「はくばく」の蕎麦に続いて今度はインスタントラーメンの話です。
この韓国製インスタントラーメンですが、詳しいことをご存知ではない方も見たことはおありでしょう?
オーストラリアでは、どこのスーパーでも売られています。私がメルボルンにやって来た1993年当時でもこの「辛ラーメン」はよく見かけました。日本のインスタントラーメンしか食べたことがなかった私は、一度この「辛ラーメン」を買って食べてみたことがあります。
韓国では大変な人気だと聞きまして、どんなに美味しいのだろうかと興味がありましたし、怖いもの見たさ的なところもあって。
何しろパッケージに大きく印刷された「辛」の文字が、このラーメンは辛いのだということを強く主張しているじゃないですか。辛いものは得意ではありませんけど好きな方ですし、食べてみようと思ったわけです。
ラーメン自体のことはよく覚えていないのですが、とにかく辛くて「とてもじゃないけど私が食べられる食品ではない」と思ったことは覚えています。
そして、二度と「辛ラーメン」を買うことはなかったんですけど、今この「辛ラーメン」が家にあるんですよ。
娘が住むことになったアパートの本来の住人であるJさんが、キッチンに買いだめていた「辛ラーメン」5パック入りが2袋で合計10個も。娘はこういうものを食べないので、ラーメンが好きなうちの息子にくれたのです。
お昼に息子が「辛ラーメン」を作ってヒイヒイ言いながら食べているのを見て、私も食べてみることにしました。
「辛ラーメン」の麺は太めです。フリーズドライのシイタケとネギと何かが入った小袋が付いています。そのフリーズドライの野菜と麺を一緒に煮ました。キャベツとネギとワカメも追加して煮ました。ゆで卵も添えることにしました。
粉末スープを入れたらびっくりしましたよ。真っ赤な粉だったからです。唐辛子粉が別袋になっていたら辛さを調整できるんですけどね、そういうわけには行かないのでした。
真っ赤な粉末スープを入れたら、赤いスープができました。
美味しそうなニオイはしていましたけど、スープの色から判断するといかにも辛そうでした。
一口食べてみました。
ピリッと来る辛さがいい感じです。麺にはコシがあって、歯ごたえが大変ヨロシイ。スープも美味しいし、どうして私は「自分には食べられない」と思ったのでしょうか。
二口目を食べました。
あ…
ちょっとこれは…
痛い!
何が痛い?
そりゃあもちろん口の中ですよ。
さらに食べていくと、舌はヒリヒリ、口の中はピリピリ、
上前歯の裏側が痛い!
唇が痛い!
痛いんですけど、ついもう一口、さらに一口と食は進みます。
私は唐辛子を食べると汗をかく体質ですから、顔と頭から汗が吹き出しましたが、首にタオルを巻くほどのこともなかったです。そしてね、ヒイヒイ言いながらも完食して、それなりの満足感があったんですよ。
痛い口を救ったのは間違いなくゆで卵です。そして、野菜を追加して一緒に煮込んだのも正解でした。
もう食べたくないかと問われたら、また食べたいと断言します。必ずゆで卵を添えてですけど。
食べなかった方の5パック入りの袋を見てみたら賞味期限が2020年の4月になっていました。賞味期限を1年半以上も過ぎていると私は食べたくないですから、その5パック入りは廃棄しましたので、後3個残っています。
インスタントラーメンは、やっぱり日本のラーメンが好きですが、時にはこういうのもいいですよ。
一回買って食べてみて、もう二度と買わないと決定しているのは、同じく韓国製のインスタントヌードル「ブルダック炒め麺」です。
日本のインスタントソース焼きそばと同じようにして作ります。
パッケージにコミカルなニワトリのキャラクターが使われているのですけど、私が買った下の商品はですね、美味しさを感じることができない辛さです。刺激としか感じられない辛さが苦痛でしかなかったです。
私がレシピをシェアしている Cookpad で、この「ブルダック炒め麺」を使った美味しそうな料理を見たものですから作ってみたのですけど、食べることができませんでした。
食べることができないようなものは「食べ物」ではないということで、私はもう二度と買わないのでございます。
あまり辛くない他のフレーバーも出ているようですけど、私はもう結構です。
今一番食べたいラーメンは、サッポロラーメンの塩ラーメンでございます。他に似たようなラーメンが存在しないですからね、時々食べたくなるのですよ。あれにキャベツと卵を入れて一緒に煮込むのが好きなんですけど。
日清ラーメンはどこのスーパーでも手に入るようになって嬉しいのですが、サッポロラーメンはもちろんスーパーでは売っていませんし、アジア食品店でも見かけません。
先日娘と日本食品店に行った時に買って来るんだったと、激しく後悔しました。あの日は暑かったのでラーメンには関心が無くて。この次は、必ず買って来ます。
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