昨日は水曜日でした。水曜日はうちの夫は仕事が休みです。
この休みを使って夫は献血に行くんですが、昨日は献血はお休みでした。毎週行くわけには行きません。血漿(けっしょう)献血は2週間に一度、全血献血は12週間に一度しか出来ないそうですから。
私は、昨日は夫には父親が住む家に行って、木の枝を切る道具を持って帰って欲しかったんですよ。ポッサムのうんち掃除にほとほとウンザリしているもんですからね、ポッサムの溜まり場になっている枝を切って欲しいと頼んで来たんですが、木を切るための道具は父親の家に置いてあると言うので。
しかし、夫はどこにも行けない理由がありました。
勤めているツールショップ会社の定例オンライン会議があったからです。国内の全店舗の店長が出席するこのオンライン会議は、いつも水曜日に行われるのです。それも10時とか11時からです。開始が遅れることはしょっちゅうです。開始時間ぎりぎりになって中止になることもあります。
休日返上で参加しなくてはいけないうちの夫は、この件について本部に問い合わせたこともあるんですが、「参加しなくてはいけないと会社は命令できないが、参加した方が会社に対する印象は良いですよ」と言われたそうです。そんなことを言われたら参加しないわけには行きませんから、自宅から参加しているんです。
昨日の会議は、全スタッフに義務付けられるトレーニングについてだったそうです。トレーニングはオンラインで行いますが、勤務時間中に店舗のコンピューターを使って行わなければいけないと言うので、夫は怒っていました。「そんな時間がどこにある?」と。
接客や商品管理の仕事以外に、
「見張り」という仕事もあるのに!
先週、夫の店舗ではまたも泥棒被害に遭ったのですよ。その時、泥棒に気づいていたのに追いかけもせず捕まえようともせず、40万円相当の商品を盗まれるままにしたということで、スタッフ2人が会社から文書で警告を受けたそうです。この警告が3回来ると解雇されるんです。
その泥棒被害があった2日後、防犯カメラの映像に目を光らせていたうちの夫は、若い男が商品を服の中に隠すのを目撃。すぐに男がいる場所に走って行って、男を一喝!
男は服の中から商品を取り出して棚に戻し、うちの夫は男を捕まえてレジの所に連れて行き、預かっていたバックパック(バックパックを背負ったままでは買い物が出来ないルールがあるそうです)を投げ返して店から追い出しました。
一部始終が防犯カメラに写っていました。これに対して本部からうちの夫に「注意」が来たんですよ。うちの夫がその男に接触したことが問題だと言われたそうです。泥棒に手を触れてはいけないんですって。これまで、夫は泥棒と格闘になったことが何度もあるんですけどね。商品を盗まれてはいけませんが、盗んで逃げる泥棒をどうやって止めろと言うんでしょうか。
辞めるスタッフが多い会社なので、店長の夫は新しいスタッフにトレーニングをしなくてはいけません。泥棒被害がある度に証拠や書類をそろえて警察に報告にも行かなくてはいけません。そんなことに追われていると個人の売り上げは落ちますよ。うちの夫は、売り上げが落ちたことに対して警告をもらっているんです。
毎日のようにやって来る泥棒や万引き犯を見張っていないといけないし、売り上げが落ちると警告が来るし、スタッフ不足で休日出勤や残業はしょっちゅう、接客に追われる中でも商品の在庫管理や注文をしなくてはいけない。こういう状況で、どうやって勤務時間中に店舗のコンピューターを使ってオンライントレーニングをしろというのか?
現場の状況が分かっていないと、夫は本部の運営に不満を募らせています。
オンライントレーニングのうちの商品に関する部分は、うちの夫はほとんど全部終了済みなんだそうです。各メーカーが行っているトレーニングを、参加費用が必要な場合は自己負担で、休みの日を使って(時にはわざわざ有給休暇を取って)やって来ていますからね。夫がそうしたトレーニングに参加するために、私は運転手をして来たんですよ。
ツールに関しては歩く百科事典みたいなうちの夫は、会社がスタッフ全員に義務付けるオンライントレーニングで教える内容など全部もう知っていることなのでね、納得が行かないようなんですけど。
不満があっても、この会社を辞めるわけには行かないので、我慢して勤めています。視力の問題がありますし、車の運転が出来なくなっているので夫には転職のチャンスがありませんから。それにもう歳だし。このツールショップに歩いて通勤するために、わざわざ引っ越して来たんだし。
いろいろ不満はあっても我慢して、このツールショップで働き続けてくれていることには感謝しないといけません。
私に出来ることは、こうした不満を聞いてあげることだけなので、私は聞きますよ。そして「そりゃあひどいなあ!」「腹立つなあ!」「何考えてんの!本部の人!」「呆れてものが言えない!」と、大いに怒ってあげることにしています。
お帰りの前に1クリックを!

0 件のコメント:
コメントを投稿