープンする新店舗の準備に行くことになっていたのでね、夫と息子がいない間に普段は食べられない美味しいものを作って食べようという魂胆だったんですよ。

息子にとってはアルバイト。夫にとっては、有給休暇が取れたらアルバイト、本部からの許可が出たら出張ということだったんですけど。過去形になっていることからもうお分かりのように、行けなくなったんです。

理由は、うちの夫が店舗を離れることが出来ない状況になっているからです。最近2人のスタッフが急に辞めたそうで、有給を取って旅行に行っているスタッフもいるので、ギリギリの人数でやっているんだそうです。

息子は行けるんですけど、片道4〜5時間かかりますから家から通えません。現地に滞在する費用を考えるとアルバイトに行く価値は無いそうです。3ヶ月前の時と同じ状況です。

がっかり…

お刺身の盛り合わせを買って来て「海鮮丼」を作るのを一番楽しみにしていたんです。3人分の海鮮丼なんて、夫と息子の胃袋を満たす量となると材料費が高額過ぎて普段は無理ですからね。

「海鮮丼」を作ったら、写真を撮ってレシピをウェブサイトに載せようと思っていたんですけど。ほぼ毎日息子が家にいるから、こっそり1人分だけ作るわけには行かないんですよ。


頭の中が「お刺身、塩サバ、牡蠣フライ、まぐろ、子持ちししゃも…」そういうのでいっぱいです。子持ちししゃもなんてもう20年以上食べていませんけど、先日日本食品店で冷凍の子持ちししゃもを見つけたんです。

塩サバにしても子持ちししゃもにしても、あんなのを家の中で焼くと「臭い」と迷惑がられますので、夫と息子がいなくなったら焼いて食べようと思っていたんですけど。

来月日本に行った時に食べたい物リストは、魚介類(干物を含む)ばっかりです。

ちなみに、海鮮丼を食べることが出来ないわけではありません。お昼に一人でお出かけして、こっそり食べて来ることは出来ますけどね。


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2025年9月6日

ホンモノの春の訪れはまだ先

「三寒四温」という言葉がありますが、私が生まれ育った岡山では、「三寒四温」のように周期的な寒暖を繰り返しながら徐々に暖かくなり、冬から春に季節が変わったものですが。

クレイジーな天気で有名なメルボルンでは、徐々に暖かくなって春が来たりしません。

先月は「年々春が来るのが早くなって来たな」なんて思っていましたけど、やっぱりそのまま春が来たりするわけがないのでして、山の上では大雪になるほど寒くなりました。

昨日も寒かったです。今朝も気温は1度と寒いですが最高気温は20度を超える見込みで、しばらくは暖かい日が続くようです。

メルボルンは「一日のうちに四季がある」とも言われますけど、寒暖の差が激しいので、旅行に来られる方は、どの季節に来られるにしても一年中の服装の準備が必要なのですよ。

昨日、面白い投稿を見つました。メルボルンには12の季節があるという投稿でした。
  1. バカは信じてしまう春
  2. 2回目の冬
  3. ニセモノの春
  4. マグパイが人を襲う季節
  5. 花粉の季節
  6. ホンモノの春
  7. 地獄
  8. ニセモノの秋
  9. 2回目の夏
  10. ホンモノの秋
メルボルンに住んで30年を超えた私に言わせると、「夏」と「地獄」の頃には「狂った冬」が来ることがあるし、「ニセモノの秋」に前後して「大ボケの春」というのが来る年があります。

夏のはずなのに「狂った冬」がやって来て山の上では雪が降り、暖房が必要になったりするんですよ。そういう年には、「ニセモノの秋」じゃあなくて「大ボケの春」が来るんです。春に花を咲かせた木が再び花を咲かせたり、花が咲いた後に果物の実がなったりもするんです。

以前住んでいた家の近くの街路樹は、狂いに狂って開花と新緑と紅葉と落葉が同時に起きていることも珍しくなかったですよ。


現在は「ニセモノの春」が過ぎ「マグパイが人を襲う季節」というところでしょうか。

マグパイという鳥はカササギの一種です。カラスくらいの大きさの黒い鳥で、白い模様があります。「人を襲う鳥マグパイ」に書いたとおり、巣作りや子育てをする春先から夏にかけて攻撃的になるマグパイがいて、巣の近くを通る人々を襲うことがあるのです。

しかしね、マグパイは賢い鳥で、敵とみなした人間は攻撃しますが、敵ではないと認識すると子育ての時期でも攻撃して来たりはしないんですよ。私がスーパーまで歩いて行く時には何度もマグパイに遭遇しますけど、この辺りのマグパイは人を攻撃したりしません。

人を襲うのは、人間に攻撃されてひどい目に遭ったことがあるやつでしょうね。険悪な関係の原因を作るのは、人間の方なのでございます。


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2025年9月5日

疲れている夫

うちの夫が勤めるツールショップは、毎週木曜日は営業時間が夜の7時までです。開店が朝の7時ですから勤務は早番と遅番のシフト制で、うちの夫は通常は早番です。

ゲートの外のボラードという棒を動かしてからゲートの鍵を開けることから始まって、店舗の入り口の3重のドアを開けて中に入り、開店までにはたくさんすることがあるわけですが、そういうのを暗い中でやっているんですから目が悪い夫は苦労しているに違いないです。

いつも6時過ぎには家を出ます。たくさんすることがあるとは言っても開店時間は7時なんだし、住んでいる家から歩いて5分ですからね、6時半に家を出れば十分早いんですけど、若いスタッフのT君というのがいつもめちゃくちゃ早く来るとかで、夫は早く出勤するんですよ。

発達障害があるらしいT君には「そんなに早く出勤するな」と言えない理由があるらしくて、夫はT君が勤務する日は早く行くんです。

昨日は病気で休んだ人や突然辞めた人がいたとかで遅番のスタッフが足りなくなり、夫は7時まで勤務しました。早番の出勤で遅番までの勤務はしょっちゅうですが、それが木曜日だと12時間勤務ですから大変です。

朝6時過ぎに家を出てから夜7時半頃に家に帰って来るまで、13時間以上ほぼずっと立ちっ放し。歩いて帰って来るのは足がつらいだろうと思います。


文字を読むのも、拡大表示が出来たり読み上げ機能が使えたりするパソコンやスマートフォンはまだ何とかなっていますけど、印刷された値段表を見ながら値札を確認する仕事は非常に難しいそうです。

常に視野の中のまだ見える部分を探して物を見ているわけですからね、目も疲れるはずですよ。

夫は髪の毛も真っ白だし、いつも以上に疲れていた昨夜は老人のように見えました。いろいろありますが、働き続けてくれていることには感謝しています。

血圧が高くなっているそうなので、疲労とも関係しているのかもしれません。何しろ腎臓が一つになっていますからね、血圧が高いのは良くないんです。血圧を下げる薬は2種類も飲んでいるんですよ。食べ物にもう少し気をつけてくれるといいんですが。

明日はお休みのはずです。緊急出勤とかになりませんように。


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2025年9月4日

道徳の羅針盤を失った

中国が「侵略者」日本との戦争に勝利してから80年の記念日を祝い、大軍事パレードを行ったことが世界中で報道されました。最新の兵器を次々に披露して軍事力を世界に誇示し、もう誰も中国に手出しは出来ないことをアピールしましたね。

習主席は、出席した各国首脳とのレセプションで「中国は断固として世界の平和と安定を守る」と述べたそうです。平和と安定のために軍事力が必要とは残念なことですが、それは人間の歴史が証明しています。しかし、強大な軍事力を持つ国が他国を侵略した場合、それを止めることが困難であることも歴史は証明していますよ。

今回の記念行事には、欧米主要国の首脳は出席しませんでした。中国との関係を重視する国々の首脳が出席したんでしょうが、ロシアのプーチンと北朝鮮のキム・ジョンウンのことが特に大きく報道されています。

かつて侵略されて多くの苦しみ被った中国が、ウクライナを侵略して現在もウクライナの人々に苦しみを与え続けているプーチンとともに、侵略者との戦争の勝利を祝うとは道理に合わないじゃあないですか?

ロシアと北朝鮮以外にはどこの国の首脳が出席したんだろうかと思って、ニュースサイトに載っていた記念写真を見ましたが、知らない顔ばかり。プーチンの子分であるブラルーシの独裁者ルカシェンコは分かりました。イランの大統領もいましたね。

「独裁者、侵略者、圧政者達の大集合だな」と思いながら写真を眺めていると、キム・ジョンウンの後ろの方に見慣れた顔が。

ヴィクトリア州の前州知事、ダニエル・アンドリュース!

なんで行ってるの?

オーストラリアは民主主義と自由と人権を尊重する国であって、こんな「独裁者、侵略者、圧政者達」と肩を並べて中国の大軍事パレードをお祝いする立場にはないと思うんですけど。

この前州知事のダニエル・アンドリュース(Daniel Andrews)は大変な「親中家」でしてね、州知事だった頃には中国との強い関係が問題視されたこともあったんですよ。州知事を辞任した後、政治の仕事をやめてコンサルタント会社をやっているらしいですから、中国トップとコネがあるのは直接利益に結びつくんだろうと思いますけど。

ある新聞の記事には「ダニエル・アンドリュースは道徳の羅針盤を失った」と書いてありました。道徳とは、簡単に言うと「自分の良心によって、善を行い悪を行わないこと」だと思いますけど、「悪を行う権力者」に和することを選ぶとはねえ。

私はダニエル・アンドリュースの州政府を支持していたんです。プーチンやキム・ジョンウンの後ろで写真に収まる姿を見て、吐き気がしましたよ。


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2025年9月3日

技術労働者不足について

先日、不動産屋が家の状態をチェックしに来た時に、キッチンの流しの下の温水の配管から水が漏れる件を報告しました。

食器洗い機を使っていない時は、栓を締めて温水が流れないようにしておけば水は漏れないので、高額な費用をかけてプラマー(水道管排水管工事業者)に修理をしてもらう必要は無いと不動産屋には言っておいたのに、昨日プラマーがやって来ました。

私達が住んでいる家の家主さんは大変良くしてくださる方達で、何か問題があって不動産屋に報告するとすぐに修理を手配して下さるんです。そしてまた、不動産屋がとにかく迅速かつ細やかに対応してくれるので、何かある度に感心するんですけど。

それはともかく、プラマーさんは朝一番に来る予定でしたが、来れなくなったと連絡があって、午後1時半に来ると連絡して来たから待っていたけど来ず、2時間も遅れて3時半頃に来ました。

プラマーのおじさんは非常に疲れた様子で、着ている服には草や泥が付いていて、もうヘトヘトという感じでした。「You are a busy man!」(あなたは大忙しですね!)と言ったら、「今日は働いているプラマーがオレしかいないらしい」とジョークを言いましたよ。

温水器が壊れたという緊急を要する修理の依頼が次々に入って、朝の6時から休み無しで働いているんだと言いました。壊れた温水器を動かして新しい温水器を設置するのは体力もいるし、その人が住んでいるのは随分南の方の街なのに非常に広いエリアを回って来ていました。

今日はこれだけの仕事をして来たんだと写真を見せてくれましたけど、ヘトヘトになるのも分かりました。

お茶かコーヒーを淹れてあげましょうかと私が言ったら、早く終わらせて家に帰りたいからと言って断りました。温水の配管は、繋ぎ目の金具をもっと強く締めただけで終わりましたよ。

うちの夫が言っていた通りでした。どのくらい強く締めたらいいのかが分からないから夫は自分で締めなかったんですけど。

水漏れが続くようだとまた来てもらうことになりますが、今朝見たら1滴も漏れていませんので直ったようです。


実は昨日、ABC放送のニュースサイトで「ヴィクトリア州では建設関係の仕事に従事する技術労働者不足が深刻だ」という記事を読んだばかりだったんですよ。メルボルン都市圏はまだマシで、地方の町では本当に深刻なんだそうです。

特に人手が足りていない業種の一つがガラス屋(ガラス工事業者)だそうです。

ヴィクトリア州北東部の町シェパートン(Shepparton)でガラス屋をやっている方の話が載っていましたけど、人口13万人のシェパートン地域でガラス屋は9人しかいないんですって。

その方は、依頼される仕事をこなすために週90時間くらい働いているとおっしゃるんですよ。9人しかいないガラス屋は、高齢化のために今後5年くらいの間にさらに減る見込みだそうです。

ガラス屋という職業が知られていないことや、重い物を持ち運んだりするし怪我をする危険もあるということで、見習い工になろうという若者が非常に少ないんだそうです。

地方の町では、電気工事屋も足りていません。電気工事屋になるには特別な資格が必要ですけど、電気配線技術を学べるTAFE(職業訓練専門学校)が近くに無いことが人手不足解消の妨げになっています。

増え続ける人口に住宅の供給が追いつかず、住宅価格も賃貸住宅の家賃も高騰が続くヴィクトリア州では、州政府が今後10年間で80万戸の住宅を建設するという目標を掲げたことで、見習い工の確保に苦労している業種では警鐘が鳴らされていると記事に書いてありました。

専門技術の習得が必要な溶接工とか自動車整備士といった業種でも人手不足が深刻だそうですが、若者達にこうした業種に関心を持ってもらう必要があるのはもちろんですけど、関心を持った若者が専門技術を学べる環境が不可欠ですよねえ。

オーストラリアでは、技術労働者は「トレイディー」(Tradie)と呼ばれるんですが、トレイディーは時給が高い職種ランキングで上位に入っているんですよ。

職種によっては学校で専門知識や技術を学ぶ必要があります。オーストラリアでは「アプレンティスシップ」(Apprenticeship)と呼ばれる見習い制度で、資格を持った人の下で見習いとして働きながら学校で専門技術を学ぶのが一般的です。

ハイスクール卒業後に始める人が多いですから、25歳くらいになるともう結構な経験者ということになります。プラマーとか大工さんといった高時給の職種だとその頃にはかなり稼いでいますから、大学を出たばかりの年齢の若者を比べると大卒者よりもトレイディーの方が収入が多くてハッピーである(暮らしを楽しんでいる)という調査結果があるんですよ。

若者に敬遠されがちな職種を表す言葉として「3K」(きつい・汚い・危険)というのがありますけどね、トレイディーの労働環境は決して楽ではないでしょうが、「給料が安い」仕事ではないんです。


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2025年9月2日

運転試験合格とめまい

認知能力の衰えが心配されていたうちの夫の父親ですが、9月2日と聞いていた2回目の運転試験は昨日だったそうです。そして、試験にはなんと合格したんだそうですよ!

「もしかしたら本当に合格するかもしれませんよ」と言っていた私の予言が的中です。

だってね、先日の義弟の誕生日を祝うために家族が集まった夕食会で、初めて補聴器を使っていた父親は、とっても楽しそうでイキイキしていたんですよ。

これまで度々目撃していた、突然放心したように沈黙するなんてことは無くて、終始おしゃべりが弾んでいました。補聴器のお陰で皆んなが言っていることがよく聞こえたからだろうと思いました。

昨日の運転試験でも補聴器をつけていたそうですよ。「補聴器でいいこと尽くめ」という記事に書きましたけど、補聴器を使うことでメンタルヘルスに良い影響があり、そのせいで身体も元気になって、認知機能の衰えも軽減されたらいいこと尽くめです。

これで、懸案だった新車を買うという話が進むだろうと私は思いました。トレーラーを牽引できるトウバー付きのパワフルな車を買いたいとずっと言っていましたからね。トレーラーを牽引して何をしようと思っているのかは知りませんけど。

トヨタのRAV4みたいな車が欲しいということだったんですが、トヨタ車は値段が5万ドル(約500万円)くらいするんです。トヨタ車より安い韓国のヒュンダイ車にするか、もっと安い中国の長城汽車(GWM)の車にするかで悩んでいましたが。

もう新車を買ったんですって!

運転試験に合格した直後に、免許センターから直行で買いに行ったそうです。

買ったのはハヴァル(Haval)というブランドの車で、これは中国の長城汽車のSUV車ブランドです。新車で、欲しかったトヨタ車にそっくりで、半分の値段だったそうです。

いいですけど…

私だったら、中国の長城汽車は買いませんけど。中古車でいいのでトヨタ車を選びますけど。

1回目の運転試験の試験官は気難しそうな人で、失敗するまで1時間も運転させ続けたと父親は不満を言っていましたが、2回目の試験官はリラックスした人で厳しく見ていなかったそうですよ。

まあ、父親の運転のことは、今後も家族が注意して見守る必要があるとは思います。


そんなことより、私は昨日から頭がフラフラして困っているんです。最近ずっと調子が良かったのに。10月の旅行を前にして、自信を打ち砕くイヤなめまいです。回転するめまいではないので耳石が原因ではないです。

実は昨日、うちの息子が東京にあるチームラボという美術館のチケットを予約しようとしていて、面白そうだから私も行こうかと思ったんですよ。

ところが、ウェブサイトに載っている映像を見ただけで吐き気がして来まして、とても私には無理だと思いました。

東京を訪れる旅行者に大変人気のある美術館なんだそうですね。2023年のグーグル検索年間ランキングで、「世界で最も人気のある美術館および博物館」の5位だったと書いてあるのを読みました。

ランキングの1位は皆さんご想像の通りフランスのルーヴル美術館でした。2位は大英博物館だったそうですけど、そういう世界的に超有名な美術館や博物館と肩を並べて5位というのは、ちょっと見てみたいかも…と思ったんですけど。

ウェブサイト見ただけで吐き気がするなんて、実際に中に入ったら頭がグルグル回転し始めて、嘔吐事故および転倒事故は間違いなし。

残念なことです。(泣)


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2025年9月1日

私だと気づかなかった

うちの夫の視力が最近悪化していることについて、「夫の視力の低下」という記事を書いたばかりですが、本当にいろいろなものが見えなくなっています。

つい先日は、晩ご飯のポテトグラタンを取り分けた時に指先にチーズが付いたと教えてもそれが見えなかったし、お昼ご飯を入れて持って行く赤い耐熱プラスチック容器にはニンジンだけじゃあなくてミートソースも残っていたし。ミートソースは赤いから、赤い容器に入っていると見えなかったのです。

目のことは聞いてもなかなか教えてくれないので詳しいことが分からなかったんですけど、昨日うちの娘が家に帰って来たので、久しぶりに4人でテーブルを囲んで晩ご飯を食べていたら、突然夫が自分の目のことを話し始めたんですよ。

先日、義弟の誕生日を祝うためにタイ料理レストランに家族が集まった時のことですが、食事を終えて外に出たのは8時過ぎでしたから真っ暗でした。

真っ暗とは言っても、レストランの照明もありますし街灯も明るいし、普通の視力の人なら足元が見えなくて困るようなことはありませんけど、うちの夫はあの暗さだと見えないはずでした。

ところが、そんなことはすっかり忘れていた私は、レストランの外に出ると一人で駐車場の方に歩き始めたんです。ふと振り向くと、玄関を出たところで夫と父親と他にも何人かが止まって話をしていたので、何の話をしているんだろうと思った私は戻ったんですよ。

その時、夫には向こうから誰かがレストランの方に向かって歩いて来るのが見えたそうですが、それが私だとは分からなかったんですって。黒いコートを着ていたから、見えたのは顔だけかもしれません。近づいて来たその人が話す声で、それが私だと気づいたんです。

これには、夫も少しショックだったようです。

うちの息子は、自分がいつもとは違う服を着ているとお父さんは自分だと気づかないことがあると言います。夫は、ついに人の姿や顔の認識が難しくなって来たようです。


本を読むことは困難でも、文字を読むことは出来るんですよ。スマートフォンの小さな画面でも文字は読めるんです。それは専門医も驚くほどよく読めるんです。

左右の目の網膜の視細胞がまだ生き残っている部分は場所が異なりますからね、それぞれの目の見える部分で補いながら物を見ていますから、本人が言うにはちゃんと見えているつもりなんだそうです。十分な明るさがあればの話ですけど。

これは今年1月に撮ったうちの夫の眼底の写真ですが、黒く見えるのが視細胞が死んでしまって何も認識出来ない部分です。8ヶ月経っていますから、現在はもっと黒い部分が広がっていると思います。


黒い斑点の間にある視細胞が生き残っている部分を駆使して見ているわけですが、偶然両方の目の視細胞が死んだ黒い部分に像が結ぶ場合があるわけで、その場合は見えているつもりでも見えていない物があるという状態になるのです。

先日、YouTubeでビリヤードの動画を見ていたら、打った球が突然テーブル上から消えたり、思いもよらないところから突然現れたりして驚いたそうなんですよ。非常に奇妙な経験だったそうです。

今年の3月に、夫の父親と中国人の奥さんが引っ越して来た家で卓球をした時、夫はラケットにボールを当てることが出来なかったんですけど、あの時はボールが見えないと言いました。

動くものは特に見えにくいようですし、薄暗いとほとんど見えていませんから、薄暗い道路を歩いていてネズミが目の前を横切ったのが見えなかったのは当然です。

こうして、徐々に見えなくなって行くというのは、どんな気持ちなんでしょうね。気の毒ですけど、どうしようもありません。

今はまだ読めている文字が、そのうち読めなくなります。文字がまだ読めていても、人の顔が認識出来なくなったら仕事を続けるのは難しいでしょう。自分で判断して辞職する前に、視力のせいで大きなミスをして解雇される可能性もありますよ。

いずれにしても、仕事を続けられなくなる時が近づいて来たなと感じます。


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