今日は日曜日ですけど、うちの夫は今日も仕事です。
昨日の土曜日も仕事。先週は休み無しでずっと仕事。6月後半は税制年度末のセールで営業時間が延長され、夜の9時まで仕事をして帰ってくるのは10時頃で翌朝早朝出勤というのが続いていましたから、もうクタクタの様子です。
勤めているツールショップは、働けば働くほど賃金を出すし、売上が良ければボーナスを出すし、ハングリーな人にはやりがいのある会社なのでしょう。それに、オーストラリアの会社ですからね、有給休暇や病休制度もちゃんとあって、その点はしっかりしているのでブラック企業とは呼べません。
週休一日というのも雇用の際の選択でしたし。
低い月給で週休二日にするか高い月給で週休一日にするか。うちの夫は高い月給を選んだわけですが、ヴィクトリア州で一番大きいツールショップのマネージャー職となると、就労時間が半端ないのです。
スタッフが病気や家庭の事情で休めば、その分を補わなくてはいけませんし、新型コロナが始まった時に会社トップの命令で大勢のスタッフを解雇したのに客足が途切れることがなかったどころか普段よりも売上が上がったくらいでしたから、つい最近までスタッフ不足が深刻で、うちの夫はオーバーワークしてました。
疲れがたまると警告サインのように口唇ヘルペスが出る夫ですが、この度は口唇どころか鼻にも巨大ヘルペスが発生し、水ぶくれがカサブタになった今は「黒鼻状態」です。
税制年度末のセールが終わり、7月になるとお店は静かになるはずなのに毎日忙しい様子で、一体いつになったら休みが取れるのか。木曜日に休めそうだと言っていますけど。
そんな昨日は、店内で大事故寸前というハプニングがあったそうです。
店内の防犯カメラの映像を見せてくれました。
小さな男の子を連れた男性が商品を見ています。商品選びに夢中の男性は、男の子から目を離しています。男の子は、ツールキャビネットの引き出しを開けました。
ツールキャビネットはスチール製で、浅い引き出しがたくさんついています。空のただの引き出しではなくて各種手道具がセットされているツールキットで、結構高額な商品です。引き出しの数は10以上あったでしょう。男の子はこれを引き出し始めました。
男性の姿は防犯カメラの映像からは消えましたので、男の子から完全に目を離して商品選びに夢中だったことが想像できます。
男の子は上から順にどんどん引き出していきます。複数の引き出しを同時に引き出していました。重心が前に移ってバランスを崩したキャビネットが男の子の上に倒れるのは、容易に想像できることでした。
案の定、キャビネットは倒れ、引き出しは中のツールごと男の子の上に降りかかりました。駆け寄る男性とうちの夫の姿が映っていました。
幸い男の子に怪我はなかったようですが、引き出しが頭に当たりましたから、無事であることを祈ります。
小さい子供は予測できないようなことをしますからね、常に目を離さないようにしなければいけませんよ。
それでも、
もしもあの男の子が怪我をしていたら、あるいは亡くなっていたら、店側の過失ということになるのでしょう。あの重たいキャビネットが倒れるということを想定していなかったのですからね。倒れるわけがないと思っていたものが倒れたのですから、ボルトか鎖で固定する必要があるでしょう。
ただでもクタクタに疲れている夫を更に疲れさせた事件でした。
ツールショップでは、しょっちゅう営業時間中に窃盗があり、夜間にも不法侵入で警報が鳴って夫に連絡が来たりします。我が家から車で1時間近くかかる場所なので、通勤も大変です。
仕事はやりがいがあると言いますが、もう若くはないんですから、過労で心臓発作なんてことにならないように、少なくとも1週間に一日は休めるようにしてもらいたいものです。
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