2025年9月10日

あなたならどうする?

運動を兼ねて歩いて買い物に行っているショッピングスクエアのことは度々話題にしていますが、食品や日用品の買い物には大変便利な場所です。

買い物の量が多い時や重い物を買う時には車で行きますけど、このショッピングスクエアには北側と東側と西側に3つの駐車場があって、さらに立体駐車場もあるので、車を停めるのに苦労することがありません。

広々としていますし、トロリー(ショッピングカート)を返す場所もたくさんあるので、とても使いやすい駐車場です。

昨日は雨が降りそうだったので車で行ったんですけど、ちょっと考えさせられる出来事があったんです。

買い物を終えて、駐車場に出て来た時のことです。私はたくさん買っていなかったので、買い物バッグを手に持って歩いていました。私の前には高齢の夫婦がいました。80歳は超えている感じでした。

おばあさんの方がトロリーを押していました。私もそうですけど、トロリーを歩行補助機のように使うことがありますから、おばあさんがトロリーを押していて、おじいさんは手ぶらで歩いていたのには理由があったんでしょう。

キョロキョロしていました。車をどこに停めたかを忘れたのかもしれないと思いました。私も時々そういうことがありますから分かります。

さあ、ここからが問題なんですよ。

広い駐車場には、駐車スペースが2列に作ってあって、それが平行に配置されていることが多いですよね。下の写真は私がいつも利用する西側の駐車場です。歩道は設置されていますけど、停めた場所によっては結構な距離を歩くことになります。


その夫婦は最初の通路で曲がりましたが、車を停めたのはもう一つ向こうの列だったようです。普通ならですよ、そこから歩道に戻って向こう側の列に行くんです。

ところが、おばあさんは一瞬も迷うことなく、トロリーを押しながら最短の近道、つまり車と車の間を行き始めたんですよ。

それは無理でしょ!

「擦っちゃうよ!」と思った時にはもう、おばあさんは車の間を進み始めていて、おじいさんが後ろを歩いていました。私はピッタリその後ろを追いました。だって、向こう側の列の左手に停まっていたのは私のカローラだったからです。

「私のカローラに擦りそうになったら止めなくちゃ!」と思ったその瞬間、

ガリガリガリ…

擦りましたよ。

ただし擦ったのは車体じゃあなくてタイヤのホイールでした。傷がついたかどうか私には見えませんでしたが、おばあさんもおじいさんも擦ったことには全く気がついていない様子でした。

聞こえなかったのか、感じなかったのか、無視したのか分かりません。聞こえなかったのではないかと思います。

いよいよ私のカローラに近づきましたが、私が駐車スペースの四角の真ん中に停めずに片側に寄っていたせいで、おばあさんが通ろうとしていたスペースが少し広かったんですよ。だから車を擦ることなく通り抜けました。

「やれやれ…」と思いながら、私は反省しました。おばあさんが車と車の間を行こうとした時点で注意するべきだったと。「狭いから擦るかもしれませんよ」くらいは言うべきだったなあと。

そして、実際に擦った時は「擦りましたよ」と言うべきだったんでしょうか。言ったとして、引き返すのはリスクが大きかったので、前に(私のカローラの方に)進むしか無かったわけですが。

タイヤのホイールに傷を付けたと分かったら、あの夫婦はどうしたでしょうかね。「ガリガリガリ…」と音がしたんだから傷はついていただろうと思います。

トロリーを押しているのに車と車のあの狭いスペースを行けるとおばあさんが判断したのが間違っていたんです。おじいさんが何も言わずに付いて歩いていただけというのも、きっと何か理由があったんだろうと思うんです。

私が「擦るかもしれませんよ」と言っていたら異なる判断をしたかもしれない。少し遠回りにはなっても歩道を行っていれば、擦らなかったわけだし。

何も言わなかった私が良くなかったなと思いました。


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