2021年12月17日

ベーカー嚢胞と筋力アップ

このブログには「ベーカー嚢胞」あるいは「ベーカー嚢腫」に関するたくさんの記事があります。「ベーカー嚢胞」も「ベーカー嚢腫」も同じものです。膝関節に何らかの問題がある場合に、関節液が溜まってできる膨らんだ袋状のもののことです。

私は半月板の損傷に伴って悪化した右膝裏に大きなベーカー嚢胞ができたことがあるんですよ。最初のうちはちょっと膨らんでいる程度でしたが、膨らみはふくらはぎの辺りにまで及びました。

右膝が痛くて歩くことも困難になり、膝にコルチゾン注射を打ってもらったり薬を飲んだりブレースを付けたりといろいろやりました。無理をしてでも歩き続けた理由は、盲導犬パピーのモリーを育てていたからです。

毎日決まったウォーキングやトレーニングをしなくてはいけませんでしたからね。引き受けた以上責任があるのですから頑張ったのですが、杖なしでは歩けないほど悪化しまして、モリーが盲導犬協会(ガイドドッグ・ヴィクトリア)の犬舎に戻るまで後1ヶ月というところでギブアップしたのです。

モリーはベテランのパピーウォーカーに預けられました。その後、トレーナーによるトレーニングが開始された後、不安が強いという理由でトレーニングは中止されて、モリーは盲導犬にはならなかったんです。

セラピードッグといえば聞こえはいいですが要するにペットとして、モリーはある家族に譲渡されました。その家族というのがね、後から聞いて「なぜこの裕福な家族に?」と私は大いなる疑問を抱いたのですよ。

それはともかく…

右膝ですけど、最終的には半月板を削り取るという手術によって痛みからは開放されました。

手術の後はリハビリもやって、普通に歩けるようになりましたが、この手負いの右膝は時々痛くなるのです。

最近、運動不足解消のために身体をもっと動かすように心がけていました。家事の合間にスクワットをしたりもしていました。ところが、ここ2〜3週間の間に「なんだか違和感を感じるなあ」というレベルから「膝が完全に異常である」と分かるレベルに変わってきました。

先週、娘の買い物に付き合ってショッピングセンターを歩き回った後には、痛みも感じるようになりまして。

つい先日、晩ご飯を作りながらいつものスクワットをしようとしたら、痛くてできなかったんです。その時、膝を手で覆うのようにしてみた時に気づきました。

膝の形状が左と右では大違いだということに。

そこで、右膝をよく見てみましたらね、

懐かしいベーカー嚢胞が出現しているじゃないですか!

しかも、膝裏が膨らんでいるだけではなく、膝頭の周囲もボコボコと膨らんでいるのですよ。

が運動のためのウォーキングなんてできない理由がこれです。ちょっと歩くと必ず膝に来るんです。

スクワットは止めました。


スクワットを止めて、あまり歩き回らないようにしたら、痛みは消え、膝裏の膨らみもへこんできました。

なんとかしないといけませんね。

右膝に負荷をかけずに足腰を鍛える方法を見つけないと。

足腰を鍛えるにはスクワットが良いことはよく知られていますが、膝への影響が大きいので、椅子に座った状態で行う「椅子スクワット」をすすめる記事を読みました。膝に負荷がかかりにくいスクワット方法だそうですからやってみます。

椅子に座った状態で行える運動は他にもいろいろありますが、伸ばした脚を上げ下ろしする運動も役立ちそうですからやってみます。

そして、やっぱり無理せずにできる運動は家事ですよ。掃除も洗濯も料理も片付けも、ちゃんとやろうとすると結構な運動量ですからね。意識して身体を動かすように心がけていかなくてはいけません。

もっと歳をとってからも動ける身体でいたいですからね。

高齢者の健康と生活の質に大きな影響をもたらすのが「ころぶ事故」です。そしてこの「ころぶ事故」が寝たきりとなる原因のナンバーワンです。

骨がもろくなってくる高齢者にとって、身体を支えてくれる筋肉は命綱です。

特に足腰の筋肉が重要だと思っています。足腰が弱くなると動くのが億劫になって運動量が減り、動かなくなればますます筋肉は衰えますからね。筋肉が衰えると「ころぶ事故」の危険はいっそう高まります。

今日は家中の掃除をする予定です。

掃除機をかけるだけでも大汗をかきますよ。結構な運動量なんです。歩いたりしゃがんだりと、足腰もかなり使います。我が家のダイソンの掃除機はものすごく重いので、アレを持って動かすのだって運動ですしね。

面倒くさい家事仕事は、「これも運動だ」と思えばやる気も出るのでございます。


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