2025年9月13日

レモンカスタードケーキ

何週間か前のことですけど、YouTubeで美味しそうなケーキの動画を見て、いつか作ろうと思い続けていたんですが、うちの夫が自分の肥満を私のせいにするのを聞いて頭に来たもんだから、作るのを我慢していたんですよ。

ケーキもパンも作ると食べたいだけ食べてしまうのでね、作らない方がいいとは思っていたんですが、私だって時にはケーキやパンが食べたくなるんです。だから、最近は時々パンを焼いていますが、ケーキはずっと焼かなかったんです。

昨日、レシピを書くのに使っているノートがいっぱいになったので読み返していたら、そのケーキのレシピがメモしてありました。ずっと作りたかったんですから作ることにしました。

どんなケーキかと言うと、レモン風味のカスタードが乗ったケーキです。焼いたケーキに後から乗せたんじゃあなくて、ケーキ生地の上にカスタードを乗せて焼いたものです。

動画ではかなり柔らかめの生地でした。カスタードは絞り袋に入れて生地の上に模様を描くように絞り出していましたが、私はスプーンで生地の上に並べることにしました。その方が簡単ですからね。

他人のレシピで作るのは好きではないので、私は自分のレシピを使いました。材料を比べてみると大きな違いはありませんでしたので。

動画の人はオイルを使っていたけど私はバターを使います。動画の人はカスタードを作るのに全卵を使っていましたが、私は卵黄で作ります。コーンスターチじゃあなくて普通の小麦粉で作ります。

自分のレシピで作った甘めのカスタードにレモン汁とバターを少し加えました。ここまでは良かったんですけど、小麦粉を減らして作ったのにケーキ生地が動画の生地よりも硬くて。しかも20センチのケーキ型を使ったせいか面積に対してカスタードの量が多すぎて、模様を描くなんて出来なくてですね。

「失敗だ!」と思いました。模様なんてどうでも良くなって、カスタードは全部ケーキ生地の上に広げて焼いたんですよ。カスタードにエッグタルトのような焼き目が付くのを期待して、しばらくして見に行くと、

カスタードが消えている!

どう見ても、ケーキの上側は普通のケーキみたいな焼き上がりなんです。カスタードが生地に溶けたと思いましたよ。思ったより時間がかかって、ずっしりと重くて硬いケーキが焼き上がりました。

型から取り出すのにひっくり返せないだろうと思っていましたから、スプリングフォームのケーキ型を使ったんですが、そんな必要はありませんでした。ひっくり返してもへっちゃらの硬いがっしりケーキでした。

ケーキクーラーで冷やしてから、午後のおやつに一切れ食べることにしました。ところが、一口食べてびっくりしたんです。口の中でとろけるようなこの食感は何?

老眼鏡をかけてケーキをよく見てみると、ケーキは2層になっていました。底に近い所に1センチくらいの厚みのカスタードの層が出来ていたんです。そのせいで、食べるととろけるような食感なわけ。

そして、味も素晴らしかった。ケーキ生地とカスタードの両方でレモン1個を使い(1個しかなかったから)、レモン味のケーキには砂糖をちゃんと加えないと美味しくないのでいつもより多めに入れたのが大正解。隠し味の塩を入れたのも良かったです。

「失敗だ!」と思ったケーキがあまりに美味しかったので、これはレシピを残さなくちゃあいけないと思いました。そのためには写真が必要ですからね、すでに一切れ食べていたやつに粉砂糖をふりかけて写真を撮りましたよ。それがこれです。


材料を混ぜて焼くだけで3つの層に分かれる「マジックケーキ」というのがありますけど、このケーキの方が作るのは簡単です。カスタードを作らなくちゃあいけないけど、カスタードはレンジで簡単に作れますからね。

英語で書いたレシピはこちらです。

次回は、もっと大きいケーキ型を使って、カスタードで模様を描くようにして作ってみるつもりです。模様を描いたカスタードは、やっぱり底に沈むんでしょう。そうしたらどんな仕上がりになるのか、楽しみです。


今朝見たら、ケーキは4分の1しか残っていませんでした。私は一切れ食べただけですよ。うちの夫と息子が半分以上食べたということです。やっぱり、ケーキはしょっちゅう作るわけには行きません。


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