2021年12月1日

夏の到来と庭の水やり

世の中は、新しい新型コロナウイルスの変異種オミクロンの話題で持ちきりです。

オミクロンのことが報道された直後に、オーストラリアではシドニーとノーザンテリトリーで複数のオミクロンの感染者が見つかって、撤廃されたばかりの規制がいくつか復活しています。

シドニーで見つかった5人目の女性は、感染が確認されるまでの間に買い物にでかけたりスーパーへ行ったりテイクアウトの食べ物屋に行ったりして多くの人と接触していたそうですから、オミクロンが感染しやすい変異種なら、もうシドニーの市中に広がっていますよ。

クリスマスにはオーストラリアに帰ると言っていた義妹も、帰って来れるかどうか分からなくなっています。現在のところ、ヴィクトリア州では感染者の濃厚接触者に14日間の隔離が再び義務付けられました。

ということは、義妹は利用する便にもしも感染者が見つかったら、2週間隔離となるのでして、せっかくのクリスマス休暇は隔離生活となってしまうわけです。

そんなリスクがあると分かったら、帰って来ないと思います。

ところで、

メルボルンでは、冬のような天気が続いていましたが、今週やっとこの時期らしい天気になっています。昨日は初めて最高気温が30度を超えて32度になりました。今日も明日も、3日連続で30度を超える予報です。

12月ですからね、暦の上では夏なんですから、こういう天気が当たり前なんです。

乾燥していますから日本の夏の32度とは比較にならない過ごしやすさなんですが、ずっと寒い日が続いていましたからね、身体がまだ冬モードなわけでして。一昨日まではお布団の上にブランケットを掛けて寝ていたんだし、綿入り防寒コートも朝は使っていました。

そういう冬モードの身体に突然32度というのは、

ちょっときついですよ…

メルボルンではこういう激しい気温変化は珍しいことではありませんけど、暑いのは身体にこたえます。マスクの下には汗が吹き出ますし。

夏らしいお天気になりましたので、庭の水やりも久しぶりにやっています。気温が上がって乾燥すると花壇や植木鉢はたちまち干上がってしまいますから。

今年もアンザックポピーが咲いています。


この赤と黒のポピーは、フランダースポピー(Flanders Poppy)という名前ですが、オーストラリアでは第1次世界大戦の時に戦場のヨーロッパに派遣されて命を落とした兵士達を追悼するシンボルになっていまして、オーストラリア・ニュージーランド軍団(Australia and New Zealand Army Corps)の略であるアンザック(ANZAC)にちなみ、アンザックポピーと呼ばれます。

何年も前ですが、種を植木鉢に蒔いたら少し花が咲きまして、それが年々増えてそこらじゅうで咲くようになったんです。種が粉のように小さくて軽いので、風で吹き飛ばされて広がったのでしょう。

タイルの間からも芽を出して花を咲かせています。


植木鉢に植えている柚子の木は、冬の間に葉っぱが無くなってしまって心配しましたが、春には新しい葉っぱがたくさん出ました。


葉っぱが出たのは良かったのですが、今年はほとんど花を付けなかったんですよ。ほんの少しだけ、数えるほどの小さな花を付けただけです。今年は実がならないかもしれません。

ヨモギは順調に育っています。


ほとんど枯れたような状態で届いたヨモギの苗ですが、少しずつ新しい芽を出しています。これがいつかヨモギ餅を作れるほどに増えるんでしょうかね。増えて欲しいです。

うちの娘が花壇に蒔いた花の種は、雨の多い天気のおかげでよく育ち、春先からずっと次々に花を咲かせて楽しませてくれています。


私は、この花壇の自然な感じが気に入っています。

娘は、植木鉢でイチゴやブルーベリーも育てています。食べられるまで熟したのがあると摘んできてシリアルと混ぜて食べていますけど、イチゴはナメクジとの取り合いです。


娘は、今年球根をたくさん植えました。家の南側の日陰にはアジサイを、日当たりの良いゲートの近くにはヒマワリを植えました。花以外にも、サクランボや桃やクルミなどの木を植え、畑ではサヤエンドウやトマトやキュウリやカボチャやインゲンなどを育てています。サクランボの木の周りにはズッキーニやトウモロコシも植えています。

今年突然園芸に目覚めて、仕事で稼いだお金をたくさん使ったようです。オーガニックの土をオンラインで買ってトラックで配達してもらったりと、結構本気なんです。

「いろいろ植えるのはいいけど、母さんは水やりはしないから当てにするな」と最初に言ってありましたので、一度も水やりを頼んで来ません。

雨の多い天気がずっと続きましたから、娘はラッキーでしたね。

私はもう野菜作りには疲れたんです。もともと暑いのが苦手なので、暑い日の水やりが大変過ぎました。夏は猛暑と乾燥との闘いでしたからね。夏以外の季節は、迷惑行為連発の北隣り家のせいで日が当たらなくなってしまいましたので、何も育てられませんし。

暑く乾燥した夏、毎日毎日、朝晩水やりを頑張りましたが、熱風の吹き荒れる45度超えの日には野菜は枯れるというような経験を繰り返しているうちに、やる気を失ったんです。

さて、今年の夏はこれからですが、お天気はどうなるでしょうか。ラ・ニーニャの影響で雨の多い夏になるという話ですが、そうなると良いですけど。

だって、娘はアパートに住むようになったのですから、雨が降らないと水やりが問題になりますよ。

「お母さんを当てにするな」とは言いましたけど、せっかく植えた木や野菜が枯れるのも悲しいですからね、昨日の夕方は水やりをしておきました。

娘には内緒です。


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