2021年12月22日

7週間分の有給休暇

うちの夫のことですが、スタッフの新型コロナ感染や新店舗オープン準備や慢性的スタッフ不足やあれやこれやで、なかなか休みが取れなかった2021年がもうすぐ終わろうとしているわけですが、消化できていない有給休暇や余分に出勤して働いた分などで、

7週間分の有給休暇がたまっているそうです!

ほぼ2ヶ月分の休暇がたまっているのに、まとめて休みをもらうことはできないのだそうです。学校が夏休みの1月からスタッフが交代で長期休暇を取ることになっているんだそうで、夫は3月頃までは休めないのだそうです。

7週間以上もある有給休暇を少しでも消化するために、お店がそれほど忙しくない時には早く帰宅したりしていますが、時々早めに仕事を終えて帰って来ても、7週間分を早退するわけには行きませんよ。

早退するくらいなら休んでくれると送り迎えする者は助かるんですけど。

オーストラリアではサービス残業とかサービス休日出勤とか、そういうことをさせている会社は罰せられますので、労働者は皆んなちゃんと休まないといけないんですが、うちの夫は休めないのですからどうするのか。

これまでにも同じようなことがありましたが、7週間分もたまったことはありませんでした。こういう場合は、たまった有給休暇の希望日数分を会社に買い取ってもらっていましたけどね。休まない代わりのその日数分の給料をもらうということですが。

やっぱりそうするしかないでしょう。

せめて1週間くらい休んで、一緒にどこかに行けたらいいのになあ。


昨年の4月、私達夫婦はドバイ在住の義妹の40歳の誕生日をドバイでお祝いしてから、ヨーロッパを車でドライブ旅行する計画を立てていました。旅行は義妹からのプレゼントでした。

私はヨーロッパには行ったことがないので、人生初のヨーロッパ旅行になるはずだったんですよ。もしかしたら最初で最後のヨーロッパ旅行になるかもしれませんでした。ヨーロッパはメルボルンからすると地球の裏側で、遠いですからね。

夫はその時、3週間の長期休暇をもらうことになっていたんです。

ところが、

新型コロナのパンデミックが始まって海外渡航が禁止となり、オーストラリアは鎖国に近い状態になりまして。

家から出ることが食料の買い出しだけという暮らしが長く続きましたが、ワクチン接種率が9割を超えてから予定通り規制が次々と緩和され続けています。海外からの旅行者も入国できるようになりました。

ということは、旅行者と一緒にウイルスも入ってくるというわけで。

オミクロン変異種が前代未聞の速さで世界中に広がっていますけど、シドニーやメルボルンでも増えて来ています。そして一番困るのは、それに伴って入院患者数が増え続けていること。

うちの息子の2回目の痔の手術は遠のくばかりですよ。

航空券はまだ有効なので、来年行けたらなあと思っていましたけど、主な旅行先だったドイツとデンマークは、新型コロナの感染者が激増しているんですよねえ。ドイツでは毎日何百人も亡くなっているんでしょ?

そんな状況の国に行けるわけがない。

それにもうドライブ旅行は不可能となりましたし。だってうちの夫は運転ができなくなりましたから。私が運転するのは無理でしょう。はっきり言って、左ハンドル右側通行なんて怖くてできません。

ヨーロッパドライブ旅行は、完全に夢と消えました。

ドライブ旅行はできなくても、航空券がもったいないから旅行には行けるものなら行きたいのですが、新型コロナには感染りたくないですし。

海外に渡航するには、PCR検査での陰性証明とか、決められた日数の隔離とか、もしも感染した時の医療費や宿泊費とか、まだまだ大変なんだそうですね。

現在、ドバイ在住の義妹はメルボルンに滞在中です。クリスマスを家族と過ごすために2週間の予定で帰って来たのですが、利用した便の乗客にもしも感染者がいた場合は2週間隔離されるはずでした。

感染者が見つからなかったので隔離は3日間で済みましたけど、これがもしも人生最初で最後の旅行だったらリスクが大きすぎますよねえ。

ワクチン接種完了者は、政府の許可をもらわなくても海外渡航ができるようになりましたが、新型コロナのパンデミックはまだまだ収束には程遠いので、旅行は難しいです。

そもそも夫が休めないので一緒に行けないし、一人で行きたくないし。


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