「三寒四温」という言葉がありますが、私が生まれ育った岡山では、「三寒四温」のように周期的な寒暖を繰り返しながら徐々に暖かくなり、冬から春に季節が変わったものですが。
クレイジーな天気で有名なメルボルンでは、徐々に暖かくなって春が来たりしません。
先月は「年々春が来るのが早くなって来たな」なんて思っていましたけど、やっぱりそのまま春が来たりするわけがないのでして、山の上では大雪になるほど寒くなりました。
昨日も寒かったです。今朝も気温は1度と寒いですが最高気温は20度を超える見込みで、しばらくは暖かい日が続くようです。
メルボルンは「一日のうちに四季がある」とも言われますけど、寒暖の差が激しいので、旅行に来られる方は、どの季節に来られるにしても一年中の服装の準備が必要なのですよ。
昨日、面白い投稿を見つました。メルボルンには12の季節があるという投稿でした。
- 冬
- バカは信じてしまう春
- 2回目の冬
- ニセモノの春
- マグパイが人を襲う季節
- 花粉の季節
- ホンモノの春
- 夏
- 地獄
- ニセモノの秋
- 2回目の夏
- ホンモノの秋
メルボルンに住んで30年を超えた私に言わせると、「夏」と「地獄」の頃には「狂った冬」が来ることがあるし、「ニセモノの秋」に前後して「大ボケの春」というのが来る年があります。
夏のはずなのに「狂った冬」がやって来て山の上では雪が降り、暖房が必要になったりするんですよ。そういう年には、「ニセモノの秋」じゃあなくて「大ボケの春」が来るんです。春に花を咲かせた木が再び花を咲かせたり、花が咲いた後に果物の実がなったりもするんです。
以前住んでいた家の近くの街路樹は、狂いに狂って開花と新緑と紅葉と落葉が同時に起きていることも珍しくなかったですよ。
現在は「ニセモノの春」が過ぎ「マグパイが人を襲う季節」というところでしょうか。
マグパイという鳥はカササギの一種です。カラスくらいの大きさの黒い鳥で、白い模様があります。「人を襲う鳥マグパイ」に書いたとおり、巣作りや子育てをする春先から夏にかけて攻撃的になるマグパイがいて、巣の近くを通る人々を襲うことがあるのです。
しかしね、マグパイは賢い鳥で、敵とみなした人間は攻撃しますが、敵ではないと認識すると子育ての時期でも攻撃して来たりはしないんですよ。私がスーパーまで歩いて行く時には何度もマグパイに遭遇しますけど、この辺りのマグパイは人を攻撃したりしません。
人を襲うのは、人間に攻撃されてひどい目に遭ったことがあるやつでしょうね。険悪な関係の原因を作るのは、人間の方なのでございます。
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